横浜DeNA石川雄洋 『1打席目出塁=不敗神話』に隠れた意外なデータ

 首位をひた走り、17年ぶりの優勝へ邁進する横浜DeNAベイスターズにおいて、リードオフマン・石川雄洋の“不敗神話”が話題になっている。1打席目に出塁すると、チームが12戦全勝(5月10日現在。記録は以下同)なのだ。首位攻防戦となった10日の巨人戦でも、定位置となった『1番・セカンド』で先発出場すると、初回にレフト前ヒット。2番・関根のバント失敗もあり、DeNAは初回無得点に終わるが、この日も4対2で勝利。石川神話は生きていた。
 どうして、石川が1打席目に出塁するとDeNAは勝てるのだろうか。
 単純に考えれば、初回に1番が出れば、先制点を挙げる可能性が高くなる。実際に得点を取れば、勝利の確率もグッと上がる。
 たしかに、石川は、1打席目に出塁した12試合中6試合で初回にホームを踏んでいる。だが、逆に言えば、6試合は無得点で終わっている。必ずしも石川の出塁が得点に結びついているわけではないのだ。
 それならば、なぜ『石川が1打席目に出塁すると、チームが勝つ』という神話が出来上がっているのだろうか。以下のデータを見て頂きたい。
DeNA石川雄洋グラフ

 石川は1打席目に出塁した試合で、打率4割9分と驚異的な数字を残しているのだ。実に、12試合中8試合でマルチ安打以上を記録。そのうち、4試合は猛打賞だ。
 反対に、1打席目に凡退すると、沈黙する試合が目立ち、一気に打率が下がる。
 つまり、石川は1打席目に出塁すると、乗っていける選手。とはいえ、これはあくまで“ジンクス”だ。他球団は1打席目に打たれた場合、2打席目以降の石川を今以上に警戒したほうが良さそうである。

(文:シエ藤)

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