ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
チェリーについて

第41回 7月クールドラマ中間決算

さて――7月クールのドラマも中盤を過ぎ、既に終盤を迎えている。

ここで、あらためて同クールの見どころをサクッと振り返ってみたいと思います。えっ、もう脱落しちゃった? なに、録画したまま気がつけば周回遅れになってる?
――大丈夫。前々から言っているように、連ドラというのはいつ見始めてもいいんです。それに特定の回を切り取って見たとしても、優れた連ドラならすぐに全体像が掴めるというもの。だから、“中抜け”して見ても大丈夫。

とはいえ、皆さん、お忙しい。
なので、ここでは、この先どのドラマを見ればいいのか、その指針をお示ししたいと思います。そう、連ドラを後半から見始める利点に、見るべき作品を絞れる特典がある――なんてね。

今クール最高傑作『ギボムス』

最初に、はっきり申し上げましょう。
この7月クールの最高傑作は、TBSの火曜10時から放送されている『義母と娘のブルース』――通称ギボムス、これ一択です。忙しい人は、とにかくこれだけ見るといい。

なんたって、主演・綾瀬はるか、脚本・森下佳子、演出・平川雄一朗と、『世界の中心で、愛をさけぶ』や『JIN-仁-』などと同じ鉄板の座組。ぶっちゃけ、日曜9時の日曜劇場でもイケたが、今クールは『この世界の片隅に』がある関係(戦争ドラマ+家族の話なので、夏クールの日曜劇場で放映する以外にない)で、火曜10時になっただけのこと。

珠玉の森下脚本

まず、『ギボムス』の何が面白いって、再婚する2人の馴れ初めもプロポーズもすっ飛ばして、いきなり義母と娘の“初顔合わせ”から始まる導入だ。物語の舞台は2009年。つまり、ちょっと前の話。まだスマホはなく携帯の時代で、冒頭は、高校生に成長したみゆき(上白石萌歌)の回想ナレーションだった。
「もし、私の人生を歌にしたとすれば、それはブルースだ」

このドラマ、実はある種のミステリーなんですね。
なぜ良一と亜希子は結ばれたのか?
なぜ良一と亜希子は同じ部屋で寝ないのか?
なぜ亜希子はキャリアウーマンの地位を捨ててまで主婦の道を選んだのか――?

それら諸々の疑問はドラマが進むにつれ、徐々に氷解する。そう、これが視聴者をドラマに引き込む、いわゆる“カタルシス”なんです。

以下は、ネタバレだけど――実は良一、スキルス性の胃がんに侵され、余命いくばくもない体。そこで、自分の勤め先と同じ業界で、やり手のキャリアウーマンとして知られる亜希子にプロポーズしたのだ。自分が死んだあと、娘を育ててほしいと。一方、亜希子も密かに一人で生きる寂しさから解放されたいと思っていた。つまり、この結婚は両者の利害関係が一致した取引――“契約”だった。
「しかしながら、なぜ私に?」
「僕が知ってる女性の中で、一番頼りになりそうだからです」

驚くのは、このドラマの原作は桜沢鈴サンの4コマ漫画であること。4コマを連ドラに脚色した森下さんの筆力も相当なものだが、あらためて原作を読むと、ちゃんとドラマで描かれたエッセンスが凝縮されているのが分かる。決して、飛躍した脚色じゃない。原作を生かし、ドラマも生かす。恐るべし、森下佳子。

綾瀬はるかと竹野内豊の安定感

そして、そんな珠玉の脚本に見事な演技力で応えているのが――メインの綾瀬はるかと竹野内豊の2人である。

まず、綾瀬サン演じる亜希子の振り切ったキャラが抜群にいい。キャリアウーマンと言いつつ、やってることは、広告代理店のD通マンと変わらない。要するに、クライアントのためなら何でもやります――というアレ。すぐに土下座もするし、腹踊りも厭わない。しかも、全ての動作がまるでロボットのように、完璧に遂行されるのだ。その辺りの綾瀬サンの体を張った“新境地”も、同ドラマの見どころの1つである。

