木村拓哉ドラマ『HERO』初回視聴率26.5%は“前作の恩恵” 正直な数字は2話に表れる

SMAP木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系)が初回視聴率26.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ。以下同)を記録。今年のドラマ最高視聴率となり、好発進した。01年の第1期作は最高視聴率36.8%、全話平均34.3%と驚異的な数字を叩き出しただけに、今作も大ヒットが望まれている。

ただし、1話だけで喜ぶのはまだ早い。

ドラマにおいて、大事なのは2話である。

昨年大ヒットした『半沢直樹』(TBS系)は初回19.4%から2回目21.8%に、『Doctor-X』(テレビ朝日系)も22.8%から23.1%と上昇させている。

だが、最近では異例中の異例。通常、第2話になると数字は落ちる傾向にある。3年前に話題を呼んだ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)でさえ、2話はわずかながらも下降している。

4月〜6月期のドラマで、1話より2話の数字が高かったのは、『ファースト・クラス』(フジテレビ系)と『TEAM』(テレビ朝日系)くらい。この2つは、1話がさほど高くなかったため、上昇したと言える。

初回の視聴率は“期待率”と言い換えることもでき、視聴者は「第1話はとりあえず観よう」と考える。まして、『HERO』という大ヒット作の“期待率”は高くなって当然だから、ある意味、26.5%は妥当な数字とも言える。

『HERO』のように、昨今のフジテレビはヒットドラマをリバイバルさせる傾向にある。昨年、10年ぶりに復活した『ショムニ』は初回18.3%と好スタートを切った。この数字は、同クールの『半沢直樹』の初回19.4%とさして変わりなかったほどだ。だが、2話で13.8%と下落すると、3話では9.9%と1ケタに。最終回は7.8%まで下がってしまった。

このように、ヒットドラマ続編の場合、1話の数字は“前作の恩恵”、2話の数字は“1話の正直な感想”と考えられる。

“期待率”で見た視聴者が内容を芳しくないと思った場合、次週の数字はガクンと下がる。一方で、面白いと思えば、噂も広まり、さらなるアップも期待できる。

仮に『HERO』が2話で26.6%以上を弾き出せば、今回も大ヒットとなることはほぼ間違いない。

とはいえ、上記のように視聴率で2話が1話を上回るのは至難の業。どれくらいの下げ幅に留められるかが問題になる。22%前後を保てれば、今後への期待が膨らむ。

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