Amazonプライム・ビデオのオリジナル番組『バチェラー・ジャパン』。複数の女性たちが、男性ひとりを奪い合う、新感覚の恋愛リアリティショーである。
本記事は『バチェラー・ジャパン シーズン2』開始を記念した特別編。“永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリー”にも度々登場してくれている、ブロガー・作家のはあちゅうと、編集長の霜田明寛がエピソード1を鑑賞して対談。音声配信サービスVoicy『シモダフルデイズ』上でおこなわれたトークを記事でもお届け!
男女で語り合うのが楽しいバチェラー
霜田「今日はよろしくお願いします! 『バチェラー』は友達とわちゃわちゃ見るのが楽しいイメージがあるので嬉しいです」
はあちゅう「本編を見てる時間も楽しいけど、『あのコが落ちたね』とか『なんでこのコが残ってるの!?』みたいなことを語り合う時間が楽しいんですよね」
霜田「そうですね。第1回から『僕だったらこのコを選ぶ』といった視点で見てました」
はあちゅう「男の人は、自分だったら誰を選ぶかっていう視点で見るんだね。私はシーズン1のときから女性として『このコあざといかも!』『このコは友達にはしたくない』といった観点で見てました。だからシーズン2も見ようと思っていたので、お仕事として見られて嬉しいです」
霜田「僕もシーズン1のときに、最初見てなかったんですけど、周りがどんどんと話題にしていくことに若干の孤独感を覚えて(笑)。なのでシーズン2はこの早いタイミングで乗って いこうと思います。ということで早速、男性目線と、女性目線をつきあわせて答え合わせする感覚でお話していきましょう」
自己PRは言葉じゃなくてモノでするのが勝ち!?
霜田「第1回の前半は、20人の女性たちが1VS1でバチェラーの小柳津さんに自己PRをするという流れでした。小柳津さんはサイバーエージェントの幹部みたいですね」
はあちゅう「20人もいるとね、わかんなくなっちゃうよね」
霜田「僕はついつい就活生の自己PRをチェックするような目で見ちゃいましたね」
はあちゅう「そっか、霜田さんは就活生を指導する仕事もしてるもんね。私はイラストレーターの女のコが、自分をバラに見たてた絵をプレゼントしてアピールしてるのが印象に残ったな」
霜田「言葉でアピールするんじゃなくて、モノを使うのが、印象に残すという意味でも勝ちパターンですよね。他にも、レザークリエイターのコが名刺入れを作って持っていったり、書道をやってるコが習字を渡したり。実際にこうやって僕らの間でも名前は覚えてなくても『○○のコ』っていう感じで、話題にのぼってますしね」
はあちゅう「スポーツ系の道具を駆使した人も印象に残ってるよね。バスケットボールをドリブルしながらやってきたコと、剣道で『メーン!』ってやってた人」
霜田「バスケのコは、あれを少し恥ずかしそうにやってたからいいんですよね。剣道の人はちょっと恥じらいがない気がして。微妙なラインの差ですけど」
“羞恥心のバロメーター”が合うかどうかが重要
はあちゅう「まあ、でも恥ずかしさで気になるのは、舞台女優の西村さんだよね。こんな個性的な人いるんだ、って爆弾投下された気分でした。応援ソング歌った人ね」
霜田「しかも踊りながらの人ですよね(笑)」
はあちゅう「『おーやーいーづ林太郎! これからいっぱいいろいろあるけど、私を愛してね♡ りんたろうー!』(フリつきで歌い出すはあちゅう)
霜田「はあちゅうさん、実際に目の前で歌い踊っていただいて嬉しいんですけど、これ音声と記事だけの配信なんですよね(笑)。とりあえず、気になった方は本編を確認していただくということで……。まあでも、ああいう恥ずかしさが垣間見られない感じのコはやっぱり怖くなっちゃいますよね」
はあちゅう「うん、普段会う異性とは、自分と羞恥心のバロメーターが合わないとキツいよね」
霜田「そう、そういうことなんです!!」
はあちゅう「電車の中なのにやたら大きい声で喋る人とか、下ネタを大きい声で喋る人とかね」
霜田「あれっ、これはもしかして霜田ディスりですか?(笑)」
はあちゅう「うん、今喋りながら、霜田ディスりになってないかな、って気になり始めてた(笑)」
男の人で自分の人生変えようとするな!
