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柏木由紀のリアクション力と渡辺美優紀のバリアフリー力を学んであなたも人気者!【アイドルに学ぶ対人行動学・後編】

平岡 サヤ

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平岡 サヤ

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6月7日に迫った“選抜総選挙”。ランクインするのは可愛い女の子だけ!というわけではありません。実は対人行動における“自己プロデュース能力”が飛び抜けているメンバーが上位を占めているのです。前篇で紹介した指原莉乃さんの「マーケティング力」・峯岸みなみさんの「インタビュー力」に続き、柏木由紀さんの「リアクション力」・渡辺美優紀さんの「バリアフリー力」を紹介。アイドルたちが厳しい世界で培った“好かれる秘訣”を、その行動から探ってみようと思います。

前回の記事では、指原莉乃さんと峯岸みなみさんについて紹介した「アイドルに学ぶ対人行動学」(リンク)。彼女たちが魅力を発揮する会話の場面での特徴をまとめてみました。
後編で紹介する柏木由紀さん(AKB48兼NMB48)と渡辺美優紀さん(NMB48兼SKE48)の共通点は、振る舞い上手なところ。彼女たちには一般のファンだけでなく、関係者など周囲のスタッフにもファンがいるというエピソードがあります。そんな2人が周りから人気を得ている理由とは? 今回はすぐに実践できそうな工夫を発見しました。
それでは、一人ずつ見ていきましょう!

 

『ずっと話をしていたい!』柏木由紀のリアクション力

前回の記事で紹介した、峯岸さんのような機転の良さや指原さんのようなブレないキャラクターがない私はどうすれば?という方は、柏木由紀さんの会話を見てみると勉強になるかもしれません。彼女の強みは“リアクションが大きいこと”。驚く時はパッと目を大きくしたり、困った時は頭を抱えてみたり、とにかくリアクションが大きい! 自分が話す時もジェスチャーで豊かに表現していて、話の内容に関係なく、心から楽しそうに振舞っています。相手が楽しそうだと気持ちもラクになり、どんどん話をしたくなりますよね。彼女のように、いつもより1.5倍アクションを大きくするだけで、会話の温度はぐっと高くなります
誰かと話をする時、ついつい「面白いことを話そう」と思ってしまいがちですが、聞き上手になることも同様に大切。相手の話にわくわく耳を傾けながら少しだけ大げさに反応を表せば、柏木由紀さんのように会話の潤滑油のような存在になれます。決して話の中心ではないけれど、常に楽しそうに話を聞いてくれる。そんな人はどこでも必要不可欠です。実際に一人だけで多くのイベントに参加するなど、彼女はひっぱりだこの存在となっています。

柏木由紀のリアクション力
・1・5倍のアクションで会話の温度を高める
・面白い話上手よりも、楽しそうな聞き上手

『好きならば好きだと言おう』渡辺美優紀さんのバリアフリー力

みるきーの愛称で人気の渡辺美優紀さん。大阪・難波を拠点に活動するNMB48では山本彩さんと並んでツートップに立っています。そんな彼女は“会話の中で活躍する”というこれまで紹介したタイプではなく、対人関係の中で圧倒的な行動力を発揮しています。それは「壁をなくす」という行動。初対面の人にもニコニコの笑顔で近寄り、積極的に話かけて相手の警戒心を解く。ファンもびっくりするほどの社交性です。
さらに彼女は、好きな人や物に対して「好き」と素直に言ってしまいます。例えば、憧れていた前田敦子さんにグイグイ接して家に遊びに行く仲になったり、ファンだと公言していた「Mステ」司会の弘中綾香アナウンサーの楽屋へ行って直接伝えたり、とにかく好きな人に対するアプローチがわかりやすい。これには人見知りの前田敦子さんもすっかり心を開いていて、スゴイ!の一言です。確かに、自分に対して「好きだ」とまっすぐに伝えてくれる人がいたら嬉しくて仲良くしたくなっちゃいますよね。「好き」をためらいなく表現する渡辺美優紀さんに壊せない壁はないのではないでしょうか。少々躊躇するアピール方法ですが、好きな気持ちを態度にのせるだけでも相手の反応は変わりそうです。

渡辺美優紀の「バリアフリー力」
・ニコニコ笑顔で近寄り、警戒心を解く
・「好き」は素直に伝えてしまう

 

アイドルは“人に愛されるお仕事”です。もちろんアンチと呼ばれる批判の声も存在しますが、それ以上に「好きだ!」というラブコールを毎日両手いっぱいに集めています。そんな彼女たちが築いた「オンリーワンのキャラクター」には、たくさんの愛され要素が詰まっているはず。今回は、違う世界にいる同世代の女の子たちの工夫を学んでみたいという好奇心から、4人の行動を探ってみました。

彼女たちの“好かれる秘訣”は、ステージやイベントで多くの人と接する中で日々磨かれています。そのイベントの一つである握手会で起きた先日の事件。そのことを考えるととても胸が痛くなりますが、それでも努力を続ける彼女たちを応援していきたいと思います。

現在はまもなく行われる選抜総選挙に向け、約300人のメンバーが個々のキャラクターを輝かせている真っ只中です。壇上に上がる彼女たちの言葉や表情を盗んでみる、という楽しみ方もいいですね!

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