羽生結弦が映画初出演!豪華キャストを圧倒する「雲の上の存在」として監督がオファー

tonorisoku01

「羽生結弦、映画初出演」

え、ええええええ!?

このニュースを目にし、映画ファンはもちろんのこと、スケートファンの方も大いに驚かれたことではないでしょうか。

そうなんです! このたび、フィギュアスケート選手の羽生結弦さんが、「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」等で知られる中村義洋監督がメガホンをとる最新作『殿、利息でござる!』に映画初出演することがわかったのです。

しかも何役かって、「殿」! 
映画タイトルにもなっている「殿」こと、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役なんです!! 出演シーンは少ないようですが、重要な役柄であることは間違いありません。

仙台の実話を基にした、宿場救済計画

今から250年前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。
『殿、利息でござる!』は、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちの物語。
実在した穀田屋十三郎ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て奔走する姿を描きます。

阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡……豪華キャスト揃いぶみ

造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)を演じるのは、阿部サダヲ。
町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)に瑛太。
そして十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)には妻夫木聡。
その他にも松田龍平や、本作が時代劇初出演となる竹内結子など、才能あふれる多種多彩な豪華キャストの競演が話題となっています。

豪華キャストの中で、なぜ重要人物役が羽生結弦?

しかしそんな名だたる役者陣の中で、なぜ映画出演経験のない羽生さんに“殿”という重要な役のオファーが届いたのでしょう?

というのも、監督のアイディアが発端となっており、「豪華キャスト揃い故に、彼らを圧倒する存在は、もはや役者ではないのでは」という理由からだそう。

以下は中村監督のコメントより抜粋した文。
「ついつい豪華キャストにしてしまったため、彼らが“殿様=雲の上の人”と仰ぐ俳優さん、というのがなかなか見つからなくなってしまいました。
そんな時に出たのが羽生さんの御名前。これはもう、問答無用の雲の上の人で、かつ、この映画の舞台となる宮城県の御出身ですから、どこかで伊達の殿様との縁やゆかりがあったとしても不思議じゃありません」

なるほど、納得の起用理由です……!

羽生結弦がまとう“圧倒的和”のオーラ

羽生選手といえば、2014年にソチオリンピックで男子シングル金メダルを獲得して以降も己の進化を止めず、今シーズンはショートプログラム、フリープログラムともに世界歴代最高点を更新。
海外のフィギュアスケート実況者は彼の圧倒的な実力について「ハニュー惑星のたった一人の住人」なんて表現をしているほどです(※彼以外到達できないであろう次元だ、という海外らしいジョークを交えた例え)。
特に今季のフリープログラムで演じている『SEIMEI』は、「“和”のプログラムを表現できるのは自分しかいないと思っている」と発言し、自ら選んだハマリプロ。演技中はまさしく安倍晴明というべき演技力……というか、
もはや「憑依力」。
(ファンの間では「神降ろし」なんて呼ばれています)

hanyuu03

そんな“圧倒的和のオーラをまとう”羽生さんが本作の撮影に参加したのは昨年の夏頃とのこと。まさに『SEIMEI』を練習やショーで磨き上げていた頃であり、今の“異次元”とも呼べるプログラムの完成度は、映画の撮影で培った演技力の影響もあるのかも……?

『殿、利息でござる!』は2016年5月14日公開予定。
この時期はフィギュアスケートオフシーズンということもあり、羽生さんの『SEIMEI』プロが恋しくなるファンも増えるのではないでしょうか(というか、たぶん筆者はなっています)。
そんな時は、羽生さんの“圧倒的和のオーラ”を感じるためにも劇場に行くべき、かも……!?

(文:佐藤由紀奈)

■作品情報
「殿、利息でござる!」
©2016「殿、利息でござる!」製作委員会 
5月14日(土)全国ロードショー

出演:阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 他      
監督:中村義洋
脚本:中村義洋 鈴木謙一
原作:磯田道史『無私の日本人』所収
    「穀田屋十三郎」(文春文庫刊) 
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
配給:松竹   

今、あなたにオススメ
PAGE TOP