客足減少の劇団がYouTubeで逆転ヒット「劇団スカッシュ」って!?新作も登場

お笑い界でいえば日本エレキテル連合、音楽業界でいえばジャスティン・ビーバーなど、いまやYouTubeを通じて話題になるエンターテイナーが後を絶たない。

その数あるユーチューバー(ユーチューブを活動の拠点としている人のこと)の中で、いま波に乗っている「劇団スカッシュ」とはいったい何者なのか。
劇団スカッシュの主宰であり、『隙間男2』の監督もしている大塚竜也さんに、お話を聞かせてもらえることに!

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もともとは劇団員で結成!

彼らは客足が減少してきた劇団を広めたいという目的から、ユーチューバーとしてインターネット動画のフィールドで活動をするようになった。実際にYouTubeに投稿しているものはドラマや、彼らの旅を記録したバラエティー仕立てのものである。
果たして彼らはなぜ、数いるユーチューバーの中で一目置かれる存在となったのか。

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彼らの映像には2つのこだわりがあった

1つ目は、なんと使用している機材に見受けられた。実際に映画を撮るために使われているCANONのEOS C100という本格的な機材で撮影し、YouTubeに投稿しているのである。YouTubeには、スマートフォンなどの簡易機材で撮影し、投稿されたものがほとんど。
そんな中、劇団スカッシュは他のユーチューバーとは異なり、より高画質で撮影することにこだわっているのであった。

では、なぜそんな高性能な機械を使用しているにもかかわらず、映画業界ではなくYouTubeという世界で活動しているのだろうか。

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YouTubeのほうが自主映画より、多くの人に見てもらえる

彼らの目的は劇団を広めることであるため、それを果たすにはより多くの人の目に留まることが一番である。ワンクリックで見てもらうことのできるYouTubeに比べ、映画、特に自主製作映画に、果たして何人が足を運んで見に来てくれるのだろうか、と考えたときに答えが見えたという。

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さて、結果的にYouTubeに動画を投稿して名を広めることができたのか?

街でファンの方にに2、3回ほど声をかけてもらえるようになった。劇団のチケットも、かつてはなかなか売れ行きが良くなかったが、昨年の年末に行った演劇公演ではチケット500枚が即日完売し、YouTube業界に進出した手ごたえを感じているという。

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2つ目のこだわりは、プロ顔負けの繊細なものだった

さらに、彼らは映画ではなく、YouTubeだからこそ“映(は)える画とはどういうものか”を研究しながら撮影をしている。
たとえば、映画は画面が大きいため、引きの画の中心に男女が海岸線を眺めている様子が映える。

しかし、それをスマートフォンなどの画面の小さいもので見たときのことを考えると、男女が米粒のように小さく、何を映しているのかよくわからなくなってしまう。このように、映画のような作品を作るために、YouTubeに適した画の撮り方に気を付けている。
そんな劇団スカッシュは今後、引きの画でどのようにYouTubeらしさを出していけるのかを考えているという。

また、YouTubeには、はじめの15秒でつかみ、3分で完成するという基本的な型が暗黙の了解のように存在しているが、劇団スカッシュは8分構成にするなど、今までのYouTubeの基本形を破るのが目標である。劇団スカッシュがYouTubeの新たな伝説の先陣を切るといっても過言ではない。

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彼らは、『隙間男2』の撮影・編集を終えたばかり。
カメラが回れば役に入り、カットの声が響き渡ると共に笑いが起こる現場はオンとオフのメリハリがあり、プロ意識が肌で感じられた。すでに投稿されているバラエティー仕立ての動画から見てわかるように、彼らはメンバー全員で合計10キロ体重を増やそうという「え、まじ!?」と言ってしまいそうな企画にも本気で取り組む集団。
そんな彼らが全力で取り組んだ新作、『隙間男2』が完成した。

(文:石川佳奈)

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「隙間男2」(英題:Stalking Vampire 2‘Trailer’ )

日本の妖怪、隙間男がはびこる世界。 噛まれるな! 噛まれたら隙間男になってしまう!
そんな隙間男から人類はなすすべもなく逃げ回っていた。
しかし人類の絶望的なこの状況に、少しも心を動かさない男達がいた。それはOTAKU(オタク)。彼らは今日も、家で大好きなアイドルのDVDを見て踊り狂っていた。
そんなOTAKU(オタク)達を愕然とさせる通知が来る。「助けて!」大好きなアイドルがTwitterで呟いている!  大好きなあの子のピンチに動けなくて、何がOTAKU(オタク)だ!
弱く、臆病で、出不精なOTAKU(オタク)達の大活劇。選択肢を間違えると隙間男に噛まれてしまう!  正しいルートを選び、大好きなアイドルを助けだせ!!

第1話はこちらから

【劇団スカッシュのプロフィール】
大塚竜也、前川健二、大塚祐也、中田大地の4名からなる劇団。公演などの活動に加え、YouTubeにドラマ動画を公開し、卓越したストーリー性と制作クオリティの高さで人気を得る。
「YouTube NextUp 2011」、「YouTube Video Awards Japan 2011」特撮・実写部門大賞を受賞。YouTube Space Tokyoオープニング企画として制作した動画作品群「Stalking Vampire~隙間男~」は、シリーズ累計再生700万回以上の大ヒットを記録、先日公開された最新ドラマ「サラリーマンは踊る(前編・後編)」は瞬く間に計112万回の再生回数を記録した。

オフィシャルYouTubeチャンネルは現在19万人を超える登録者を集め、合計再生数7900万回以上を獲得している。
11月26日(木)からは東京・渋谷区にある笹塚ファクトリーにて舞台「秒速ドリーマー(仮)」の公演も決定(詳しくはこちらから)。

【YouTube】劇団スカッシュ(SQUASHfilms)

【ウェブサイト】劇団スカッシュ

【Twitter】@gekidan_SQUASH

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