現代人の自己顕示欲の現れ?スラング「Flex」の正しい使い方  

その時代の流行や、ライフスタイルを表す俗語である、英語のスラング。
日本で言う、流行語とも似ているかもしれません。

最近では、「Chill Out」という「ゆっくりする、くつろぐ」という意味のスラングが日本でも浸透しており、「チルしてくる」などの言葉が若者を中心に飛び交うようになりました。

そんな、流行ワード「チル」に続く!?
次の流行の予感がする、まだ日本では有名になっていない先取りスラングをご紹介します!

「Flex」 一度耳にしたことがあるかも?

今回ご紹介するスラングは「Flex」(フレックス)。
日本でもある程度自由な時間に出退勤できる勤務形態を「フレックス制」と言ったりしますが、このように、ビジネス用語としては、「融通のきく、柔軟な」という意味で使われています。
ですがスラングとして、また別の使われ方があるんです。

アメリカ南部が発祥とされているのが、「見せびらかす、格好つける、自慢する」という意味で使用するスラングの「Flex」。
「今日は高い服でFlex(=キメてきた)だから、見てくれよ」なんて時に、使ったりします。

こんな時に使いたい「Flex」

では、私たち日本人は普段どんなシーンで「Flex」を使えるのでしょうか?

シーン[1]:友達が惚気写真をInstagramにアップしているのを見た時

「ねえねえ。○○の彼氏との写真見た?めっちゃFlexだよね?」
このように、自慢している友達を揶揄する時に使えます。

シーン[2]:高めのカバンを買って、Instagramにアップするとき

「Flexin」
とただ一言、写真のキャプションに添えると格好良いかもしれません。
ちなみに「Flexin」は「Flex」の進化系。
「めっちゃ自慢!」という表現として使えます。

シーン[3]:テストで満点を取ったとき

「勉強頑張ったら、テスト満点だったよ!俺、Flexinじゃない?」
頑張った自分凄くない?という意味でも使えます。

このように、皆さんも「Flex」を使いこなしてみてはいかがでしょうか?

ところで、スラングが多用されるものといえば、ラップ。
流行語をいち早く歌詞に取り入れたり、流行のキッカケを生んだりすることも多いんです。

色々なラップの楽曲を調べてみると、以前から様々なラッパーが「Flex」を使っていたことが明らかに。

20年以上前の楽曲に

1994年に発表された、20年以上前の「Ice Cube」というラッパーの、『Down For Whatever』という楽曲でもこの言葉が使われた、こんなフレーズがあります。
 

“But I won’t flex / ‘Til it’s time to have sex”

「だけど、俺は頑張らないぜ、君がヤらせてくれるまでは」
と、恋愛においてあくまで自分が動くのではなく、楽しんでいるだけさ、という余裕で強気な姿勢を「Flex」で表現しています。

若手最注目アーティストも

また、最近では2014年に若手最注目の2人組ラッパー『Rae Sremmurd』が発表し、大ヒットした楽曲『No Flex Zone』があります。
タイトルやサビに「Flex」が使われ、世界中のヒップホップリスナーたちが「No Flex Zone」と大合唱する場面も見られました。
 

“No Flex Zone”

こちらは「格好つけなくて良い場所、自分らしくいられる場所」という意味。
ミュージックビデオを見ると分かる通り、「No Flex Zone」=「気の知れた仲間と過ごす地元」というニュアンスで日常についてラップしています。

このように、様々なラッパーによって使われたことで、「Flex」は若者などの間ではすでにポピュラーとなりつつあります。

昨年の夏を代表するヒットチューン

 

 
この流行の波は、ラッパーだけでなく女性アーティストにも派生。
昨年、日本でも大ヒットしたガールズグループ「Fifth Harmony」の夏チューン、『All In My Head (Flex)』という曲でも、歌詞の重要な部分で繰り返し「Flex」と歌われています。

“Flex, time to impress / Come and climb in my bed / Don’t be shy, do your thing”

ここでは、自分の気になる男性に向けて「もっと、自分をさらけ出して、強気で来て!」という女の子の気持ちを表現しています。
日本でも、あちこちで流れていたので、この曲を耳にしたことのある人も多いはず。

インスタでも「Flex」しまくり!?

「Flex」のそもそもの意味は、「関節や筋肉を曲げる」を指しており、筋肉隆々の厳つい男性たちが、鍛えられた筋肉を見せびらかすことから、現在のような「格好つける」といった意味合いに派生したと言われています。
その名残か、Instagramで「#Flex」を検索してみると、沢山のワークアウトに励んでいるマッスルたちの写真が……!!

近年、アメリカでは男性女性関わらずポピュラーになっているワークアウト(筋トレ)。

トレーニング直後の鍛えられた体を見せびらかしたいという人も多いようで、2017年9月現在970万件を超える写真が投稿されています。
彼らのような筋トレフリークの方々は、早速「#Flex」で写真投稿してみてはいかがでしょうか?

日本でも流行の予感!?あなたも使ってみよう

ラッパーや人気シンガーなどによって、欧米で男女や年齢を問わず浸透している「Flex」というスラング。
自慢したいときや、格好つけたいときにSNSなどで使えるキラーワードとして、これから日本でもじわじわ広まっていくかもしれません。

そんな流行を先取りするべく、今から「Flex」を使いこなしちゃいましょう!

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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