一方、竹野内サン演じる良一は、とにかく人がいい。仕事はそれほどできないけど、その人柄の良さで周囲から自然と慕われるタイプだ。これをリアリティ豊かに見せてくれる(本当にこういう人が実在しているように見える)のは、竹野内サンの真骨頂。僕は、彼ほど「引き出し」の多い役者を知らない。

役者の演技を引き出す平川演出

そして、忘れてならないのが、そんな役者の神演技を引き出す、平川雄一朗サンの神演出。笑わせ、驚かせ、そして最後に泣かせる――。

“契約結婚”に踏み切った亜希子と良一だが、そんな風にひょんなことから一緒になった2人が、やがて真実の愛を育むのは、『逃げ恥』でも見られたように、古今東西の物語の常道である。
そんなドラマ・セオリーを緩急つけながら、自然と描けるのは平川サンの名人芸。役者もスムーズに役に入り込めるというもの。

素で竹野内豊が泣いた4話の神シーン

同ドラマの印象的なシーンに、4話で亜希子と良一が娘のみゆきのために2人のなれそめの打ち合わせをした帰り、歩きながら2人が交わすやりとりがあった。

亜希子「結局のところ、していないお付き合いをしていたとするほかは、ほとんど本当のことでなれそめが出来てしまいましたね」
良一「逆に言えば、僕たちは意外と普通に結婚したってことになるんですかね」
亜希子「それは違うのではないでしょうか。普通の結婚というのは、共に人生を歩くためにするものではないかと考えます。いわば、二人三脚のようなものかと。しかしながら、私たちのそれは――リレーです」
良一「さすが……(ここで感極まる)うまいこと言いますね」

この最後の台詞のところ、竹野内サンは本当に感極まって泣いてるんですね。見ているこちらも、思わずもらい泣きしたほど。
何気ないシーンの何気ない会話で、役者の自然の演技を引き出す――これが『ギボムス』の演出なんです。

後半は現代パート

そして、ドラマは後半の6話から現代へと時間が飛び、みゆきは高校生となり、上白石萌歌サンが演じている。
一方の亜希子は、専業主婦を続けているものの、容姿に全く変化がない。その辺りの演出の割り切りもいい(描きたいのはそこじゃないから)。親子の会話も、亜希子は相変わらずビジネス敬語で、みゆきは自然体だ。
つまり――良一がいないだけで、2人の関係は基本、9年前から変わっていない。

6話の最後、みゆきが幼馴染みの大樹(ヒロキ)から告白され、驚いてその場から逃げ出すくだりがある。この時の彼女のモノローグが、ドラマの後半戦の火ぶたを切る。

「父が亡くなって9年。私は、生まれて初めて告白というものをされ、義母は再び、働きに出ることにした。ただ、それだけのことだ。――ただ、それだけのことが、義母と私の、親子関係をえぐることになってしまうのだった」

なんと、タイトルの『義母と娘のブルース』は、実は後半戦にかかっていると、この時、僕らは知らされたのだ。考えたら、前半戦は夫婦の絆の物語だったので、本当の意味での本編はこれからなのだ。

そう、ここでも視聴者をドラマの後半戦に惹きつける“カタルシス”が効いているんですね。今後、この2人にどんなブルースなエピソードが待ち受けているのか?――と。

最終回への期待

同ドラマの主題歌は、MISIA の『アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)』である。これがまたドラマにハマっている。毎回、エンディングでこれがかかると、物語がグッと盛り上がるんですね。

さて、視聴率である。
初回11.5%で始まり、その後徐々に上げて、6話で13.9%と自己最高を更新した。その時点で7月クールのトップを快走しており、2年前に同じ枠だった『逃げ恥』とほぼ同じ軌跡を描いている。このまま行けば、最終回の20%超えも夢じゃない。

