首都圏の大学はもちろん、地方の大学にいたるまで、数多くの大学で行われるミスキャンパスコンテスト。その中でも、知性と美しさを兼ね備えた、最高峰とも言えるのが、ミス東大コンテストだ。
昨年は東京学芸大学附属高校出身の才媛・篠原梨菜さんがグランプリを獲得し、その後『めざましどようび』に出演するなど、活躍の場を広げている。
“永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリー”にとっては、高嶺の花にも思えるミス東大だが、いったい彼女たちはどんな生態なのか?
2017年度ファイナリスト・4人全員現役合格、全員理系の学部・学類に所属する彼女たちに、全員取材を試みた! まずは全員を簡単に紹介!
「めっちゃJK」大野南香
大野南香(おおのみなか・18)教養学部理科二類1年生
愛知県出身 南山高等学校 女子部卒
「高2まではめっちゃJKでしたね」と自身の高校生活の派手さを語る通り、髪の色も、東大生らしくも、ミスキャンらしくもない大野さん。
高3の1年間は受験勉強に邁進し「落ちた場合は、高卒での就職も考えていた」という決意の強さも垣間見せる。
「恋に興味がなくて」谷山響
谷山響(たにやまひびき・19)教養学部理科二類1年生
東京都出身 女子学院高等学校卒
「将来を決められなくて、東大に入ったんです」
女子御三家と呼ばれる名門校・女子学院出身の谷山響ちゃん。
「高2まではメガネで、高3になってメイクを覚えました」という響ちゃんは「恋とかに興味がなかったんです」という清純派黒髪ガールだ。
鉄緑会の先生に憧れて東大に 松本有紗
松本有紗(まつもとありさ・20)農学部生命化学・工学専修3年生
桜蔭高等学校卒
桜蔭高等学校出身で東京大学に入学するという菊川怜コースを歩む、松本有紗ちゃん。
東大を目指した理由は
①現役東大生も講師を務める、東大受験指導専門塾・鉄緑会で先生に憧れて「先生と同じ大学に行きたい」と思った
②K-POPのダンスサークルに入りたかったけど、東大にしかないと思っていた
という変わり種。桐谷美玲似のルックスから繰り出されるギャップのある面白トークも魅力だ。
「20時には帰りたい」辻田良枝
辻田良枝(つじたよしえ・22 ※「辻」はしんにょうの点1つ)工学部マテリアル工学科4年生
兵庫県出身 神戸女学院高等学部卒
「20時には家に帰って23時には寝たい」というマイルールをもつ辻田良枝ちゃん。
まねきケチャ、夢みるアドレセンスといったアイドルグループが好きで、アイドルのコピーダンスをするサークルにも入っている。
「めちゃめちゃリッチになりたいわけではなく、自分が私立に入れてもらったので、子どもが希望したら入れてあげられるくらいにはなりたいです」と語る控えめな堅実派だ。「ミスキャンの中では稀少な奥さんにするにはベストなタイプ!」と褒めると、「でしょ! それ書いてください!」と喜んでくれた。
ミス東大の平均勉強時間は●時間
こうして見てみると、美しさでは、他大のミスキャンパスと遜色ないミス東大。やはり他大との大きな差は、最高学府への受験戦争を突破しているということ。そこで、(勉強時間を聞いても割と無意味というか、勉強時間の多さが学力に比例するわけでも、多ければ偉いわけではないとわかってはいるものの)「えーそんなに! えらーい!」というリアクションがしたい、永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリーは、高校3年生のときの勉強時間を聞いた!
(※学校がある日はバラつくので、学校のない休日の自習としての勉強時間を聞いた)
大野南香(1年生)
「私、家で勉強できるタイプじゃないんです。朝6時には地元のマックに行って、塾が開く9時まで自習するのが日課でした。塾は22時まで空いてたんで合計16-食事3(時間)くらいで13時間くらいですかね」
谷山響(1年生)
「16時間~18時間くらいです。もう毎日、寝るかお風呂入るか食事するか勉強するか。他のことすることに罪悪感があった。TwitterやInstagramも受験が終わって始めました」
辻田良枝(4年生)
「夏休みとか、学校がない日は毎日14時間ですね。学校のある平日は7時間くらいでしょうか。本格的に東大を目指したのも高3の9月くらいなんで……」
松本有紗(3年生)
最後は、「成績優秀者に名前が載ることが唯一の先生のアプローチだと思ってたんです(笑)」と先生への憧れを受験勉強のパワーに変えた松本さん。
勉強時間は「数えたことなくて」との答え。
「言い方悪いですけど、ちょっとゲーム感覚でした」という松本さんからは、勉強が苦痛だったという感じはゼロだった!
平均勉強時間は…
もちろん松本さんだけではなく、4人からは「つらいことを乗り越えてきました」という悲壮感は皆無。しかし、一応平均を計算すると、11時間という勉強時間となった。
(文・取材:霜田明寛)