ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
チェリーについて

平嶋夏海「AV以外ならなんでもやります!」“これまで”と“ミライ”を語る

元AKB48で、女優の平嶋夏海さんが、映画『女ヒエラルキー底辺少女』で初主演。さらに出演した映画『メイクルーム2』も併せた2本が『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016』で上映された。

AKB48を離れてから4年。どんどんと活躍の場を広げる平嶋夏海さんに、中高時代の話やAKB48を辞めたあとの感情に、そして今後のことなどについて聞いた。

ボンテージよりパンツを撮られる方が恥ずかしい

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――『女ヒエラルキー底辺少女』は、平嶋さんがボンテージ姿でムチを持ち罵倒するといった、過激なシーンがありました。

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「そうですね、ボンテージにスクール水着に……。でも、あれくらいぶっ飛び過ぎてるシーンの方が、楽しく演じられましたね」

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――ということは、ぶっ飛び過ぎていないシーンの方が、恥ずかしかったりするんですか?

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「最初の方にパンチラシーンがあるのですが、現場は『今から後ろ姿のパンツのところ撮りまーす!』みたいな感じで、ちょっと恥ずかしかったです」

撮影前に“太る努力”

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――ぶっ飛んでいるボンテージより、冷静なパンチラの方が恥ずかしいんですね(笑)。でも、ボンテージ姿もセクシーでよかったです!

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「ありがとうございます(笑)。実は撮影前に、監督に『5kg太って』って言われたんです。私、もともとそんなにスレンダーでもないのに、これ以上太ってどうするんだろう……とも思ったんですが」

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――実際に5kg増量されたんですか?

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「実は同時期に、事務所の社長には『これ以上太らないで』と言われていたんです……。板挟みで悩んだんですが、ちょっと肉がつくように頑張りました(笑)。5kgはいかなかったですけどね」

AKB48メンバーでもスクールカーストは上位じゃない!

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――この作品は、女子高生の中でのヒエラルキー、いわゆるスクールカーストを題材にしていました。実際の平嶋さんは、どんな位置にいたのですか?

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中高時代は、目立つグループの下の方、という感じでしたね(笑)。目立つバスケ部の目立っていない方、みたいな。でも、地味な方でもないという……」

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――クラスにAKB48 メンバーがいても、そんな感じなんですね!

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「当時はAKB48 も無名でしたしね。そこを嫌うコもいて『アイドルやってるとか言っちゃっててキモ!』みたいな声も聞こえてきました」

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――実際に主人公の桃子のように妄想で爆発したりは……?

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「仕事に疲れている時なんかは『今仕事中だけど、ここでおもいっきり暴れたらどうなるんだろう?』とか思うこと……ありません(笑)? きっと、そう感じる人も多いと思うんですけど、桃子と同じで妄想するだけで、なかなか実行には移せませんね……」

AKB48時代の話の切り出し方は……?

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――AKBを卒業してから、4年が経ちました。辞められてすぐの頃から比べて、成長したな、と感じられるところはありますか?

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「最初の頃は、現場に知っている人がいない、という状況に慣れていなくて、ビクビクしていました。
『このあいだまでAKBにいたコだ』って見られているのかなと、自分でも怖がっていたり……。
最近では、はじめましての人だらけの現場でも割とすぐ馴染めるようになったので、そこは成長できたのかなと思います」

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――それは変化ですね。では、この4年間で体得された、平嶋さん流馴染み術のようなものはありますか?

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「仕事のあとに、みんなでご飯を食べに行くような場には、よく参加するようになりましたね。
AKBの時は、仕事のあとにご飯を食べに行くという習慣がなかったんですよ。現場でご飯を食べてそのまま帰る、ということが多かったんです。
だから、最近の『じゃあ今日行ける人だけでご飯行こうよ』みたいなノリは楽しいんです。
仕事場では話せないようなプライベートな話をすることで、固定のイメージにとらわれずに自分を見てもらえるような気がして」

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――そういう場で平嶋さんが話して、距離が縮まったことを感じるような話題ってありますか?

