映像化には不向きと言われるピース又吉『火花』実写キャストに林遣都らが決定!

第153回芥川賞を受賞した、又吉直樹作『火花』(文藝春秋刊)は、世界最大級のオンラインストリーミングの Netflixにて、全10話の連続ドラマとして実写化されることが決まっている。このたび林遣都、波岡一喜、門脇麦がメインキャストとして出演することがわかった。

各話の監督は、白石和彌をはじめ、久万真路、沖田修一の3名がそれぞれ担当するが、全10話の総監督は『余命1ヶ月の花嫁』や『ストロボ・エッジ』などを手掛けた廣木隆一が務める。

主人公には若手実力派俳優・林遣都を起用

『火花』は現段階で発行部数は239万部に達し、芥川賞受賞作品の中での単行本発行部数は歴代1位。純文学としては異例の大ヒットを記録し、その勢いはいまだ衰えていない。そんな超話題作の映像化ということで、キャストには早い段階から注目が集まっていた。

常に憂鬱な性格の主人公・徳永を演じるのは、林遣都。2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビューし、日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンなど多くの新人賞を受賞した若手実力株だ。
「繊細に見える容姿の中に熱い信念が感じられる俳優で、彼の技量と努力によって芸人がリアルに表現できる」というのが、製作陣からの起用理由だそう。

その徳永が師と慕う天才肌の芸人・神谷を演じるのは、映画『パッチギ!』や『クローズZERO』シリーズなどに出演し、様々な役をこなす波岡一喜。

神谷と同棲し、この作品で“絶対的な美”として描かれている女性・真樹は、門脇麦が演じる。映画『愛の渦』での濡れ場が話題となり、その後NHK連続テレビ小説『まれ』にも出演、ドラマに映画にと出演作が続く新鋭女優だ。

『火花』は映像化には不向き?どのように評価されるか

『火花』という作品について、メインキャストの3人はそれぞれ下記のようなコメントを寄せている。

【林遣都】

hayashi
「シュールなやり取りの中に光る芸術的な表現、一人一人の人間らしさがひしひしと伝わってきて、夢中になり引き込まれました。この本に詰め込まれている又吉さんのお笑い哲学、お笑い愛を必死に読み解きながら、責任を持って徳永を演じさせて頂きたいと思います」

【波岡一喜】

namioka
「俳優としての自分と重なり、心が苦しくなりました。自分を信じて前に進む勇気、そして難しさを再認識しました。僕は自分をここまで信じてあげられてるのだろうかと」

【門脇麦】

kadowaki
「自分の思い出と重なってほろ苦く甘酸っぱい気持ちを久しぶりに鮮明に思い出し、でも読み終えた後、その思い出にあたたかい眼差しを向けている自分がいました。心の片隅にあるいつかは忘れてしまいそうなほど脆い感情が凝縮されている素敵な作品でした」

『火花』は、売れない先輩後輩の芸人2人が、様々な人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索する、若者の苦悩と葛藤を描いた作品。主人公の心の機微を丹念につづっているところが魅力だが、これを映像で表現するというのは、かなり難易度が高いと思われる。

お笑い芸人の受賞、芥川賞受賞作品の中で単行本発行部数歴代1位と、すでに話題性十分の本作の仕上がりに対しては、どのような評価が集まるか。
来年2月頃のクランクアップ後、Netflixにて世界へと配信がスタートする予定。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

『火花』
連続ドラマ企画 1話約40分~50分×全10話
(一度に全話をストリーミング配信開始予定)
Netflix にて2016年春(予定)より世界各国でのストリーミング配信スタート。
■監督:総監督:廣木隆一    監督:白石和彌、沖田修一、久万真路(各話を担当)
■脚本:加藤正人、高橋美幸
■出演:林遣都、波岡一喜、門脇麦、 ほか順次発表
■原作:又吉直樹著「火花」(文藝春秋刊)
■製作:YDクリエイション
■制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

今、あなたにオススメ
PAGE TOP