映画『ビリギャル』のモデルにもなった、“坪田塾”の独自メソッドとは?

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映画『ビリギャル』のモデルとなった塾として知られる、超人気塾「坪田塾」。

単純に試験の点数を上げるためではなく、塾生自ら学習ができるようにしていき、目標に対して取り組む姿勢やマインドを育てることを理念として掲げています。

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(※)ビリギャル…ベストセラーとなった実話小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のモデル。坪田塾の塾長・坪田信貴氏が著者。

そのような理想に向かうべく、具体的にどのような方法で塾生を育てているのでしょうか? 坪田塾の現役講師の方に伺ってみました!

まずは塾生の特徴・価値観を知るところから

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「坪田塾ではまず、入塾前に心理テストを含む判定テストを実施し、面談を行います。これは順位付けをするためのものではありません。生徒それぞれの特徴や価値観を知り、1人ひとりに合わせたコミュニケーションや目標設定を行うためのものです」

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今回お話を伺った、東京・本郷三丁目校の釜先生。

「なかなか自分で勉強することが苦手だったり、他の学習塾を転々としてきたり……といった理由で入塾される生徒が多くいらっしゃいます。そうするとやはり、“塾”というものに対して抵抗感を持っていることが多い。

ですからいきなり勉強の指導を始めるのではなく、まずは心を開いてもらうための会話から始めます。『どんなことが好きなの? 好きなように話してみて!』といったように。その後の勉強の仕方も、彼らの興味のあることに例えて伝えることで納得感を持ってもらえますね」

偏差値をとっぱらった目標設定の仕方

「ほとんどの生徒は自分たちにどんな選択肢があるかがわかっていないので、まずは偏差値をとっぱらって、様々な具体例を示してあげるようにしています。『制服がかわいいはこの学校』、『自由な校風で人気なのはこの学校』という風にフラットに並べながら、その中で塾生の食いつきがいいものを掘り下げていく。最終的に本人が一番テンションの上がる目標を一緒に設定するんです」

9タイプに分類する、心理学を用いた学習システム

学習システムの特徴でいうと、心理テストを用いて塾生を9つのタイプに分類をしていること。本郷三丁目校で一番多いのは”楽天家”タイプですが、彼らにはとにかく理屈ではなく、テンションの上がる言葉でコミュニケーションをとる。反対に“堅実家”タイプであれば理論的に、やるべきことを詳細に設定してあげた方が安心するんです」

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「少し難しいパターンだと、“研究家”タイプは賢くて自分で追及するタイプな半面、人の裏を読んでしまって物事を素直に受け取れない傾向があります。なので彼らには、すれ違いざまにさりげなく『この前の、すごかったね』と声をかけたり、第三者からの評判として『聞いたよ! 頑張ってるらしいね』と伝えたりもします(笑)。我々も日々試しながら、1人ひとりのタイプに合った接し方を考える。それがメインの仕事ともいえますね

講師も驚く、塾生の変化スピード

「具体的なエピソードを1つお話すると、今年のはじめに、『家での勉強なんてしたことがない!!』と、胸を張って言い切るような生徒が入塾されました。中3生でしたが、内部進学校だったので、受験というよりも『ひとまず授業についていけるように』と、親御さんが坪田塾を探し出したそうです」

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「最初は『5分だけやってみよう』から始めましたが、徐々に自分から勉強するようになり……。なんと5月の連休前には、『外部の高校を受験したい。今年の夏休みは遊ばない!』と宣言されました。理由は『制服がかわいいから』だったそうです(笑)。こういった塾生たちの変化スピードには、何度でも驚かされますね」

「講師の幸せが塾生の幸せ」 その理由

「坪田塾は塾生だけでなく、講師にとっても手厚い対応が整っているんです。たとえば年に数回開催される、各界の著名人を招いての研修。塾長の坪田先生は『講師の研修に最もコストをかける』と明言しているくらいなので、我々としても素晴らしい成長機会をもらえていると思います」

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そこには“講師の幸せが塾生の幸せ”という経営の考えがあるからなんだと思います。だから坪田塾では講師陣の働き方がすごく尊重されていて、原則として土日祝日はお休みです。学習塾というと土日や夜遅くも開講しているところが多いですが、坪田塾では親御さんからどんなに要望があってもそこはお断りしている。

でもだからこそ、生徒が自分一人でも家で勉強できるようにサポートしているというのもあります。実際、我々も土日にしっかり家族と時間を持てたり、リフレッシュできたりすると、その分しっかり生徒にも還元したいと思えるんです。いい循環が生まれているのではないでしょうか」

卒業後も、志を共にする“仲間”として

坪田塾のコンセプトは、“塾生の人生を応援すること”。塾生たちには既存の枠に捉われず、自分から発信していける人であって欲しいですね。過去にできなかったことを理由にチャレンジできない人って多いと思うんですが、“自分は何だってできる”と思える人が増えていったら嬉しい」

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それと、塾生たちとは大人になっても会える、よき間柄でありたい。実際、卒業生も頻繁に訪れますし、大学卒業後に講師として就職する人も多いんです。そうやって志を共にする人がどんどん増えていくっていうのは、とても幸せなことですね」

学習力×人間力のアップで塾生の人生をサポート

学習塾と聞くと、イコール「学力を上げる指導をするところ」と思ってしまいがちですが、坪田塾ではあくまでそれは人生を応援することの1つの手段。塾生1人ひとりの人間力を上げることこそが真の目的と言えるのかもしれません。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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坪田塾 公式サイト

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