真のクリエイターは真実を包み込む!? 『夢ゾウ』水野敬也・新刊写真展が開催中

真実は、そのまま伝えると気持ち悪い。
これこそ、世の中の真実のような気がします。

「頑張れば夢は叶うよ!」と演説する社長、「世の中一番大事なのは愛じゃない?」と口説いてくる男etc……。言ってることは大きな間違いじゃない。むしろ真実なんだろうけど、なんだか受け入れがたい。こんな言葉をそのまま受け入れられる純粋さを持ち続けていたいけど、大人になるとそうもいかない。

そう、やはり、真実は押し付けられると、反発してしまうもの。
だからこそ、ソフトな形で、いかに真実を受け入れやすく包むかに、表現者としてのスキルが問われている気がするのです。

その意味で、日本でも有数の、卓越したスキルを持ったクリエイターが、作家界では水野敬也氏であり、脚本家界では宮藤官九郎氏なのではないでしょうか。
作家・水野敬也氏の200万部突破のベストセラー『夢をかなえるゾウ』には、300ページを超える分量に散りばめられたギャグの中で、「頑張れば夢は叶うかも……」と思わせてしまう効力が。
さらに『「美女と野獣」の野獣になる方法』は、下世話な話の連続かと思いきや、
最後の最後に、“愛されることの素晴らしさ”が、これでもかというほど溢れ出る。

脚本家・宮藤官九郎氏が、週刊プレイボーイの連載で毎週ひどい下ネタばかりを喋っていながら、連続テレビ小説『あまちゃん』で、日本中を号泣させていたように、水野氏も、公式ブログ『ウケる日記』で毎週下ネタをかます一方で、多くの読者を感動させ、夢と愛の大切さをサラッと気づかせる。 (ちなみに2人は同じ映画『クワイエットルームへようこそ』で役者として共演しているという奇妙な縁も)

そんな水野氏の1年ぶりの新刊が、10月24日に発売。新刊『人生はニャンとかなる!〜明日に幸福をまねく68の方法〜』は、
カワイイ猫の写真に、それこそ世界の真実に気づかせてくれるような絶妙なキャッチコピーが添えられ、さらに、そのコピーと関連した偉人のエピソードが加わる、という構成。もしかしたら、そのまま伝えたら「気持ち悪っ!」となりかねないコピーが、カワイさとスタイリッシュな文面に包まれて、スッと入ってきます。

実はこちらは28万部を突破した『人生はワンチャンス!~「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法~』の続編。前作が犬編で、今作が猫編という位置づけ。
そして、このたび、大人気だった前作の評判を受け、この2冊の本の写真の展示された、写真展が開催中。その名も『人生は「ワンチャンス!」だけど「ニャンとかなる!」写真展』。六本木ミッドタウンの、フジフイルムスクエア ミニギャラリーにて、10月24日(木)までおこなわれており、入場は無料。会場では、『人生はニャンとかなる!』の先行販売も行われている。
詳細リンク:http://fujifilmsquare.jp/detail/13101103.html

既に開催1週目で、TBS系『はなまるマーケット』で、取り上げられるなど、大きな話題となっている。

「水野さんくらい売れてると…」って言おうとしたら、「売れ…」くらいのところで「俺はまだ売れとらん」と、200万部出してるのに何のためらいもなく言った、水野氏。
そんな彼の目から見える、世界の真実の景色に触れに、六本木と本の中へ、ぜひ。

(文・霜田明寛)

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