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SNS上で顔審査あり!?現役被写体モデルが「撮影会」の裏話を大暴露

田中 七海

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田中 七海

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「撮影会」……被写体モデルとカメラマンたち(ここでいうカメラマンとは、プロのカメラマンではなく、休日のみカメラを握るおじさんたちのこと)をつなぐ場。カメラマンたちは指定された金額を撮影会の運営側に支払い、その撮影会に登録しているモデルの中から撮りたいモデルを選び、撮影するというもの。

今まで「被写体モデル」(素人でもなれる簡単モデル)「悪徳カメラマン」(被写体モデル達を言葉巧みにホテルに連れ込むカメラマンたち)について迫ってきた筆者ですが、実はこの「撮影会」に関しては未知の領域。完全にノータッチでした。

なので、一口に「繋げる場」と言っても、その料金は? システムは? 安全性は? 等、疑問は膨らむばかり。正直「なんか脱がされそう」という非常に失礼でざっくりとした雑なイメージしか湧いてきません……。
ということで今回はこの「撮影会」について、実際に所属している被写体モデルさんにお話を聞きながらその実態に迫りたいと思います!

下手くそなカメラマンばかりで正直ウンザリ……。割の良いバイトだと思って割り切っています。

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(被写体モデル歴2年・22歳癒やし系女性 O撮影会所属)

――まず、なぜ「撮影会」に登録しようと思ったんですか?

「私は2年ほど被写体モデルとして活動してきたんですが、個人でやっているとカメラマンによって撮影代をくれなかったり、交通費も出してくれなかったりした時もあって、正直金銭面の負担が大きかったんです。しかも下手くそなカメラマンほどケチだったりするんですよね! それで、撮影会に登録した方がお金ももらえるしいいなと思い、登録しました」

――確かに……。遠方での撮影で交通費が実費だと厳しいですね……。
でも、撮影会ってそんな簡単に入れるものなんですか?

「撮影会に登録するには面接があるんですけど、普通のバイトと違って特に何かを聞かれたりはしなかったです。撮影会の説明を受けて、『こんな感じの撮影会ですけど大丈夫ですか?』って聞かれて『大丈夫です』と答える、みたいな感じです。面接というよりかは説明会って感じでした。こちらが承諾したらもう登録されたことになるので、特に審査とかはなかったですね

――え? そんなに簡単なんですか? てっきり顔審査とかがあるのかと思ってました……。

「これは噂なんですけど、運営側がSNS上でモデルの写真を見て、選んでるらしいです。なので、面接に呼ばれた時点でもう合格は決まっていて、あとは説明と手続きを済ますだけらしいっていう話は聞きました。実際、私は2つの撮影会に登録しているんですけど、1つは自分で応募して面接に呼ばれましたが、もう1つは運営側から『登録しませんか?』って声がかかりました。個人でやっていた時の写真をSNSに載せていたのでそれを見られたんだと思います」

――SNS上での顔審査! なんとまあ残酷な……!!
と、いうことは、その基準をクリアした美女たちが集まっているってわけですよね。カメラマン的にはウハウハですね(笑)。でも、そもそも撮影会って安全なんですか? なにか変な要求をされたりしないんですか?

「基本的には野外での撮影なんですけど、事前に『密室には入らない』『きちんと休憩をとる』みたいな決まりをカメラマン側に確認してもらうので、変な要求をされたりそれこそ連れ込まれたりはしないです。ただ、撮影会は『一部1時間』のような時間制をとっているんですけど、人によって何時間も通しで予約してくれる人がいて。その分お金が入るので嬉しいんですけど、そうなるとずっと外を歩かなくちゃいけないのでかなり疲れます。

でも相手はお金を払ってくれているのでワガママも言えないし、今後も予約してもらいたいので媚を売らないといけなくて、そういう面が嫌ですね。あとは、たまにイベントとして屋内での撮影会もあるんですけど、そこで嫌なカメラマンがいて、私を隣に座らせてずっと手を握ってきて、その時はさすがに怖かったです」

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――やっぱりいるんですね。そういう「悪徳カメラマン」……。
それに予約をとってもらうために媚を売る……。もはや営業ですね(笑)。

「営業です(笑)。しかも、全員が全員とは言いませんが、正直撮影会に来るカメラマンって下手くそな人が多いんですよ。下手な写真って、世界観がなかったり、ただの記念写真みたいなものだったり。撮ってもらった写真はもらえるので、一応SNSに載せますけど、下手くそな写真は報告程度であまり載せないようにしています。個人で活動していた時には、カメラマンが載せている写真を見て、良いなと思った人にお願いしていたので綺麗な写真がもらえたんですけど、撮影会では主導権はカメラマンにあるので……。下手くそでも我慢しなきゃいけないし、あんまり要求も出来ないので、「割の良いバイト」だと思って割り切っています

――せっかくの撮影なのになんだか一方通行な感じがしてちょっともったいない気がしますね。でも、所属し続けているということは何かしらいいこともあるんじゃないんですか?

「お金の面では1時間で3000円とかもらえるので割は良いと思います。私の所属する撮影会は交通費も出るのでさらに良いです。基本的にもらえるお金は運営側が4割、モデルが6割です。撮影会によって割合は違うみたいですけど、5対5のところもあるし、交通費が出ないところもあるみたいです。あとは、たまにプレゼントをもらえたりするのでそこが良いですね(笑)。面倒臭いところもあるけど、写真を撮ってもらえてさらにお金ももらえるので良いシステムだと思います♪」

どうやら私が思っていた以上に「撮影会」は怪しいものではなかったようです。
それに写真を撮ってもらえてさらにお金までもらえちゃうなんて……羨ましいとすら思ってしまいました……!
でも、顔審査があったり悪徳カメラマンの出現情報があったりと、やっぱりちょっと怖い気もするかも……。

これはさらに深く調査をする必要があると思うので、私も撮影会に登録して潜入調査を……って、そうだ! 顔審査があるんだった! ……盛れている写真……あったかな……。

(文:田中七海)

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