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「ミスコンのTwitterの人」ミス慶應2018が向き合う“テンプレ”と“個性”

田中 七海

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田中 七海

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「今年のミスコンは一味違う!」の記事で、「オススメミスコン候補者2018」として5名の方をご紹介しましたが、こちらの記事ではその中でも筆者が特に注目している、ミス慶應2018 No.2上野瑚子さんにインタビューを実施


ネットスラング、Twitter用語を使いこなし、他の候補者とは一線を画したTwitter戦法をくり広げる彼女に、SNSとの向き合い方からミスコン事情まで、たっぷりと伺いました!

Twitter用語「334」からの開花!上野瑚子から見たSNS時代の“テンプレ”と“個性”

――ミスコンに立候補したきっかけを教えてください!

「一言でいえば『思い出作り』ですね。
勉強ばかりやっていたのでいわゆる“THE大学生”みたいな思い出がほとんどなくて、友達に勧められたのをきっかけに出場することにしました」

――確かにTwitterを見る限り「THE大学生」のキラキラしたイメージは正直ないです。

「そうなんです。元々友達もそんなに多くないですし、高校生、大学生時代に何時間もTwitterに溶かしていたぐらいです。ただTwitter用語を使い始めた時は、『ミスコンがTwitter票獲得のためにオタクとかツイッタラーに媚売ってる』みたいに書かれることもあって、普通のミスコンっぽい投稿だけにしようかなって一瞬悩んだときもありました。まあでも正直、自分も匿名ネット民サイドにいたので叩く気持ちもすごく分かりますけど(笑)」

――でも最近は「上野さん=Twitterの人」というイメージが定着してきたような気がします

「最近では学内でも、『ミスコンのTwitterの人だ』と声をかけていただくことも増えましたし、一朝一夕で作られたキャラじゃないって気付いてもらえたかもしれないです。

ただ、自分のツイート自体にそこまでキレがあるとは思っていなくて、内容よりも『ミス慶應の子がネタツイみたいな構文※をやってる』ってことがうけてるのかなと思ってます。

※テンプレート化されたいくつかの構文に則って自身の思いなどを投稿するTwitter界独特の文化が存在する。

「ミスコン=アナウンサーの登竜門」は払拭したい!

――ミスコン出場者は2年生が多いイメージです。上野さんは3年生でミスコンに出場されていますが、時期的には遅くはないんですか?

「3年生でも遅くはないと思います。それこそ思い出作りに出る4年生とかもいますね。

出場の目的は色々ですが、最近の『ミスコン出場者=アナウンサー志望』みたいな風潮が自分的には気持ち悪いなと思っていて。本来ミスコンって学生の企画だと思うので、『ミスコン=アナウンサー・キャスターの登竜門』みたいなイメージを払拭出来たら楽しいなと思ってますね

――それはとても分かります。

せっかくならTwitterを、『ただの盛れてる自撮り大会』で終わらせたくないなって思います

――Twitter民の上野さんらしい言葉ですね。

「めちゃくちゃ可愛い子だったら自撮りだけ上げていてもいいと思うんですけど、残念ながら私はスタバを持ってポーズしたところでそんなにいいねも来ないし(笑)。

色々リスクを考えると投稿の中身が薄くなっちゃうかもしれないんですけど、それこそ、自撮り+『投票してね!』みたいなテンプレツイートじゃミスコンファンしか楽しくないんじゃないかなって」

きっかけはTwitter用語「334」

「とはいえ、私も最初は思い出作りのつもりで出場してたので、そういうテンプレ投稿ばかりしようと思ってたんです。ただある時にTwitterのリプライで『334』※の話をしたんですよね。そしたら、『このミスコン334知ってる(笑)』みたいな感じでそのリプライが割と話題になって、その時に『あ、こういう素の部分を出したら意外とウケるんだ』と思ったんです

※「334」:千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースとの対戦成績のこと。2005年プロ野球日本シリーズでの両チームの試合にて33対4で阪神が負けたことが由来。

――それを受けて素を出すようになったんですか?

「そうですね。ミスコンだからってキラキラ女子ぶってる必要はないんじゃないかと思って。『ミスキャンに出るようなキラキラっぽい人でもこういう人がいるんだ』って思ってもらったら、元気になってくれる人もいるんじゃないかなって思ってます」

ミスコンは無料チャットレディじゃない!

――ミスコンといえば名物の「ミスコンおじさん」※についてはどう思ってるんですか?

※ミスコンおじさん:ミスコン時期になると、どこからともなく現われるおじさんのこと。候補者たちに「おはよう」「かわいいね」などとお決まりのコメントを投げることが多い。

「私たちはとても嬉しいです。むしろ、投稿して無反応なのが一番悲しいので、すぐに『いいね』やコメントで反応をくれるのは嬉しいです。

でもひとつだけ言えるとしたら、みんなに『投票したよ』って嘘をつくおじさんがいるんですよね。他の子に投票していたとしてもちゃんとリプライは返すし、そこは嘘をつかれると悲しいなって思います」

「あと、リプライを返すのが遅いと怒る方もたまにいるんですよね。ただリプ返は、あくまでも女の子の『リプライ嬉しい』という気持ちの好意でやってることであって、義務ではないし、『ミスコン女子は無料チャットレディではないぞ!』って思います。女の子たちは一人でリプ返をしているので、その辺を少し配慮してもらえると嬉しいな。

ただ私みたいにリプライの中で個性を見つけてもらうというパターンもありますし、会話のラリーが楽しいこともたくさんあるので、そこは難しいところだとも思います。あくまでもお互い楽しくありたいですね」

ツイッタラー上野瑚子とTwitter

――リプライといえば、上野さんのTwitter投稿のこだわりなどがあれば教えてほしいです!

「基本的には自由に投稿していますが、だからこそ、『おはようございます』と『こんばんは』のツイートだけはミスコンっぽいことを投稿しています」


▲ミスコンテンプレツイート

「『ミスコンテンプレツイート』って私は呼んでるんですけど、これを朝晩ツイートすることで、ミスコンアカウントであるという軸はぶれないように。応援してくださっている方の中には『古き良きミスコン』が好きな方ももちろんいらっしゃるので、自分らしい投稿とミスコンっぽい投稿のバランスをとるようにしていますね」


▲上野さんらしいツイート

「あと、自分の思考とか思っていることをツイートする時は、誰かを肯定するようなツイートがしたいなと思っていて。

自分が悩みがちな時にTwitterの投稿に救われたことがあるので、人の精神的救済が出来るような、人間のダメな部分とか人間臭い部分に寄り添えるようなツイートが出来たらなと思ってます。キラキラに憧れつつも心からキラキラになり切れなかった人間だからこそ、言えることってあるのかなって」

2018年SNS時代の戦い方

一見するとミスコンらしさの感じられない投稿の裏側には、上野さんならではの個性とこだわりがたくさんつまっていました。さすがは「ミスコンのTwitterの人」

新たな戦国時代とも言えるSNS全盛期に戦う彼女の「個性」を活かした戦略は、2018年のミスコンの中でどのように活きてくるのか。

ミス慶應決定は2018年10月中を予定。
それまで続くミスコンバトルに、まだまだ目が離せません。

(文:田中七海)

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