「言いたいことも言えないこんな世の中→POISON」通じるのは何歳まで?

「POISON」が通じない世代が会社にやってきた

※これは実際にあった、新入社員(24歳)と筆者(30歳)のやりとりです。

(画像はイメージです)

私「あーあ、ほんと、言いたいことも言えない世の中だよね。まじPOISON」

後輩「……なんですか、それ?」

私「……!!(こいつ、POISONが通じない……!?)」

「POISON」とは

ここで言う「POISON」とは、1998年にリリースされた反町隆史のシングル『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』に由来する。反町が主演した98年放送のドラマ『GTO』の主題歌であり、ドラマのヒットともに広く知られることに。

当時ドラマを見ていた世代で「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ……POISON」というサビのフレーズが流行し、大人になった今も“言いたいことも言えない”的なシーンに出くわすとつい「POISON」と口にしてしまいがちなのである。

POISONが通じない世代が、ついに新入社員としてやってきた……!

いえ、それもそのはず。なんていってもこの曲が発売されたのは今から20年も前。今の新入社員なんて、当時3~4歳のひよっこなのです。

とはいっても、ドラマ『GTO』は頻繁に再放送されていたこともあり、若者の中でも知っている人は知っているとのこと。大体の人に「POISON」が通じるのはどの年代までなのだろう……。

気になったので、調べてみることにしました!!

「言いたいことも言えないこんな世の中」的調査

今回は15歳~39歳の男女360名を対象にアンケートを実施。率直に、「『言いたいことも言えないこんな世の中じゃ』この後に続く言葉といえば?」という、半ばクイズのような質問を投げかけ、「POISON(ポイズン、ぽいずん、毒を含む)」と答えた人の数を集計してみました。

すると、“POISON世代”と“POISONじゃない世代”のキャズム(溝)が明らかになったのです……!

POISON世代のキャズムは“現25歳”

ちなみに、“POISONじゃない世代”が他にどんな回答をしたかというと、以下がその一部を抜粋したもの。

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ→」
■10代
・生きていけない(18歳女性)
・死んだ方がマシさ(17歳男性)
・おしまいだ(16歳男性)

■20代前半
・生きていく価値がない(23歳男性)
・世の中も終わり(20歳男性)
・パワハラだ(24歳女性)

同じく“POISONじゃない世代”に、「POISONの他に、言いたいことも言えないような状況を表す言葉はありますか?」と聞いてみると、こんな回答が。

言いたいことも言えないような状況を表す言葉
■10代
・ムカチャッカファイヤー(15歳女性)
・まんじ(17歳女性)
・つらみ。(17歳女性)

■20代前半
・F☆U☆C☆K(22歳女性)
・モノクロ(24歳男性)
・くそ(20歳女性)

(全体的に、「POISON」よりも言葉尻が強めな印象が……)

あなたは「POISON」に何を思う?

最後に、「『言いたいことも言えないこんな世の中じゃ……POISON』。このフレーズに対して、あなたは何を思う?」という情緒溢れる質問をしてみたのですが、その結果を“POISON世代”、“POISONじゃない世代”それぞれでまとめてみました。

POISONじゃない世代(24歳以下)
・ポイズンってなに?(18歳女性)

・意味がわからないなんでポイズン?(19歳男性)

・ポイズンさんに対して、おじいさんが「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…」と言っているのかなと思う。「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」の部分はネットで何回か見たことがあって、何か元ネタがあるんだろうなとは思っていたけど今の今まで知らなかった。(17歳女性)

・なぜ唐突にポイズン。(21歳女性)

・言葉の使い方が上手だと思った(20歳男性)

・反骨心を感じる。言いたいことを言えない世の中に不満を抱えることがあるので共感する(24歳女性)

POISON世代(25歳以上)
・すごく懐かしく感じますし、最高の名言(27歳男性)

・一度聞いたら忘れられない。(25歳男性)

・ポイズンという単語のチョイスが天才的だと思う(28歳男性)

・フレーズの浸透具合がすごいと思う(33歳男性)

・すごくキャッチー。昔はダサいと思っていたけど、今は一周まわっていいと思う。(31歳女性)

・カラオケで鉄板のセリフ(38歳男性)

・未だにこのフレーズが仲間内で話していたりするとネタになるので、ドラマ以上に心を掴まれていたような気がする。当時、ラジオで流行っていた。(35歳男性)

・忘れかけていた大切なフレーズ(37歳男性)

認知率の低い“POISONじゃない世代”からは「意味がわからない」といった意見がほとんどでしたが、中には「共感できる」という声も見られ、世代を越えて蔓延している“社会の生きづらさ”を上手く表しているフレーズなのだなあ……と、しみじみとせざるを得ません。

一方、“POISON世代”からは「今でも同世代でネタになる」といった声が多く集まり、「忘れられない」「名言」といった熱いコメントも見られました。

「POISON」って言いたくても言えない世の中に

ということで、一世を風靡した「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ……」について調査を行ったところ、“「POISONに反応する世代の境目は現25歳から”という結果が導き出されました。

「だから何?」というツッコミは抜きにして……。1人でも多くのPOISON世代の方と、「マジかあああああああああ」という、この切なさの入り混じった気持ちを共有できることを願います。

[調査概要]
調査期間:2018年6月1日~3日
調査対象:15~39歳男女360名 ※均等割り付け
調査方法:インターネット調査
ソーシャルトレンドニュース調べ

(文:佐藤由紀奈)

今、あなたにオススメ
PAGE TOP