もう、これは最後まで見届けるしかないでしょう。

『絶対零度』は事実上のスピンオフ

さて――ちょっと『ギボムス』への思い入れが深すぎて長くなっちゃったけど、ここから先は、その他の見るべきドラマをサクッと紹介したいと思います。

まず、フジテレビの月9。『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』のシーズン3が絶賛放映中である。これが意外と面白い。
――とはいえ、同シリーズは1シーズンごとにまるで別のドラマと言っていいくらい、各々の世界観が独立している。シーズン1はタイトルの通り、米ドラマ『コールドケース』をオマージュしたものだったし、シーズン2は「潜入捜査」の世界を描き、これは米ドラマの『NCIS:LA~極秘潜入捜査班』を彷彿とさせた。

そしてシーズン3は、まだ起きていない犯罪――「未然犯罪」がテーマである。これは恐らく、米ドラマの『PERSON of INTEREST 犯罪ユニット』をオマージュしてますね。ビッグデータやAIがプログラミングされた“システム”で犯罪を予知するプロットで、従来の刑事ドラマと一線を画す、新しい試みだ。
しかも今作から、主役が上戸彩サンから沢村一樹サンに交代している。タイトルは同じだけど、もはやスピンオフドラマと言っていい。

見えてきた月9の方向性

それにしても、『絶対零度』のシーズン1と2は火曜9時枠だったのに、なぜ今シーズンから月9になったのか。
多分――それは、本作が月9の目指す方向性に相応しいドラマだから。

え? 月9といえば、恋愛ドラマじゃないのかって?
いえいえ、この1年――恋愛モノは『海月姫』しか作られていません。不幸にも、昨年1月クールの『突然ですが、明日結婚します』が歴史的惨敗を喫して、月9は方針転換せざるを得なくなったんです。
で、この1年、試行錯誤を繰り返した結果、前クールの『コンフィデンスマンJP』から、ようやく1つの方向性が見えてきた。それは――ドラマの“世界の潮流”をいち早く取り入れるというもの。

ようやく世界を見始めた日本のドラマ界

そう、世界だ。
日本では、連ドラは苦戦しているが、実は、世界に目を向けると空前のドラマブームである。それをけん引するのはNetflixやHulu、Amazonプライムなどのネット配信企業。何が凄いって、彼らの予算の掛け方だ。1つのドラマの1シーズンの制作費が100億円なんてことも珍しくない。それだけ掛けても、ちゃんと回収できるんですね。何せ、マーケットは世界だから。

一方、日本の連ドラはスポンサーの広告予算で作られ、国内向けである。1クールの予算は3~4億円。そもそもビジネスモデルが違うから、ここからマーケットが飛躍的に拡大することもない。
ただ――このままだと世界の潮流から取り残されると、ようやく日本のテレビ局も重い腰を上げたんですね。

その手始めが、フジテレビは「月9」の改革だったと。将来の海外マーケットを見据え、その枠で掛けるドラマを世界標準に近づけようと考えた。それが、“コンゲーム”の世界を描いた前クールの『コンフィデンスマンJP』であり、従来の刑事ドラマと一線を画した今クールの『絶対零度』(シーズン3)ってワケ。ちなみに、次の10月クールは織田裕二と中島裕翔のバディーもので、米ドラマ『SUITS/スーツ』のリメイクである。

木10久々の二桁

お隣の国、韓国に目を向ければ、実は韓国のドラマはとっくに海外マーケットに舵を切っている。元々、人口が日本の半分しかないので、K-POPも早くから日本をはじめ、海外に進出したように、ドラマも必要に迫られての行動だった。

その結果――近年、韓国ドラマは“脚本力”が飛躍的に上昇したんですね。
ひと昔前、いわゆる「韓流ドラマ」は、『冬のソナタ』をはじめ、ドラマチックすぎる展開(主人公の記憶喪失や出生の秘密など)が定番だったが、今や海外マーケットを意識した、普遍的でクオリティの高い脚本のドラマが増えている。

この7月クールの、フジの木10ドラマ『グッドドクター』もその一つ。同ドラマは2013年に韓国で放映されて人気を博し、昨年、米ABCでリメイクされ、そこでも評判となった。そして今年、満を持して日本にやってきたのだ。

