巨人戦中継の視聴率低下とフジ人気女子アナの関係【女子アナ評論1】

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アナウンサーにとって、帯番組担当は“局の顔”になることを意味します。フジテレビであれば、『めざましテレビ』の生野陽子アナ(10月から夕方帯『スーパーニュース』へ異動)、加藤綾子アナ、日本テレビであれば、『ZIP!』の桝太一アナ。彼らは名実ともに、局の看板アナウンサーです。帯番組を任されることは、それだけ期待されている証であり、毎日画面に姿を現すわけですから、人気もおのずとついてきます。
フジテレビの場合、『めざましテレビ』と『すぽると!』のメインキャスターは、一種のステータスと言えました。実際、『めざましテレビ』の歴代主要キャスターには、前述の2人に加え、高島彩アナ、小島奈津子アナ、八木亜希子アナというフジの時代を飾った女子アナが揃っています。『すぽると!』も内田恭子アナ、平井理央アナ、前身の『プロ野球ニュース』では中井美穂アナ、西山喜久恵アナ、木佐彩子アナという超人気女子アナを生んできました。

しかし、状況は変化しつつあります。
12年10月、新人の宮澤智アナが平井アナに代わり、『すぽると!』のキャスターに抜擢されました。これまでの女子アナと同様、大ブレイクの予感がありました。それなのに、2年経っても、人気アナウンサーランキングの上位に現れることなく、思ったほど話題にもなりません。宮澤智アナは、ビジュアル的にも能力的にも高く、過去のキャスターと何ら遜色ありません。
いったい、なぜ宮澤智アナは思ったほどのブレイクに至っていないのでしょうか。

これは、巨人戦中継の激減と大きな関係があります。
9年前まで、毎試合放送されていた巨人戦のナイター中継は、いまや年に数えるほどになってしまいました。かつては視聴率20%越えが当たり前でしたが、今ではほとんど1ケタに終わります。

15年ほど前まで、日本の多くのサラリーマンは巨人戦中継を楽しみにしていました(アンチも含め)。職場でも、「長嶋が」「松井が」「清原が」などと巨人の話題が飛び交い、巨人の知識はある意味、必要不可欠なものでした。だが、現代において「阿部が」「坂本が」「菅野が」などと言っても、巨人の選手と認識していない人も珍しくありません。
それほど、日本人にとって、巨人の存在は薄いものになりつつあります。

これは、スポーツニュースの視聴率にも大きな影響を与えているのです。
「巨人に興味はないけど、会社で話を合わせないといけないから、スポーツニュースくらいチェックしとくか」という層が圧倒的に減ったのです。現在、『すぽると!』の視聴率は3〜4%台です。かつて、夜のスポーツニュースの数字はもっと高かったのです。その差が、人気の差になって、跳ね返ってきているわけです。
しかも、帯番組を務めると、他番組には出演しづらくなります。実際、宮澤アナの他番組出演は日曜朝の『チャギントン』くらいです。これでは、さらなる人気上昇は難しくなります。

人気アナへの階段を上るには、高視聴率番組のレギュラーになるか、あらゆる時間帯や曜日への出演が欠かせません。現在、人気女子アナNo.1との呼び声も高い水卜麻美アナは、毎日のように、あらゆる時間帯に顔を出しています。
人間の視聴パターンは、あまり変わるものではありません。夜12時に寝る人にとっては、宮澤智アナの存在自体を知りようがないのです。
かつて、人気女子アナへの王道だった『すぽると!』のキャスター就任。
今では、巨人人気の衰退とともに、王道とは言えなくなりつつあります。

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