働く男性の戦闘服・スーツを着た男子は普段より3割増しにイケメンに見えますよね。スーツを着た男性に萌える、“スーツ男子フェチの女性”も多いのではないでしょうか。
スーツのカッチリとしたオフィシャル感ももちろん素敵ですが、アメリカから始まり日本でもエコな自転車通勤をするサラリーマンが増えたことなどがきっかけで、スーツにカジュアルなリュックサックをあわせるスタイルが2年ほど前からじわじわと人気を集めています。DIME等人気男性誌で「大人のランドセル」としてスーツに合わせるリュックが取り上げられるほどになりました。
今回、そんなスーツと異色のコラボレーションをする主役はスニーカー。「スニーカーはアウトドア用だし、スーツといえばやっぱり革靴」というイメージですが……スーツ×スニーカーの組み合わせがありそうでなさそうで、ありでした!
新宿の大手メンズファッションビル・新宿マルイメンの店員さんによると、スーツにスニーカーを合わせるのには以下の3大鉄則があるそう。
1.スーツは濃く・細く!!
最近のメンズスーツのトレンドは、裾にかけて細くなっていくスキニータイプ。スニーカー(特にハイカットのデザインのものや色の薄いもの)と合わせるには、このようなデザインのもののほうが野暮ったくならずスッキリまとまります。スーツもグレー等よりはネイビーやブラックが様々な靴に合わせやすい。ベルトも黒よりは茶、さらにはメッシュ等のカジュアル感が強いもののほうが合うそうです。
2.自信持て!実はハデくらいがちょうどいい!
黒・グレーや白などの色のスニーカーと合わせると、ついつい往年の体育教師っぽくなってしまうため、かなり難易度が高め。思い切って、一瞬「えっ!?」と思うくらいハデな色やデザインのほうが、スーツにひっぱられてダサくなりにくいそうです。淡いグレーよりも思い切った赤のほうが、実際履いてみると地味すぎずまとまります。また、どうしてもスポーティスニーカーを合わせるが不安!という方は、革スニーカー(レザースニーカー)が初心者向けで人気だそうです。
△淡い色だとスーツと同化してしまう可能性が……。ビビットカラーのほうがしまる!
3.ネクタイ・靴下・靴の同色トライアングル
最もファッション全体にまとまりを与えてくれるのは、ネクタイと靴の色を合わせること。写真のように、青いネクタイとスニーカーの青を合わせると統一感がぐんと出ます。ネクタイ・スニーカーだけでなく、靴下も同系色でまとめたり、ボーダーや柄物でアクセントを加えても、主張をしすぎずオシャレ感が出るそうです。また、終業後であれば思い切ってネクタイを外してカジュアルダウンさせてもスニーカーとの相性は○
△ネクタイとスニーカーの色を合わせるとGood!
実際に、女子24名(18歳~27歳)に写真を見て、「スーツ×スニーカー男子 アリかナシか」について本音アンケートしてみた結果、24名中17名―約71%が「アリ」「まあアリ」という結果に。主な意見としては、賛成派は「ギャップが良いと思う」「自転車通勤には合いそう」「色を合わせればアリ」など。対して、「合わなくはないが、くるぶしが出てるほうがいい」「夏ならアリだが冬は微妙」「チャラそう」などなど。時期や場所は選びますが、やはり、アリそうでナサそうでアリだったようです。
オフィス内ではきっちりスーツで「デキる男」、でもアフターはオシャレなスニーカーに履き替えてリラックスしたデートを楽しむ「カジュアルな彼」……。そんな新たなるギャップ萌えが、古き良きスーツ萌え界に新たな流派を生む日が来るかもしれません。
(文:村はるか)