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「前髪を変だと感じたことはなかった」声優初挑戦の三戸なつめ独占インタビュー

個性を貫く『パディントン』で三戸なつめが声優初挑戦

全世界3,500万部以上の売り上げを誇る児童小説『パディントン』。初めての実写映画化となる映画『パディントン』では、個性がひとつのテーマとなっていて、人と見た目が違うパディントンが、ロンドンの人々に最初は拒絶されながらも、その個性が受け入れられていく様子があたたかく描かれている。

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そして、今回このパディントンの日本語吹き替え版で声優に初挑戦するのが三戸なつめさん。その個性的な前髪で2015年に瞬く間に認知度を広げ、15年4月にリリースした、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅを手掛ける中田ヤスタカプロデュースによるデビュー曲は『前髪切りすぎた』。どんどんとその個性が受け入れられていっているという点でパディントンに出演するのにはなんともぴったりな組み合わせ。そこで、1月15日(金)の日本公開を控え、三戸なつめさん本人にインタビュー。パディントンに流れる個性についての話や、初めての声優業について聞いた。

前髪を変だと感じたことはなかった

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――三戸さんも、パディントンと同じく、個性的なルックスですよね。パディントンのように周囲に受け入れられないことってあったりしたんでしょうか?
「やっぱり、この髪型をしていると、笑われたり『似合ってない』『変だよ』なんて言われたりすることはあります。でも実は、モデルの活動をして注目されるまでは、『自分の髪型が変だ』って感じたことはなかったんですよ」

――ええっ、そうだったんですか?
「私がかつていた環境では、この前髪をいじられることがあまりなかったんですよね。服飾の学校に通っていたこともあって、周りがみんな個性的なルックスだったんです。ちょっと変な髪色で、変な格好していて……。でも、それぞれが受け入れられていたので、特に自分だけが変だと感じることはなかったんです」

人と違うけど、居心地はいい

――服飾学校時代は特に違和感がなかったのが、仕事を始めてから、生まれていったということなんでしょうか?
「仕事を始めて、色んな人に前髪をいじられるようになりました。それで自分の中で『この前髪って変だったんだ』って気づき始めた時は違和感がありました。でもやっていくうちに、例えばテレビの人たちが面白いって思ってくれて、バラエティー番組に呼んでもらえるようになって『あ、受け入れられているのかな』って感じられるようになりました」

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――じゃあ、今は大丈夫なんですね。
「はい、ファンの子たちが『その前髪が似合うのはなつめちゃんしかいない』って言ってくれたり、私と同じような前髪にしてくれたりするコまでいるんです。だから、今はパディントンと同じで、人と違うことをしてはいるけど、とても居心地がいいですね」

人と違っても、好きなことを貫いて欲しい

――パディントンも三戸さんも、居心地の良さを手に入れられるまで屈しなかったという強さがありますよね。その強さはどこから来るのでしょうか?

「自分の好きなこと、楽しいと思うことを続けてきた、ということですかね。誰かに何かを言われたとしても、自分は好きなことをやっているので、なんとかなるのかもしれません。私も、13年くらい前に前髪を切って、それを貫いてきたら、今こうやって映画やテレビのお仕事ができたし、『前髪切りすぎた』なんて曲も出せるようになりました。やっぱり、自分の好きなことを続けていたらチャンスは巡ってくると思っているんです。だから、人と違うことをするのは怖いかもしれないですけど、挑戦して欲しいなと思います」

中学生女子に聞こえるように声を意識

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――さて、今回の映画では、三戸さんは、パディントンを受け入れる家庭の中学生の女の子、ジュディの吹き替えをされています。声だけ聞いていると、本当に中学生女子に聞こえました。
「ありがとうございます、安心しました(笑)。監督さんから『もうちょっと子供っぽい声で』とか『もっと高い感じで』と指示が出たので、そのあたりを意識して、セリフを言っていました」

反抗期のジュディと三戸なつめの共通点

――ジュディは、男の子を部屋に入れたがらない女の子です。そういう感情って三戸さんにもあったりするんですか?
「男の子を部屋に入れたことは、ほぼないですね。男の子というか、基本的に人をあんまり家に呼びたくないタイプなんです。自分の世界に入ってきて欲しくないと言いますか(笑)」

――他にもジュディは最初、母親との関係性が悪いですよね。三戸さんは思春期の頃のお母さんとの関係性はどんな感じだったんですか?

「ジュディのように『キモい』なんて言ったら、あの頃はすごく怒られたので、なかなか言えなかったんですけど、ちょっと口答えしてみることはありましたね。でも、年と共に仲良くなっていきました。もちろん、昔から一緒に買い物に行ったりもしていたので、いわゆる反抗期という感じではなかったですけどね」
――一緒に買い物に! じゃあ、お母さんは三戸さんの服の趣味には理解があったんですね。
「はい、あるどころか、今も、私が着ない服を勝手に着たりしていますね。感覚が若いんですよね」
――三戸さんの部屋にあるような服を着ているとは確かに若いですね! 服装も一緒で、まさか髪型も……?
「髪型は……お母さんは長いですね(笑)」

パディントンのように、自分をきちんと持ちながらも、相手に合わせてユーモアを発してくれた三戸なつめさん。日常はもちろん、パディントンの世界の中でも居心地が良かったようだ。

(取材・文:霜田明寛 写真:浅野まき)

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【作品概要】
映画史上一番紳士なクマに、ハッピーと笑顔があふれ出す!
イギリス・ロンドン。真っ赤な帽子を被った小さな紳士が、家を探しにはるばるペルーからやってきた。丁寧な言葉づかいで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。それは……彼が“クマ”だから!やっと出会った親切なブラウンさん一家に“パディントン”と名づけられ、屋根裏に泊めてもらうことになる。そうして始まった初めての都会暮らしはドタバタの連続!果たしてパディントンは無事に家を見つけることができるのか―!?そして、そこには、もっと素敵な何かが待っていた……!

日本語吹き替えキャスト:松坂桃李、木村佳乃、古田新太、斉藤由貴、三戸なつめ
出演:ベン・ウィショー(声の出演)、ニコール・キッドマン、ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス ほか
監督:ポール・キング  製作:デヴィッド・ハイマン『ハリー・ポッター』シリーズ  原作:マイケル・ボンド  公式サイト:paddington-movie.jp 
© 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear™, Paddington™ AND PB™ are trademarks of Paddington and Company Limited

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