霜田「第1回は、自己PRが終わったあと、後半はバチェラーと女性たちでパーティーという流れでした。そこまで見て、はあちゅうさんが応援したくなる女性はいましたか?」
はあちゅう「税理士アシスタントをしている、小口さんという方が、すごくかわいくて好きだなーと思いました」
はあちゅう「ちゃんと自分の夢に向かって地に足がついている感じがして、すごく好感が持てて。逆に『男の人で自分の人生変えよう!』って人が苦手なんですよね」
霜田「たしかに、バチェラーという仕組み上、そういう男性に頼る女性は集まってしまいがちかもしれません」
はあちゅう「あとは、芸能のお仕事をしている人には心の遠さを感じてしまう。これは、私と霜田さんがスクールカーストの下のほうにいたからだと思うんだけど、キラキラした人には、どうしても嫉妬や僻みを感じちゃうんだよね」
霜田「ええ、男性の僕も、端的にいうと、『自信ある女怖いな』って思いながら見てましたね(笑)」
男は“アピールできない女”が気になる
はあちゅう「霜田さんが気になったコはいた?」
霜田「後半のパーティーで、女性たちのほうから、バチェラーの小柳津さんに群がっていくじゃないですか。その中で、小柳津さんの方から声をかけた安藤きらりさんは気になりましたね」
はあちゅう「『あんきら』っていう愛称で『うれぴーまん』って独特の語感を持ってたコだ」
霜田「ああいうガツガツのモンスターだらけの中で、自分からアピールはできないけど、何か持ってそうな女のコに声をかけたくなる男性の心理はめちゃめちゃわかるんですよね」
はあちゅう「えっ、そう?」
霜田「他の女は僕がいなくても生きていけると思うんですよ。でも、あんきらちゃんだけは、僕がいないと生きていけないと思うんです!!」
はあちゅう「霜田さん、悪い女に捕まるタイプだよね……。そう思わせるのは女の作戦なんだよ」
霜田「えっ、えっ、そうなんですか! はあちゅうさんから見たら、あんきらちゃんは罠なんですか?」
はあちゅう「24時間あのキャラクターのワケがないし、夜中とか何してるんだろうって思っちゃうよね」
霜田「指原莉乃さんも、番組内のコメントで『エロそう』って言ってましたしね」
“男に好かれる女”と“女に好かれる女”はちょっと違う
霜田「うーん、じゃあ僕たち騙されそうな男性は、どう『バチェラー・ジャパン』を見たら、そういう女の取り繕いに気づけるんでしょう? “女の本性を見破る教科書”として『バチェラー・ジャパン』を見たいです!」
はあちゅう「やっぱり、小柳津さんがいないところでの、裏での女性のバトルを見ることだよね。今回もいたけど『ハグしちゃった!』とか、周りに自分の優位をひけらかすコは、少なくとも女子からは嫌われるタイプだよね」
霜田「確かに、裏側はまた表情が違いますもんね。それは普段、僕ら男性が女性とマンツーマンで接していても見られない部分ですね」
はあちゅう「 “女のコに好かれる女のコ”と“男のコに好かれる女のコ”はちょっと違うんだよね。『バチェラー シーズン1』を見てるときもそこが気になったな。『なんであのコが勝ち上がってくの?』みたいなことを、女友達とブーブー言いながら見ていて、久保さん(※シーズン1のバチェラー)の判断に納得がいかなかったりね(笑)」
霜田「バチェラーじゃなくとも、普通に女性とおつきあいするときも『女友達は受け入れてくれるかな?』とか『母親はどう思うだろう?』とか、周囲の女性の顔が浮かぶこともありますもんね。バチェラーは、気にしなければいけない女性が全視聴者ですから、大変ですね(笑)」
はあちゅう「ぜひ、小柳津さんには全視聴者が納得いくようなご判断を……」
霜田「プレッシャー(笑)」
妄想・もし、はあちゅうが『バチェラー』に参加したら
霜田「もし、はあちゅうさんが女性参加者としてこの『バチェラー・ジャパン』に参加したら、どう振る舞いますか?」
