ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
チェリーについて

蒼井そら出演の香港売春映画が岩井俊二風

22日に開幕した東京国際映画祭。レッドカーペットでは、やはりハリウッド映画や日本映画の出演者が歩いたときにフラッシュが多くたかれる傾向にあるのだが、アジア映画の中で、ひときわ報道陣がフラッシュをたいていた作品があった。
それが「アジアの未来」部門の『レイジー・ヘイジー・クレイジー』だ。

刺激的な香港の女子高生の“性”の描写

日本のAV女優・蒼井そらも出演しているこの作品。女子高生たちの売春をテーマにしている。
岩井俊二風の映画と音楽で始まり、爽やかな青春映画かと思いきや、唐突にキャストたちの裸が映しだされる。売春の様子や「香港は規制とかないの?」と逆に心配になるほどの、タンポンを取り除こうとしながら感じてしまう描写や、陰毛まで映しだされる描写などは刺激的ではある。
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日本にもきっとある青春の風景

だが、あくまでもそこにあるのは少女たちの青春。“どんなエロい自撮りだと男ウケするか”を研究したり、父親の隣でバレないようにスマホで売春のためのメッセージのやり取りをしたりする様子は、きっと日本でもある風景だ。
特に、やり取りされるスマホの音が、当たり前ではあるが、日本のスマホの音と同じであることで、これは海を越えてはいても、同時代の同じアジア地域での話なのだ、と気付かされる。

売春をする側の“イタさ”の描写は若干の不足

アジア圏での売春を描いた映画といえばキム・ギドク監督の『サマリア』や、それこそ岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』などが思い出されるが、それらで描かれている、売春をする側の心の痛みの描写が、後半失速し、全体として若干足りないのは残念なところではある。
しかし、全体で見れば充分に美しく刺激的。1998年の仲間由紀恵と2004年の綾瀬はるかを混ぜたような顔をするヒロインもいい。蒼井そらの脱ぎシーンはないことだけはご注意を。

(文:霜田明寛)
【関連リンク】
チェリーボーイズが行く東京国際映画祭
http://social-trend.jp/cherryboys/

『レイジー・ヘイジー・クレイジー』東京国際映画祭作品ページ
© Sun Entertainment Culture Limited
99分 広東語 カラー | 2015年 香港 | 

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