2015年もそろそろ下半期に突入。ゴールデンウィークの大作ラッシュの映画戦線も一段落し、少し落ち着いた時期に。今後の注目は5月末から7月にかけて『新宿スワン』『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ』と、鬼才・園子温監督の映画が連続公開されることである。
鈴木おさむとの異色タッグ作に、まさかのファンタジー
5月公開の『新宿スワン』は既にドラマ化もされている人気漫画が原作で、なんと脚本は放送作家の鈴木おさむ氏。脚本も自身で手がけることの多い園監督としては異色の取り合わせである。
一方、6月公開の『ラブ&ピース』は、園監督の完全オリジナル作品。なんと、自主映画時代の25年前に撮り始めた脚本がもとになっている。これまでの園監督作品のイメージとは全く違うファンタジー作品に昇華されている。
不必要な? パンチラシーンの連続『リアル鬼ごっこ』
7月公開の『リアル鬼ごっこ』は、2001年に発売された、山田悠介氏の小説が原作。“全国の佐藤さん”が殺されていくという、斬新な設定と、当時『バトル・ロワイヤル』が土台を築いた「平和な学園世界に突如殺し合いが組み込まれる」という世界観で大ベストセラーになり、2008年には映画化され、その後シリーズ化。
今回は園子温が、監督・脚本を。「全国のJKの皆さん、あなたたちはちょっとふてぶてしいので、数を減らすことにします」というキャッチコピーからもわかるように、“いい意味で原作を無視した”園ワールドが展開されている。また、女子高生が題材だけあり、園子温の代名詞とも言えるパンチラシーンが、自然に、しかし、不必要とも思えるほどの大容量で盛り込まれている。
女子大生をデートに連れて行くのにベストな映画のチョイスは?
27日(水)15時からの、ソーシャルトレンドニュースのニコニコ生放送、霜田明寛の「オトナはわかってくれないね!」では、この3本を起点に、2015年上半期の映画作品を総括。見てよかったもの、見て後悔したものなどをランキング形式で発表。また、6月以降の公開作品での注目作も、「スターウォーズ」と「ミッション:インポッシブル」には一切触れずに展開していく。
また、映画ライターの小峰克彦と、現役女子大生の田中七海も登場。デートに連れて行くのによい映画のチョイス、よくない映画のチョイスやエピソードなどについても話をしていく。
(スマートフォンから視聴したい場合は、niconicoアプリをダウンロードの上、こちら
【番組情報】
番組タイトル:
霜田明寛の「オトナはわかってくれないね!」
2015年上半期大総括!見るべき映画・見なくていい映画
放送日時:2015年5月27日(水) 15:00~
【出演者プロフィール】
◯霜田明寛(しもだ あきひろ)
1985年生まれ。23歳で『パンチラ見せれば通るわよっ! テレビ局就活の極意』という、パンチラへの執着と童貞色の色濃い処女作を出版。
podcast『霜田明寛のラブ・ヴァイブス』では、6年連続で映画ランキングを発表。『桐島~』や『モテキ』と窪塚洋介を持ち上げるその姿勢は一部に熱狂的な支持を得る。
執筆記事:「毛を剃ることに上から目線になりたくない」青春剃毛映画『スイートプールサイド』松居大悟監督インタビュー
◯田中七海(たなか ななみ)
成城大学法学部4年。現在MC、被写体モデルとして活動中。
執筆記事:「朝エッチと夜エッチ」どっちが燃える?イマドキ女子大生が本音を暴露
◯小峰克彦
映画ライター。成蹊大学文学部現代社会学科出身。学生時代に『シネマインパクト』の三木聡監督のワークショップに役者として参加。また、山本政志監督『水の声を聞く』などの映画制作現場にスタッフとして加わる。その後、制作側から紹介側へと軸足を移し、ライターとして、映画紹介記事、インタビュー記事などを執筆している。
執筆記事:関ジャニ・渋谷すばるを“アイドルらしからぬ凶暴男”に映す!?山下敦弘監督インタビュー
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
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■『リアル鬼ごっこ』7月11日(土) 全国ロードショー!
©2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
配給: 松竹、アスミック・エース
■『ラブ&ピース』6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。
©「ラブ&ピース」製作委員会
配給: アスミック・エース