ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
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【ちゅうしもムービアワー第1回】 スイートプールサイド

このコーナーはブロガー・作家のはあちゅうと、就活本作家の霜田明寛(通称:ちゅうしも)が、同じ映画を見て、文章とトークでレビューするコーナーです。

共に85&86年生まれの同学年。中高時代にこじらせた末に、大学在学中から執筆活動をはじめ、商業出版を果たした、現在は同じ会社の同僚でもあるアラサーの2人。気が合う2人ではあるけど、さすがに映画を見て思うことまで同じではないハズ! ということで、それぞれの視点から同じ映画を探るコーナー、スタートです!

記念すべき第1回目に取り上げるのは……『スイートプールサイド』!

作成者:hachu122

↑こちらの動画で予告編も見られます!(21秒あたりから)

【映画概要】
「何をどこで間違ったんだろう……僕には誰にも言えない悩みがある。そして彼女にも……」
高校1年生で毛が生えないことに悩む太田年彦(須賀健太)。一方で、同じ水泳部の後藤綾子(刈谷友衣子)は、毛深いことに悩んでいた。ある日、太田は綾子にお願いをされる。
「太田くん……私の毛を剃ってくれない?」
脛毛を剃りながら太田は綾子のスカートの中が目に入り、大きく動揺する。
「あの奥にも……あるのか……?」
特別な感情を抱いた太田と綾子の秘密の時間が始まる……!

『惡の華』で知られる押見修造の初期作品が原作の、剃毛から始まる青春映画!監督を『アフロ田中』の若き俊英・松居大悟が務める。

【はあちゅうside
自分にはこんな時期があったのかなかったのかすら覚えていないほど、ふわふわとして頼りなく、見逃してしまいがちな時期、感情をざくっと切り取って、とことん深めた作品でした。監督の過去作品や、作品の背景など全く事前情報のない状態で鑑賞しましたが、思春期の、自分が止まらない感じやいろいろうまくいかないもどかしさなど、いろんな感情がフラッシュバックしました。
ちなみに私も無駄毛にはずいぶん悩みましたが、永久脱毛という必殺技でコンプレックスをねじ伏せました。大人になると、ものすごく生きやすくなります。無駄毛で毎晩悩んでいたあの頃が嘘みたい。

【霜田side
人を好きになることは、おかしくなることだ。
特に思春期に人を好きになることなんて、狂うことに等しい。でも、その狂っているさまは、そこから離れた今、振り返って眺めてみると、とても美しい。
好きな女のコの毛を剃る。家に持って帰り保管する。ベットの上で悶えながら、好きなコの名前に自分の苗字をつけて叫ぶ。この映画にはそんな“美しい狂気”がたくさん散りばめられていた。それを「変態」と呼ぶ人もいるのかもしれない。だが、実は、狂わずに、クールなまま人を好きになることのほうが悲しいことなんじゃないだろうか。
30歳を手前にして「最近狂えなくなってるんじゃないか」と怖さを感じながら、スクリーンの中に必死に、自分にもあったはずの“美しい狂気”を探した。
一貫して“人としては必要とされるが恋はされない男”を描いてきた松居監督の手腕が光る。

【ゲスアワー番外編 松居大悟監督インタビュー】
そして今回は、2人の出演する『ゲスアワー』番外編として、松居大悟監督と3人でトーク!映画の話はもちろん、それぞれが思春期に抱えたコンプレックスの話や、◯◯の話など……!

作成者:hachu122

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【ゲスアワーとは】
はあちゅう、霜田、ゲスもとの3人によるトーク動画。ゲスを自認する20代の3人がゲストークを繰り広げる。人気回は10000回再生を超える。

過去のゲスアワーはこちら

※ちゅうしもに見て欲しい映画のご提案などは、ソーシャルトレンドニュースお問い合わせフォームより受け付けております。

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■「スイートプールサイド」作品情報

監督・脚本:松居大悟

音楽:HAKASE-SUN

原作:押見修造「スイートプールサイド」(講談社刊)

出演:須賀健太、刈谷友衣子、落合モトキ、荒井萌、太賀、井之脇海、谷村美月、木下隆行、利重剛 / 松田翔太

配給:松竹メディア事業部

制作プロダクション:松竹撮影所

公式サイト:http://sweetpoolside.jp/

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タイトル:『スイートプールサイド』

全国公開中

(C)2014松竹株式会社

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