SNSの利用傾向にみる、ミレニアル世代の心をつかむ2つの要素とは?

春ですね! 新入社員がやってくる時期になりましたが、「いまどきの若者って、よくわからん……!」そう感じている先輩方も多いのでは。一体彼らは、どんな生活をし、どんなことを感じているのでしょう?

デジタルネイティブっていっても…

現在30歳の筆者。いちおうはデジタルネイティブ世代として「まだまだ若者と感覚は一緒だよ★」と虚勢を張ってきましたが、さすがにそろそろ苦しい……。学生時代にSNSが登場した世代ではあるので、そこへの抵抗はないものの、やっぱり20代前半の子たちとは普段触れるコンテンツが全然違うと感じます。

そこで、ソーシャルトレンドニュース編集部の新卒2年目・23歳女子の1日を徹底解剖し、若者インサイトについて考えてみました!

C氏(23歳)
都内出身の新卒二年目。海外を中心としたトレンド情報が好きで、広告業界を志望。韓国アイドルオタク。

とある23歳の普通の1日

平日はだいたいこんな感じ

起床

起きたらまず、Podcastapplemusicspotifyを流します。Podcastはおもしろいニュースを日本語と英語で紹介している「バイリンガルニュース」が、昔からお気に入り。最近Bluetoothスピーカーを購入したので、部屋にいるときはスマホと繋げっぱなしです。

9:30頃 出社

applemusicradikoを聞きながら電車に乗っています。
radikoはタイムフリーが使えるようになって、すごく便利です。聴きたいものがピンポイントで聴けるようになりました。もともと聴いていた番組の他にも、Twitterで流れてきて気になったらものを聴くことが多いです。

(仕事)

21:00頃 帰宅

帰ったらまずはTwitterで、今日一日にあったことをざっとチェックします。Twitterで持っているアカウントは3つ

リア友用趣味用(K-POPや好きなブロガー中心)、6人くらいの仲がいい子だけと繋がった、クローズドなやり取り用。3つめはLINEの延長線上のような感じですが、だいたいひとりごとを言っています。でもみんなの“いいね”でちゃんと読んでくれているとわかるので、それでいいんです。ただ何か言いたいだけなので、それくらいの気軽さがちょうどいい。

1つめのリア友のアカウントは、小中高大学の友達、全部と繋がっています。でも200人くらいフォローしているうち、肌感覚として20人くらいしか発信しなくなりましたね。リア垢だと、逆に発信しづらいというか……。進路が変わって、友達のつぶやきに興味が持てなくなったというのが正直なところあります。自分の今をあまり知られたくないし、みんなのも知りたくもない。

リア友の日常は、Twitterよりもインスタで見ています。今はストーリーズが中心で、周りが使っているSNSで一番活発に投稿されている印象。これで大体友達が今何をしているかが分かります。逆に、インスタのフィード投稿はアクティブな人が減っているんじゃないかな。自分はほぼ見る専で、アップするのはストーリーズばかり。加工しなくていいし、楽なんですよね。

~23時 夕食&リラックス時間

家にテレビが無いので、PCYouTubeか、Netflixのオリジナルコンテンツを鑑賞しながらご飯を食べます。

YouTubeでよく見るのは、カップルアカウントの「JULIDY」、韓国グルメを紹介している「とぎもち」、Vine時代から人気を集めている「けみお」など。

▼JULIDY

日常を動画にしたVlogなど、集中しなくても“ながら見”できる、ゆるいものが中心です。先ほど挙げた人たちは、みんな嫌味がなくて見ていて癒やされる。Youtuberは、嫌味のなさと親近感が重要だと思いますね。

私はいわゆるYoutuberにありがちなオチありきのものではなく、日常の好きなことをやっている感じが好きです。5~10分くらいの単発だから忙しい平日に見られるし、今日も平和だなって思える。

▼とぎもち

テレビは長いんですよね……。あと、とにかくCMがあることが嫌です。内容もオーバーというか、予定調和な感じがしてしまいます。Netflixに慣れてしまうと、あのストレスは耐えられない。バラエティにしても、予定調和になりがちなタレントの私生活にあまり興味はなくて、そこまで見たいと思わないです。今は素人コンテンツの方が見たいですね。

▼けみお

休日のリラックス時間は?

Pinterestをひたすらニヤニヤ見ながら、アイドルやメイク、ファッションなどの画像を集めています。休日にがっつりストックするのが最近の習慣。

Pinterstを見て気になったものは、そのままECサイトをぐるぐる回って買い物することも多いです。良質でいいイメージがいっぱいインプットできて、妄想がはかどるんですよね~。そしてレコメンドが優秀!! 

インターネット上の膨大な画像から探せている感じがあるのに、ムダがないからすごい。インスタだと、ニッチなものは探せなくて歯がゆい時があります。Pintersetは自分から探すもので、インスタは偶然の出会いという感覚かな。

後は、大好きなものといえば音フェチ系動画ですね(笑)。咀嚼音や暖炉の火の音など、いわゆるASMRというやつです。これは完全にストレス解消用ですが、延々と聴いちゃいます……。

 

友達とSkypeをするのも、大体週に1回のお決まりです。「何してんの? 今いける?」という感じで始まりお酒を飲みながらダラダラと。特に話すことはなくて、無言のまま繋いでいるだけということも多いです。そのままご飯食べたり、作業しだしたり……。誰かがいる気配がするだけで安心するんですよね。

24時 就寝

寝る直前はスマホで音楽かPodcastを流して、そのままベッドに入ります。こんな感じで、1日は終わりです。

イマドキな若者の心をつかむ2つの要素

こうして見てみると、この子本当に、ずっとネットに繋がっている生活でしたね……! 

全体を通して見えてきたのは、「誰かがいる気配を常に感じていたい」「誰かの飾らない日常こそが楽しい」ということ。

一般人がネットで発信をするのは当たり前になってきたとはいえ、自分の日常をさらけ出すことには、どうしても多少の抵抗があるものです。だからこそ、そこを越えてオープンな自分を見せている人には、価値がある。

“素人感”と、“さらけ出している度”。この2つは、ネットコンテンツに慣れた若者の信頼を得るために欠かせない要素といえるかもしれませんね。

(イラスト・文:佐藤由紀奈)

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