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テレビでは放映できない? ニコニコ動画がドキュメンタリー番組配信を開始

ソーシャルトレンドニュース編集部

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日本の政治がどこに向かっているのか、不安に思う人も多い現在。もっと知って自分で考えたいと思っても、身近な大手メディアが発信するのはどれも同じような情報……。
そんな知の欲求不満に陥ってムズムズしている人のために、テレビや新聞には出ない衝撃的な映像を見られる新たな企画「ニコニコドキュメンタリー」が始動したのです。

ドキュメンタリーをニコニコが配信

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あの動画サービス「niconico」で、ドキュメンタリーが配信されるというこの取り組み。視聴者の「本当のことを知りたい」という思いに応えるべく、ネットメディアだからこそ放送できる選りすぐりの話題作を扱う新しい企画のようです。確かにラインナップを見てみると、数年前に物議をかました『靖国』といった作品の名前も……。

さらに作品上映後には解説番組の生放送などもあり、ユーザー同士が活発に議論できる場が設けられています。
最近ちょうど知の欲求不満になっていた私は、遂に今回、「ニコニコドキュメンタリー」で7月30日公開予定の『タイズ・ザット・バインド 〜ジャパン・アンド・コリア〜』エピソード1(全2話)の試写会に参加してきました!

歪曲せずに認めることが歴史

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この作品は、従軍慰安婦や竹島、ヘイトスピーチ等の観点から「日韓問題」を取材したオリジナルドキュメンタリーです。「なぜ日韓は確執を続けるのか」という真っ向からのテーマを掲げて作品は始まります。

最初に映ったのは意外にも「耳塚」。そういえば歴史の教科書で習ったな……と久々に思い出す方も多いのではないでしょうか。この「耳塚」(1592年から豊臣秀吉が行った朝鮮出兵(侵略)で、戦利品として持ち帰った朝鮮兵の耳や鼻を埋めた塚)は、近年訪れる韓国人観光客が増えているそう。そこにいた観光客の「歪曲せずに認めることが歴史」というもっともなコメントが流れたあと、秀吉時代の約400年前から現在までの日韓関係が復習できる映像が始まります。

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数多くのドキュメンタリー作品で受賞歴のあるイギリスの制作会社が制作したというだけあって、国際的な第三者の視点から「日韓問題」を描いています。

知ってるつもり、を克服するために……

歴史の復習が終わると、既存メディアでは目にすることが少なかった映像も駆使して、多数の視点から日韓関係が説明されました。新しく発見された昔の映像が見られるというよりも、植民地時代や世界大戦時を今振り返ってのインタビューや、安倍首相・朴大統領下で生まれた新たな動きにスポットライトを当てる、ということを重視した新しい映像でした。

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端島(軍艦島)での過酷な炭鉱強制労働に従事した韓国人男性や、慰安婦にされた戦争当時なんと10歳前後の女性など、韓国人当事者へのインタビューは、日本人がなんとなく知っているつもりになっているけれど、実際ゆっくりと話を聞いたことは少ないものかと思います。

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日韓の現政権に対しては終始批判的な姿勢で語られていました。もちろん、根拠となることを視聴者に見せたあとで、です。誰にでも分かりやすく説明をしてから主張をするという姿勢自体は、日本政府にも韓国政府にも見倣ってほしいものでした。
事実をもとにしっかりとした意見を、まずは自分たちが言えるようになるための勉強のきっかけに、「ニコニコドキュメンタリー」は気軽で新しい手立てにできそうです。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

ニコニコドキュメンタリー『タイズ・ザット・バインド 〜ジャパン・アンド・コリア〜』
【配信日】
7月30日(木)22時~ エピソード1放送
8月7日(金)22時~ エピソード2放送
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