春の新ドラマは「バディ」ものに注目!大ヒットTRICK、SPECにも驚きの共通点

2015年春の新ドラマがいよいよ始まります!
NHKの朝ドラ『まれ』など、すでに放送開始しているものもありますが、4/6週から4/13週にかけてスタートするものがほとんど。何を観ようか決めていなかった方、まだ間に合います。今のうちに注目作品をチェック!

そんな中、新ドラマ一覧情報を見ながら目を引いたのは、TBS系・木曜21時『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』と、関西テレビ/フジテレビ系・火曜22時『戦う!書店ガール』の2作品。
この2作品に共通しているのは「AKB48出身女優の主演」、そして「バディもの」ということです。

AKB出身女優の主演対決

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(作成者:TBS公式 YouTuboo https://www.youtube.com/watch?v=4-4fiJRLAg4)

『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』で主演を務めるのは、元AKB48・大島優子。連ドラは初主演の彼女ではありますが、子役から役者のキャリアをスタートさせ、最近では関西テレビ系ドラマ『銭の戦争』でヒロインを好演。映画『紙の月』では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞するなど、着実に実力をつけ、評価を受けています。

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(作成者:フジテレビ番組動画 https://www.youtube.com/watch?v=YyFsZLyPxOA)

一方、『戦う!書店ガール』は現役AKB48・渡辺麻友と、実力派人気女優・稲森いずみのW主演作。渡辺麻友はテレビ東京系ドラマ『さばドル』で主演の経験はあるものの、ゴールデンタイムでの主演は初めてです。彼女の演技を見るのは初めてという方も多いのではないでしょうか。

共に「AKB48でのセンター経験」を持つ2人でもありますが、AKB時代は姉妹のように仲良しだったことはファンの中では有名な話。自分たちを「おしりシスターズ」と名乗り、おしりを象ったようなオリジナルポーズ(「ω」)をMステ登場シーンでよく披露していました。

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姉が「おしり子(優子)」妹が「しりり(まゆゆ)」なんだそうです。
大島優子が最後の出馬となった第5回選抜総選挙では、渡辺麻友に対して「自分を越えていって欲しい」というような趣旨のコメントをしており、姉妹のようでありながらも、よきライバルでもあったことがうかがえます。
そんな2人が、同クールでの連ドラ主演を務めるということで、どちらが“一般層からの支持”をより多く獲得できるかというのは、当時の総選挙での対決を彷彿とさせます。
この春、アイドルというイメージから女優へと脱却するのはどちらなのか、その対決に注目です。

名作が生まれる「バディもの」対決

もちろんこの2作、主演キャストだけではなく、その内容にも期待が持てます。なぜなら過去に名作が多くある「バディもの」(コンビをメインに描くもの)なのです!

『ヤメゴク』は堤幸彦ワールドのテッパン「男女バディ」

『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』で大島優子が演じるのは、「足抜けコール」と呼ばれる、ヤクザの世界から一般社会に戻りたい人を手助けするための組織で働く、女刑事。
その名も永光麦秋(ながみつばくしゅう)。すごい名前ですが、過去を背負って生きている役なので、「麦は踏まれて強くなる」ということから、「麦秋」と名づけたそうです。(公式HP 3SHOTインタビューより)

櫻井武晴によるオリジナル脚本、堤幸彦が演出を手掛けるということも大きな話題。櫻井武晴は『ATARU』を手掛け、刑事ものやサスペンスものを得意としている脚本家です。

そして演出の堤幸彦といえば、これまでに『ケイゾク』、『TRICK』、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』といった、人気の「男女の名バディ」を連発してきました。
ヤメゴクはそれらに続く男女バディもの。大島優子とバディを組む三ヶ島翔を演じるのは、映画『龍が如く 劇場版』でハードなアクションを見せた、北村一輝です。刑事ものということもあり、AKB随一の運動神経を誇った大島優子と、どんな迫力あるシーンを見せてくれるのか期待です。

『書店ガール』は水と油の凸凹「女バディ」

『戦う!書店ガール』では、渡辺麻友は書店員の北村亜紀、稲森は副店長の西岡理子をそれぞれ演じます。「本に救われた経験」という共通点を持つ2人ですが、自由奔放で気が強い亜紀と、仕事に打ち込むあまり、婚期を逃してしまった理子は、17歳という歳の差もあり、まさに水と油のように反発し合う関係。そんな対照的な2人が仕方なく一緒に働くうちに、互いを認め合っていくというウーマンライフドラマとなっています。

バディものでは王道の展開ともいえるのですが、実は女性同士のバディものというのは、男性同士のバディに比べて意外と少ないのです。女性の社会進出が進んだ今、女性同士のバディものは、今後増えていくのではないかと予想されます。

ちなみに原作となっている人気小説『書店ガール』(碧野圭著/PHP文芸文庫)は、「仕事をする女の生き方」について、多くの女性から共感を呼びました。
近年は『問題の多いレストラン』など、女性の働き方をテーマに描いたドラマは、放送されてからじわじわと評価を上げていく傾向が見られます。

王道のキラキラアイドル・まゆゆと、大人の気品と女性の儚さ両方を備えた稲森いずみが、どんな「働く女性」を演じ、そして世の女性にエールを送ってくれるのか。いちワーキングウーマンとして期待しています。

共通点はあれども、「ヤクザ」「書店」という、正反対とも言える世界観。果たして「AKB出身主演女優のバディもの対決」はどちらに軍配が上がるのか……。スタート前から決着が着く最終回まで、ドキドキしそうな予感です!

(文:佐藤由紀奈)

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