キムタク『HERO』7話の視聴率20%前後予想理由に『あすなろ三三七拍子』

キムタク『HERO』7話の視聴率20%前後予想理由に『あすなろ三三七拍子』

SMAP木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系、毎週月曜21時〜)の6話(8月18日放送)の視聴率は20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)でした。

5話の21%に続いて、初となる2週連続での20%超え。
これには、いくつかの要因が重なっています。その分析をしつつ、今夜(8月25日)の『HERO』7話の視聴率予想をしましょう。

1.生きていた「第3話≒平均視聴率」の法則
まず、以前指摘した「第3話≒平均視聴率」の法則です。
『半沢直樹』や『家政婦のミタ』など回を追うごとに視聴率を上げていった連続ドラマを除けば、たいていのドラマは第3話視聴率と全話平均視聴率がほぼ同じになる傾向があります。『HERO』の3話の視聴率は20.5%でした。
となると、全話平均視聴率は、おおよそ19.5%〜21.5%の間に収まると考えられます。
11回前後の連続ドラマにおいて、中盤の5話、6話は、そのバランスを取る時期。
21%、20.1%は妥当な数字と言えるでしょう。そして、7話の視聴率も20.5%前後になると思われます。

2.『あすなろ三三七拍子』が実証した連ドラの視聴率安定性
次に、当たり前のようですが、連続ドラマが中盤に差し掛かると、視聴率が急激に上がったり、恐ろしいほど下がったりすることはまずありません。
今期、視聴率不振に苦しんでいる『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ系、毎週火曜21時〜)を例に考えてみましょう。

初回7.7%と一ケタを記録した後も、数字を落とし、復調の気配が見えていません。
8月12日、『あすなろ三三七拍子』の低迷を如実に示す出来事がありました。
フジテレビは18時30分から20時54分まで放送の『最新解析!日航機墜落32分間の闘い』が13.5%を獲得。常に高視聴率の『NHKニュース7』(19時〜19時30分)の12.5%を退け、同時間帯トップに躍り出ました。
通常、前番組が高ければ、後番組の視聴率は自然とアップします。たとえば、『笑っていいとも!』の最終回(3月31日・月曜)は16.3%で、後番組の『ごきげんよう』は8.5%を記録。
その1ヶ月前、2月28日(金曜)は『いいとも』6.3%、『ごきげんよう』5.0%ですから、如何に前番組の視聴率に釣られるかがわかります。
実際、『いいとも』が終了し、新番組『バイキング』が視聴率不振に苦しむと、『ごきげんよう』にも影響が及びました。8月12日の視聴率を見ると、『バイキング』3.8%、『ごきげんよう』3.9%に終わっています。『いいとも』最終回直後の8.5%と比べると、半減以下になっています。
このような出来事から、『視聴率は前番組の数字に大きく影響される』という法則が導き出されます。

しかし、13.5%の後番組にもかかわらず、『あすなろ三三七拍子』は、わずか5.5%に留まりました。バラエティ番組やニュース番組などと異なり、中盤を迎えた連続ドラマに、この法則は当てはまらないのです。これは、『あすなろ三三七拍子』に限ったことではありません。
裏を返せば、『HERO』のような高視聴率ドラマの数字が大幅に下がることも考えにくいとも言えます。

3.日テレ“見せかけの特番”では『HERO』に太刀打ちできない
もう一つは、2週連続で指摘した裏番組との関連性です。週間視聴率ランキングを見れば、一目瞭然のように、日本テレビは絶好調です。その日テレは『HERO』の裏番組に特番を4週連続でぶつけてきました。その効果もあり、『HERO』4話は18.7%に落ち込みます。しかし、翌週日テレが通常放送に戻すと、『HERO』5話は21.0%に回復。
『HERO』6話の裏に、日テレは『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話 合体スペシャル』を持ってきました。しかし、これはスペシャルの体に変えただけで、実際は通常番組と変わりありませんでした。そのため、『HERO』6話は20.1%と20%台をキープできたのです。

視聴率を考える際の肝となる、本日『HERO』7話の裏番組に、日テレは何を持ってくるのでしょうか。
今夜は、『人生が変わる1分間の深イイ話×月曜から夜ふかし 合体SP』です。これも、先週と同じく“スペシャルの体を装った通常番組”です。そのため、『HERO』に対抗するほどのコンテンツとは言えません。

少し注意すべきは、テレビ東京の『世界ナゼそこに?日本人SP「秘境で暮らすワケあり日本人妻」』です。20時から21時54分のスペシャル放送で、『HERO』と被ります。
6月23日(月曜)の2時間スペシャル(21時〜22時54分)では、11.2%で同時間帯1位タイを獲得。この日は、22時から放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)も11.2%でした。
とはいえ、『HERO』のライバルと言えるほどの数字は稼がないと思われます。

このような3つの理由から、今夜(8月25日)の『HERO』第7話の視聴率は前週20.1%とさほど変わらず、前後1%の範囲(19.1%〜21.1%)に留まるでしょう。20%台を保ち、微増する可能性も高いと思います。

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