初回視聴率は11.5%。これ、なんと木10枠で二桁を取ったのは、2年ぶりだったんですね。そして、その後もずっと二桁をキープしている。

医療ドラマ版『ATARU』

主人公・新堂湊を演じるのは、山﨑賢人。湊は自閉症で、サヴァン症候群を抱える小児科の研修医という設定。つまり、コミュニケーション能力に難がある。果たして、そんな人物に繊細な医療が求められる小児科医が務まるのか――というのが同ドラマのカタルシスだ。

しかし、そんな周囲の心配をよそに、湊はその抜群の記憶力と、子供のような純粋な心で、次々と奇跡を起こしていく――これが同ドラマの大まかなプロット。要は、かつてのユースケ・サンタマリア(リメイク版は山下智久)主演の『アルジャーノンに花束を』とか、中居正広主演の『ATARU』みたいな路線ですね。医療ドラマ+障害モノだから、鉄板と言えば鉄板だ。

脚本は徳永友一サン。徳永サンは以前もフジで、韓国ドラマ『ミセン-未生-』をリメイクした『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』を手掛けている。これも面白かったので、今作の安定した仕事ぶりも頷けるというもの。未見の方は、同ドラマを見て損はないと思います。

夜の朝ドラ『この世界の片隅に』

さて、次にTBSの日曜劇場だ。今クールはドラマ版『この世界の片隅に』が絶賛放映中である。

ご存知の通り、同じ原作のアニメの映画版が一昨年、わずか63館で封切られたものの、その後、累計400館を超える大ヒット。キネマ旬報の日本映画第一位となったのは記憶に新しい。そんな超・話題作のドラマ版だから、開始前から何かと外野の声もうるさかった。

現状、中盤まで視聴率は10%前後で推移しており、同枠の潜在視聴率を考えれば、ちょっと苦戦している。とはいえ、主人公・すずを演じるのは、ドラマ初主演の松本穂香であり、役者の知名度を考えれば、致し方ない面もある。

一方、彼女の周囲を固めるのは、夫役の松坂桃李をはじめ、尾野真千子、伊藤蘭、二階堂ふみ、田口トモロヲ、宮本信子らと、こちらは実力派俳優たちがズラリと並ぶ。脚本もベテラン岡田惠和サンに、演出チーフがTBSの重鎮・土井裕泰サンと、ぬかりない。

――そう、要はこのドラマ、ヒロインに新人を当て、周囲の役者やスタッフをベテランで固めて丁寧に作り込む、NHKの朝ドラと同じ手法なんですね。恐らく、確信犯。その意味では、クオリティ面で十分健闘していると思う。

あの声明は何を意味していたのか

同ドラマは、序盤、ちょっと物議を醸した騒動があった。
それは、アニメの映画版の製作委員会が、ドラマ版のエンドロールにある「special thanks to映画『この世界の片隅に』製作委員会」のクレジットに対して、自身の公式サイトで声明を発表したからだ。「ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」――と。

これ、映画版の熱心なファンの中には、「片渕須直監督に無断でクレジットを入れたんだ!」と憤慨する人たちがいたけど、それは早計というもの。もちろん、クレジットは双方了承済みだし、単に片渕監督は「ドラマ版の制作にはタッチしてませんよ」と、インフォメーションしたかっただけ。
多分、ドラマ版を見た映画版の熱心なファンから監督に色々と問い合わせが来て、それに公式に回答する意味合いだったと思う。基本、両者にわだかまりは一切ない。

ドラマ化作品の楽しみ方

ここで、いい機会だから、原作のある映画やドラマの楽しみ方を解説しておきますね。これは他の作品でも同様だから、参考にしてもらえれば幸いです。

基本――小説であれ漫画であれ、原作は原作で完成しており、“最終形”である。まず、この考えをしっかり持っておいてください。だから、原作を映画化したり、ドラマ化したら、それは原作とは別ものと考えるのがスジ。原作は、映画やドラマの“脚本”じゃないのだから(←ココ大事なところです)。そうじゃないと、映画やドラマにする意味がない。それぞれを楽しめばいいんです。

それを踏まえると――『この世界の片隅に』も、原作者のこうの史代さんの漫画がそもそも最終形。映画版はそれとは違う片渕須直監督の作品であり、ドラマ版も、その2つとは違うTBSの作品。各々、好きな作品を楽しみましょう。

『チア☆ダン』は青田買い目線で

近年、TBSのドラマはキャスティングに、あるこだわりが見られる。それは、作品重視でキャストを選んでいること。
え? そんなの当たり前だろうって?

