【2017年ブラックフライデー事情】「買い物をした」は2割…流行までの2つの壁

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アメリカでは大騒ぎだという、「ブラックフライデー」
日本でも流行らせようという小売業界の思惑を感じますが……正直なところ、どれほど浸透するでしょうか?

ソーシャルトレンドニュースでは、2017年のブラックフライデー事情についてアンケートを実施。
「ブラックフライデーは日本で流行るのか」というテーマについて考えてみました。

アメリカで最も消費が動く一大イベント

アメリカのブラックフライデー

ブラックフライデーとは、アメリカで1年のうち最も消費が動くともいわれる、一大セールイベントのこと。
アメリカ人にとって大切な祝日である感謝祭の翌日、11月の第4金曜日に実施され、感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セールでもあります。

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日本のブラックフライデー

日本の小売店で大々的に展開されるようになったのは、おそらく昨年イオンが実施したセールが初めて。
クリスマスやハロウィンなどに比べると、まだまだ馴染みが薄い言葉です。
とはいえ、今年は少しずつ世の中に認知されつつあるのかな?という雰囲気も。

特にそう感じたのは、近所にあるユニクロのレジに、ものすごい行列ができていたのを見た瞬間です。
「ブラックフライデー」という名前ではありませんでしたが、「誕生感謝際」という形で、11月末に大規模なセールが開催されていました。

「この機会にヒートテックを大量に買い込んだ」という知人も実際にいたので、思ったよりもブラックフライデーって浸透しているのかもしれません。

“ブラックフライデー”は流行るか?意識調査

アンケートの結果、「今年、“ブラックフライデー”に関するニュースや話題を見聞きした」という人は、62.3%
その意味を知っているという人は51.8%となりました。

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もっと知られていないのかなと予想していたので、意外にも認知されているんだなという印象。

一方で、「今年、“ブラックフライデーだから”という理由で買い物をした」という人は、21.1%にとどまっています。

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「“ブラックフライデー”は今後、日本で浸透していくと思いますか?」という質問では、「していくと思う」「少しはしていくと思う」と答えた人は、合計で33.4%。なかなか厳しい数値です。

とはいえ、セールを実施してくれること自体は消費者にとっては嬉しいニュースのはず。
無理に「ブラックフライデー」というアメリカ由来のイベントに乗っからずとも、日本ならではのお祭り事として話題化できないものだろうか?などと、ハロウィンやイースターをはじめとする輸入イベントにやや食傷気味な筆者は思ってしまいます。

”ブラックフライデー”流行までに見える2つの壁

今後、ブラックフライデーが日本で浸透するために、壁となりそうな理由が2つ考えられます。

“ブラック”という言葉のイメージ

もともとの“ブラックフライデー”の語源は、人々が店頭に殺到し、道路なども非常に混雑するため、その密集した様子を“真っ黒”と描写して生まれたところからきているようです。

しかし昨今の日本では“ブラック企業”なんて言葉が頻繁に使われるようになったせいもあるでしょうか。
“ブラック”というワードからは、ややネガティブな印象が拭いきれません。

今回実施した調査でも、「初めて“ブラックフライデー”と聞いた時のイメージ」を聞いてみたところ、「ダーク、暗い」が28.9%で1位となっています。

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2位は「悪い、よくない」「クール、かっこいい」という2つの項目が同率なので(28.1%)、一概にはいえないものの、“ブラックフライデー”という言葉には、ある程度マイナスな印象を持つ人が多いと考えられます。

“○○フライデー”ありすぎ問題

2017年のブラックフライデーは、月最終の金曜日ということで、プレミアムフライデーとかぶっていました。

プレミアムフライデー自体もまだ始まったばかりなのに、「また○○フライデーか……」と、消費者はある意味うんざりしているのではないでしょうか。
「金曜日を楽しもう!」というメッセージが、時にプレッシャーに感じる人も間違いなくいるでしょう。
(これを「フライデーハラスメント」と呼びたい)

今回の調査で、「プレミアムフライデーを1回でも実施したことがありますか?」という質問も行いましたが、「実施したことがある」と回答したのは19.3%と、わずかでした。

また、「いろいろな“○○フライデー”が登場していて、混乱したり、印象が薄くなったりすると思う」という意見が53.5%と、実に半数を超えています。

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2018年には定着するか、注目

これらの結果から、日本でブラックフライデーのようなイベントを流行らせるのであれば、「ブラックフライデー」というワードは難易度が高い、といえるかもしれません。

果たして2018年のブラックフライデーはどうなるのか?
いっそ日本流に改名してしまってもいいのでは?なんて無責任な発言をしつつ、来年までまだまだ先の話ではありますが、楽しみに観察したいと思います。

[調査概要]
・ソーシャルトレンドニュース調べ
・調査時期:2017年11月30日~12月1日
・調査対象:20~40歳 男女 114名(年代性別均等割付)
・調査方法:インターネット調査

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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