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やっぱり、AKB時代の話はウケがいいですね(笑)。よく聞かれることでもありますし、話せる範囲で、ですけどね」

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――今もそうですが、こうやって笑顔で振り切って喋れるようになるまでは時間がかかったのではないですか?

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「そうですね……。まあ、AKBを辞めて半年間はお仕事を休んでいたので……。半年か、1年か……復帰してちょっとしたぐらいから、徐々にですかね。
周りに気を使われて聞かれない期間というのもあったんですよ。
でも自分としては、聞かれても平気なんです。それから徐々に『結構、前の話になったよね』みたいな雰囲気が出てきたのを察してから、話すようになりましたね」

AV以外ならなんでもやります!

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――さて、最近ではかなりセクシーなグラビアも披露されたり、映画『メイクルーム2』ではアイドルを辞めてAV女優になったコの役を演じたりと、かなり活躍の幅が広がっている印象を受けます。今後、こうやって生きていきたい、という展望はありますか?

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「AV出演だけは無理なんですけど(笑)、どんな形であれ、少しでも多くの人に名前を知ってもらえるようにやっていきたいです。でも、平凡な日々を過ごさないようにしよう、ということだけは決めています。
常に穏やかに日々を過ごすことだけはしたくないんです。穏やかな日もあれば、悲しい日もあって、はじけちゃった日もあっていいと思っているんです。仕事がない日は家にいる、なんてつまらないじゃないですか。どんな方向であれ、ぶっ飛んで生きていたいですね」

(取材・文:霜田明寛)

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【平嶋夏海さん情報】

★主演舞台「皮肉にも雨は降る」5/11〜5/22 中野・劇場MOMOにて
詳細はコチラ
★4thイメージDVD&Blu-ray「甘夏」ラインコミュニケーションズより発売中

【上映情報】

「女ヒエラルキー底辺少女」
syojo

【出演者】
平嶋夏海、冨手麻妙、阿部菜渚美、円谷優希、住吉真理子、岡山天音、比嘉梨乃、中原和宏、川本淳市、柴田明良、森田亜紀、岡田義徳

【STORY】
桃子(平嶋夏海)はどこにでもいるイマドキ女子高生。他の皆と少し違うのは、単純おバカキャラと冴えない見た目のせいで馬鹿にされ、「“学校”というヒエラルキーの底辺にいる」こと。友達はナンパされたり、毎日彼氏とデートしたり。桃子は、彼氏いない歴イコール年齢。私だってイチャイチャしたい! だけど現実は、先輩に無理やりアダルトビデオを見て練習させられたり、道端でスカートのホックが外れて大恥をかいたり。そんな日々を、ボンテージに身を包み吊るされたクラスメイト達をいたぶる妄想をしてはストレス発散にいそしむ毎日。底辺少女・桃子はリア充ライフを手にすることができるのか!?

「メイクルーム2」
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2016/88分/©ストレイドッグプロモーション

【出演者】
森田亜紀、平嶋夏海、栗林里莉、川上奈々美、伊東紅、住吉真理子、栗林里莉、川上奈々美、伊東紅、住吉真理子、山崎潤、那波隆史、中原和宏

【STORY】
あのメイクルームがパワーアップして帰ってきた!!

懐かしい撮影現場には、前回のAV企画と同じスタッフ・キャストが集まった。
和やかに始まった撮影だが、人気単体の綾瀬まさみの立場を揺るがす、
『大型新人単体モデル』春夏秋冬真理子(ひととせまりこ)が現れた!
更には、元AV女優のメイク、AV女優の元カレなどクセのある人たちが加わり、現場はまたしても難航するばかり……。
AV女優の恋愛事情も垣間見られるこの撮影現場。

果たして、今回こそは無事に撮影は終了するのだろうか!?

ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
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