はあちゅう「うーん……目で語りかけるかな」
霜田「えっ、どういうことですか?(笑)」
はあちゅう「プライベートでもやるんだけど、『私を選んでください』っていう目でジーッと見る。『バチェラー』の中に入ったら、グイグイ行く女のコたちの輪からは一歩ひいて『小柳津さん好きだよ』って感じで遠くからじっと見る」
霜田「それは素晴らしい陰キャラなりの勝ち方ですね」
はあちゅう「あとはTwitterを駆使するかな。Twitter上でエアリプをする(笑)」
霜田「いやいや!『バチェラー』の世界にSNS出てこないと思うんで、ネット上で匂わせる作戦やめてもらっていいですか?(笑)」
はあちゅう「ダメかあ。基本テキストコミュニケーション派だから、私、特技Twitterとブログしかないんだけどどうしよう(笑)」
霜田「詩とか書けばいいんじゃないですか?」
はあちゅう「詩は書けないから……官能小説でも書いてもっていこうかな」
霜田「おっ、官能小説はいいですね!」
はあちゅう「えっ、大丈夫? 気持ち悪くて視聴者にドンびきされない?【小柳津はそっと、私の胸に手を…】みたいな感じでしょ?」
霜田「ちょうどいい“品のあるエロさ”なんじゃないですかね? やっぱり、この戦いで露骨なエロさを出すと、男にもひかれるわ、女性を敵に回すわ……だと思うので。求愛するならダンスよりも小説でいきましょう(笑)」
日常でも見えない『バチェラー』が起きている
霜田「ということで、『バチェラー・ジャパン シーズン2』について語ってきました」
はあちゅう「宣伝の文には『女の本音が剥き出しになる婚活バトル』って書いてあるね。婚活バトルっていうテーマなんだね」
霜田「まあこの『バチェラー』は、女性たちが一同に集まって戦うから可視化されますけど、僕らの日常でも見えないだけで、きっと婚活バトルがおこなわれているんじゃないかと思いますよね」
はあちゅう「うん、起こってると思う。『彼女がいないんです』って言ってデートに誘ってきてくれてた男のコと、1週間連絡とってないうちに、他の女にとられてた、みたいなことザラにあるもんね」
霜田「そうなんですよ! 僕らの日常でも、見えないところでライバルが、意中の相手に罠を仕掛けてるんです」
はあちゅう「それが全部見られるっていう番組なんでしょ?」
霜田「ということになりますね。予告編ではキスもしてましたし」
はあちゅう「そうなると、もっと“全部”が見たくなってくるよね、キスの先とか(笑)」
霜田「視聴者としては過激化を望んじゃいますね(笑)。『昨日あのコとヤったの?』ってバチェラーの小柳津さんが女性たちに責められるとか」
はあちゅう「そういうの見たいー!」
霜田 「そんな面白すぎる展開になっても見逃さないように、今後配信される第8話以降も乗り遅れずにチェックしていきたいと思います!」
(文:チェリー編集部)
【関連情報】
Voicy『霜田明寛 シモダフルデイズ』上での音声トーク全編はこちら!
【番組情報】
『バチェラー・ジャパン』シーズン2 2018年5月25日(金)より、Amazon Prime Videoにて見放題独占配信中。
バチェラー:小柳津林太郎、出演:坂東工、スタジオトーク出演:今田耕司、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、指原莉乃(HKT48)製作:Amazon Prime Video
★『バチェラー・ジャパン』はAmazonプライム会員であれば誰でも視聴可能。
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詳しくはAmazonプライム・ビデオの公式サイト【amazon.co.jp/primevideo】を御覧ください。