――いえいえ、先に役者を決めてから、それに相応しいドラマの題材を探すことは珍しくないし、視聴率を狙うなら、売れっ子のスターさんを起用するのも間違いじゃない。テレビドラマは見られてナンボだから。
でも、近年のTBSのドラマを見ていると、極力、作品重視でキャスティングしているように見える。今クールの『チア☆ダン』もそうだ。

正直、生徒役で名前と顔が一致するのは、メインの3人――土屋太鳳、石井杏奈、佐久間由衣くらい。あとの人たちは申し訳ないが、一般的な知名度はそれほど高くない。
でも――それでいいんです。同ドラマは、地方の高校の無名のチアダンス部が「全米制覇」という、途方もない夢へ向かって突き進む物語。視聴者にとって、部員たちに変な色が付いていないほうが感情移入できるんです。

実際、同じようなフォーマットに、3年前の同枠で放送された『表参道高校合唱部!』がある。あの時も、主演の芳根京子を筆頭に、生徒役のほとんどは一般的には無名だった。でも、彼らは同ドラマをステップに知名度を上げ、今や森川葵に志尊淳、葵わかな、吉本実憂――と、皆売れっ子になった。

そう、『チア☆ダン』も、未来のスターを青田買いする目線で見ると、より楽しめるというもの。

『dele』は21世紀版『傷だらけの天使』

さて、長くなってきたので、このコラムもそろそろ締めたいと思う。最後にオススメするのは――テレ朝の『dele(ディーリー)』である。

同ドラマ、原作は本多孝好の小説で、企画段階から並行して映像化が進められ、メインの2人――圭司と祐太郎は、山田孝之と菅田将暉を想定して当て書きされたという。それを原作者の本多をはじめ、金城一紀や渡辺雄介、青島武ら複数の脚本家が競作する体で、ドラマ化されたのだ。

“dele”とは、デジタル用語で「削除」の意味。それは、圭司と祐太郎の仕事――クライアントの依頼を受け、その人の死後に不都合なデジタル遺品をすべて内密に抹消する仕事を表している。

さて、ドラマの中身だが、さすがに当て書きしただけあって、2人の役のハマり具合が半端ない。菅田サン演じる祐太郎のアホキャラは笑えるし、山田サン演じる圭司のクールで早口の芝居もカッコいい。2人を見てると、まるで『傷だらけの天使』の亨(水谷豊)と修(萩原健一)を見てるようでもある。

そんな風にメインの2人がノリノリで演じてるものだから、とにかく同ドラマ、面白いニオイがプンプン漂ってるんですね(←ココ大事)。だから、そんなニオイに誘われるように、各回のゲストスターも、コムアイ(水曜日のカンパネラ)だったり、野田洋次郎(RADWIMPS)だったり、柴咲コウだったり――と、ちょっと面白い。これ、空気感を楽しむ意味でも、出来る限り、リアルタイム視聴をおススメします。

大事なのはカタルシス

以上、7月クールのおススメドラマを6本、ご紹介させていただきました。『義母と娘のブルース』、『絶対零度』、『グッドドクター』、『この世界の片隅に』、『チア☆ダン』、そして『dele』――。
今からでも遅くありません。この6本を見るだけで、あなたは7月クールの連ドラを堪能できるでしょう。

え? この6本と、今回選ばれなかったドラマと、何が違うのかって?
――ひと言で言えば、“カタルシス”の有無ですね。

連ドラにとって一番大事なのは、視聴者に「次も見たい!」と思わせるカタルシスなんです。それが、この6本には明確に見られ、残念ながら今回選ばれなかった作品たちには、もう一つ見られなかった。

また、10月クールにお会いしましょう。
ステキな連ドラ・ライフを!

(文:指南役 イラスト:高田真弓)

今、あなたにオススメ
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