現役インフルエンサーに、仕事内容と本音について聞いてみた【インフルエンサー図鑑vol.5】

最近よく耳にする“インフルエンサー”。もともとは世間に対して影響力の高い人を指す言葉でしたが、ここ数年は企業からの依頼に応じて、自身のメディアで商品やイベントの情報を届ける人たち……という捉え方も広まってきています。

なんとなくタレントさんに対するものと近いイメージを抱きがちですが、果たして実態はどうなのでしょうか?

そこで、学生時代から読者モデルとして活躍し、現在はInstagramを中心にインフルエンサーとして活躍されている、20代の女性3名に集まっていただくことに! インフルエンサーとして受ける仕事の内容や、本音を伺いました。

今回お話を聞いた方々
Aさん(匿名)…20代/Instagramフォロワー約5万人
Bさん(匿名)…20代/Instagramフォロワー約2万人
Cさん(匿名)…20代/Instagramフォロワー約8万人

インフルエンサーの仕事ってどういう仕事をしているの?

仕事の受け方

依頼の経路は、それぞれのインフルエンサーが所属しているキャスティング会社から紹介されたり、直接DMが届いたりと、様々だそう。以前はブログでの発信が主流でしたが、最近はInstagramでの投稿依頼がトレンドになっているようです。他にもYoutubeなど、発信手段は多岐に渡ります。

具体的な仕事内容

Instagramの場合は、クライアントから送られてくる商品を、それぞれのやり方で撮影して投稿というのが多いそう。顔のそばに商品を持つ、お洒落な背景をバックに物撮りをする……など、そのインフルエンサーが普段から発信しているような内容である方が、ユーザーからの反応がいいといわれています。

投稿までの確認

以前は投稿前に特に確認のフローを設けない代理店やキャスティング会社も多かったようですが、現在はどんな写真にどんな文章をつけるかを確認する、下書きチェックを行う会社が増えているとのこと。

ブログからInstagramへ トレンドと共に変化する活躍の場

Aさん「以前はブログでのお仕事依頼がメインでしたが、Instagramになってからは、よりオリジナル感が出しやすくなったと思います」

Bさん「ブログは文字で補足ができる分、情報をしっかり伝えることができていましたが、Instagramは正方形での勝負なので、本当に写真が大事です。だからこそ、それぞれが工夫を凝らしている」

Cさん「ブログは、顔が可愛い子がPV数を稼げていたんですよね。でもInstagramは写真の質が大事。とにかくセンスが重要で、顔出しの有無にかかわらず、お洒落な写真をあげ続けている人に、フォロワーは集まるんです。なので、私たちのように読モ出身という背景がなくても、フォロワーを増やせるチャンスがあると思います」

急増するインフルエンサーについて思うこと

Cさん「他のインフルエンサーを“競合”だと思ったことはないです。私たちは、自分のアカウントと向き合うだけなので、人のことをライバルとは思わないですね」

Bさん「イベントなどで写真を撮る時はお互いに協力し合うこともあるくらいです」

Aさん「雑誌の読者モデル時代は、専属モデルが何人までというように露出できる枠に限りがあったので、ライバル視もありました。でも今は制限がないから、誰とも戦わずとも共存できるんです」

Cさん「私たち3人はInstagramをはじめて5,6年が経っています。ここまで出続けている人が珍しいから、周りが気にならないというのもあるかもしれないですね。ある程度は希少価値があるという自信みたいなものがあるかもしれません(笑)」

Bさん「インフルエンサー同士で顔なじみが多いので、会場で会うことも多いです」

Aさん「そういう時には、写真の撮り合いをよくしますね。自分だけだと、イベント会場での自撮りばかりになってしまうので、お互い協力するんです」

1カットのために100枚は撮る 撮影へのこだわりと周囲のギャップ

Bさん「ひとつお伝えしたいのが、写真って結構簡単に撮れるんでしょ、と思われがちなんですが、全然そんなことはないんです」

Aさん「本当にそう。基本的に、撮影は自然光のある時間帯に撮りたいので、15時くらいまでがリミット。私は昼間に別のお仕事をしているので、時間の確保がなかなか難しいです。
クレンジングの案件だったらスッピン風メイクで髪を濡らして撮る。コスメの案件だったらフルメイクで髪も巻き直して、トップスを変えて撮る。……そんなことをしていると、平気で1時間くらい経っちゃいますよね?」

C「それくらい、当たり前にかかる(笑)!!」

Bさん「正直、自分と同じように撮影するノウハウがあれば、物撮りだけでも委託したいくらいです。それくらい撮影ってパワーがかかるんですが、なかなか理解されていないと感じます」

Aさん「私は1枚の画像をアップするために、だいたい100枚くらいの写真を撮ります。その後に加工。よさそうな画像を5~10枚ピックアップして、1度全部加工するんです。そこから投稿するものを選ぶので、それだけでも40分くらいかかりますね」

彼女たちの考える、“自分たちだからできること”とは?

Bさん「投稿前に依頼主からの下書きチェックが入るのは、スケジュール管理が大変ではありますが、私はあった方がいいと思っています。投稿してから、『ここを直して下さい』とか『再投稿して下さい』と言われる方が困るので、要望は事前に言って欲しい

Cさん「困るということでいうと、中には投稿する文章をほとんど決められてしまうケースがあります。私たちのフォロワーは、ブログ時代からのファンの方も多い。だから、しっかりと自分らしく有益な情報を書きたいというのが本音です。ファンの方たちにはきっと、バレてしまうと思うので」

Aさん「それぞれのメーカーさんたちが頑張っていいものを作っていらっしゃるからこそ、私たちなりにその魅力を広めたいですし、それが私たちのできることだと思っています。なので、もう少し私たちを信頼していただいて、ある程度は自分の言葉で感想を書かせてもらえるとありがたいですね」

インフルエンサー=発信することの責任を負う人たち

彼女たちの話を聞いていると、いかに真剣に自分の仕事と向き合っているのかを感じることができました。また、タレントさんとは似て非なるお仕事であり、1投稿に込める想いは、インフルエンサーならではの工夫と苦労が盛り込まれているようです。

彼女たちのインフルエンサーとしての力を活かすには、彼女たちへのより深い理解と信頼関係が必要なのかもしれません。

まだまだ話足りない様子の彼女たち。「魅力的なものを広めたい」という想いから出てくる本音は、後編へ続きます! ご期待下さい。

(文・ソーシャルトレンドニュース編集部)

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