ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
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無職説明会、無い内定式、はたらきたくない展……「内定ゼロでも楽しく」価値観広まる

10月1日は、各企業が内定式を実施。多くの学生が、社会に出る準備を固める日である。一方で、8月末時点での14年度卒業の大学生の内々定率は64.7%と、以前よりも上昇の傾向はあるものの、いまだ、およそ3人に1人は、内定がないという状況。(マイナビ調査より)
そんな、正規雇用を約束されていない学生も多くいる時代の中、彼らが、群れて行動を起こしていく動きが続々と起きている。

先陣をきったのが、今年5月にトークライブハウス、阿佐ヶ谷ロフトAで開催された『無職説明会』。「企業説明会はたくさんあるが、無職になるための説明会 はない!」という発想から始まったこの説明会には、20代・30代の無職経験者5人が集結。元俳優で、現在はハイパーメディアフリーターの肩書で多くの活 動をする黒田勇樹さんや、自らの写真をネット上で提供する大川竜弥さん、無職時代に就職活動本を2冊出版し、多くの大学生に支持を受けている霜田明寛さん らが、「内定なんてなくても、楽しく生きていける」と熱弁した。その盛り上がりは日経新聞にも取り上げられるほどに。好評につき年内には第2回の開催が予 定されているという。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO54808500Z00C13A5000000/

また、内定式当日の10月1日には、早稲田大学の学生たちが中心となり、『無い内定者懇談会~あつまれ!みらいの無職たち~』を開催。「傷を舐め合お う!」をスローガンに多くの学生が集った。予想を上回る学生が集まり、11月2日(土)には早稲田大学の文化祭にてイベントを実施することも決定した。

さらに、10月11日(金)より、下北沢初のアートフェス『下北沢美術館2013』にて『はたらきたくない展』が開催。主催するのは、『劇団ほぼ無職』と いう名の劇団。何をしているのか聞かれたとき、“「無職です」というより「劇団員です」って言うほうがほんの少しマシだ”という志のもと、無職の人たちが 集まって結成した劇団だという。
http://www.shimokitazawaart.com/2013

これらのイベントは、少し前であれば、単なる弱者の開き直りだと切り捨てられていた類のもの。しかし、『無職説明会』のイベント会場には、意外にも会社員 の姿が目立った。現状の働き方に疑問を感じる彼らは、主催者の無職経験者たちが明るく語る人生の話に、働き方の多様性を感じ、思考を深めたようだった。
全員が希望の就職先につけるわけではない中、それを一旦受け入れた上で、どう楽しく生きていくのかを考えることは、とても大事なことのはず。内定式の夜 に、考えることを忘れ、路上で飲み狂っていた若者よりも、未来の日本を作っていくのは、自分の人生を真剣に考えぬいた、彼らの方かもしれない。(チェリー編集部)

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