「Pinterestって、どう使ったらいいですか?」マーケ担当に直撃

日本でのローンチから5年が経過し、じわじわとコアファンを集め、この数カ月で一気に注目度を高めてきた“Pinterest”。「今年絶対くる!」とまでいわれているものの、「実はまだアカウントを持っていない」「初期の頃に登録したけど、放置していて、どう再開していいか分からない……!」そんな風に感じている人もいるのでは?

そこで今回は、Pinterest Japanでマーケティングを担当している小串さんと柳島さんに、Pinterestの基本的な機能から、サービスの裏にある想いまで、あらゆる“いろは”をうかがってきました!!

今さら聞けない!!基本的な機能とは?

PinterestはSNSではない

「PinterestはSNSではない、という部分を大事にしています。世界中のアイデアを発見し、保存、整理できるツールです。気に入ったものやクリックしたものを人工知能が学習し、興味関心がありそうなもののみをそれぞれのホームフィードに表示します。だから同じ検索ワードでも、人によって違うものが出てくるんです」

「Pinしてボードに保存」が基本

「お気に入りのアイデアを見つけたら、Pinすることでボードに保存することができます。ボードは名前や説明文など、いつでも自由に編集してください。人から見られたくない趣味であれば、非公開にすることも可能です。とにかくPinして、あとから編集していくのがオススメ」

ぼんやりした興味スタートでもOK

「『何からPinしていいか分からない』という方にオススメの機能もあります。

それが検索結果の絞り込み。検索画面で右上に表示されるフィルターアイコンから行うことができます。例えば“旅行”で検索して、フィルターアイコンからボードをタップすると、すでに“旅行”をテーマにボードに保存している人たちが出てくるんです」

「同じテーマのボードでも、一覧にすると皆さんテイストが全然違います。この結果を見た時に、“旅行”に対する自分の趣向が分かりやすくなる。『神社 鳥居 赤い』のように、ピンポイントで検索せずとも、自分の見たかったものに出会えることがPinterestの便利な所です」

人もボードもフォローできる

「Pinterestはもちろんユーザー単位でもフォローできますが、ボード単位でのフォローも可能です。この人の旅行に関するインスピレーションが特に好き!と思ったら、そのボードだけを選ぶことができる。ボードフォローは非常に好評ですね」

新機能“アーカイブ”で興味を更新できる

「3月からは新機能もリリースしました。それが“アーカイブ”。これは、Pinterestのシステムが一度覚えたユーザーの興味を、部分的に忘れさせることで整理できる機能です。ボードを非公開にしただけでは、Pinterestは今も興味のあるものと認識してしまう。でも、あるタイミングで自然と興味がなくなるものってありますよね。ウエディングが最たる例です。ユーザーの興味を常に更新していけるよう、この機能ができました」

外部サイトに遷移できるのが強み

「また、クリックスルーもPinterestならではの大きな特長です。Pinをクリックするとサイトに遷移するんですが、これが意外と知らない方が多くいらっしゃいます。ただ閲覧して終わりではなく、次の行動(クリック)まで持っていけるのがPinterestの強みであり、大切にしているところです

Pinterestをハブにして、他の世界へ繋がる

「このクリックスルーを活用してぜひやっていただきたいのがPinterestを“ハブ”にすること。

Pinterestは細かくカテゴライズするのに長けているからこそ、同じ趣味趣向の方にコンテンツを届けることができるツールです。しかもそのコンテンツが面白ければ、自然と行動(クリック)を喚起できる。Pinterestをハブにして、Instagramなりウェブサイトなり、その人の別のアカウントにまで届けられるというわけなんです」

実体験がヒントに……Pinterest開発の背景

「Pinterestの“ならでは”な機能には、2人の創業者の想いがつまっています。それは、自分自身の興味関心や趣味、またそれらをコレクションしたいという熱い想い。Ben SilbermannとEvan Sharpの両者は、アイデアや関心をオンラインで収集する方法を人々に提供したかったのです」

クリエイターをマッチングしたい

「例えば、Evanは建築家の勉強をしていたとき、インスピレーションを得るために自分が引き出したアイデアや雑誌のページを保管するフォルダを持っていました。これらをオンラインで発見し、収集し、整理する方法を提供することで、クリエイターをマッチングすることができると考えました。

今日、Pinterestのプラットフォーム上には1,000億以上のアイデアがあります。Pinterestを通して、それらのアイデアを探し、集めているユーザーとそのアイデアの持ち主を結びつける、クリエイターの元にユーザーがアクセスできることが理想。

だから、Pinterestはクリックスルーが可能なんです。きちんと作り手のもとに飛ばす。“作れる人”と“作って欲しい人“を繋ぐためです」

「究極、Ben SilbermannもEvan Sharpも目指したのは、“好きなモノに囲まれて、行動に移す”ということ。見て楽しんで、保存して終わりじゃなくて、レシピを見て実際に作る、インテリアを見て家具をそろえる、家を建てる、旅行をする……。とにかく行動まで持って行くという姿勢がかなり強くあります。それが創業者の想いだから、僕たちも大事にしているし、グローバルミッションの“Help You Discover and Do What You Love”にも表れているところ。Pinterestで自分の大好きなもの・やってみたいことのインスピレーションを発見し、毎日の生活のなかで実現しましょう、という考え方です」

1億人にPinterestを

「クリエイターにとっては、自分が作ったものをサイトに紐付けて置いていく場所。一方で、人生を豊かにしたいと思う人たちのインプットツールとしては誰でも使うことができます。もともとPinterestは、アメリカの田舎に住む、DIYやホームパーティーに興味関心があった主婦たちから流行ったという経緯があるほどです。僕たちはインターネットを使っているのであれば、絶対にPinterestを使った方がいいと思っています。つまり、日本でいえば1億人くらい(笑)。それくらいまでユーザーを増やしていくことができたら理想ですね」

クリエイターにとってはその作品を求めている人たち、インスピレーションをインプットしたい生活者にとっては新たなアイデア、それぞれの出会いの場となるPinterest。この想いを知ればこそ、活用の場面もますます広がりそうです。

(文:あまのさき)

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