「綺麗男(きれお)」や「ツルツル男子」という言葉が近頃話題になったほど、女子以上に身だしなみに気をつける男子が昨今は増加しています。彼らは、男性用スキンケア商品やUVカット用品の使用はもちろん、脱毛サロンにも手を広げてケアを怠りません。 そんな男子の中で、最近キテいるケア対象。それは……ネイル! 2014年の貝印による調査では「男子がケアしている身だしなみのポイント」の1位は「臭い」(49.5%)で、2位が「爪」(42.0%)であり、ネイルを意識している男子が多いと分かります。ちなみにこの順位は、定番かと思われる「服装」(40.8%)や「髪型」(40.2%)を抑えての結果です。 女子のごとく身だしなみを気にする男子が増加してきた現状をそもそも受容出来ていない方からすると、40%超えというパーセンテージは信じがたいかもしれません。 しかし、ソーシャルトレンドニュース編集部周りの女子大生に調査を進めると、「この前バイト先に、爪がツヤッツヤの男の客が来て驚いた!」という声も。 また、最近は「男のためのネイルサロン」が店舗を増やしてきており、ネイル男子は、じわじわと数を増やしてきている真っ最中。
とは言っても、女子ほどには浸透していない男子のネイルケア。
では、自分のネイルを気にする「ネイル男子」たちは、一体どのようにしてケアを行っているのでしょうか。
まずひとつ目の方法は、前述した「男性用ネイルサロン」の利用です。
男性専用で営業する店舗もあれば、女性向けのサロンが時間や場所を区切って男性でもサービスが受けられるように工夫しているという店もあり、どちらにせよ男性も通いやすくなることに力を入れているようです。
もうひとつの方法が、自分でネイルの手入れをするというものです。やはり店舗には入店しづらいと感じる人がまだたくさんいるようで、ネイルサロンに行ったことがある男性はネイルに興味がある男性の4分の1にしか達していません(貝印調査による)。
「最近の男子は自分でネイルが出来るの?」と思うかもしれません。
しかし「ネイル男子」の施すネイルは、女子がよくやるようなカワイイを目指したネイルアートとは別物で、清潔感を意識したものです。爪を磨いてツヤを出したり、透明なマニキュアを塗ったり、その作業はシンプルです。だから男性でも手軽にネイルケアに取り組めるのです。ちなみに、彼らは自分で手入れをしますが、道具の購入については姉妹や女友達に頼む人が多いようです。
……ということで、実際に男子がネイルするとどうなるのか、ソーシャルトレンドニュース編集長の霜田もネイルに挑戦してみました!
「ネイルは女子のものという先入観のせいか、だんだんと気分も女子になってくる」らしいです。
ネイルという非日常にテンションがあがりつつも、この爪はモテないのではないかと不安がる編集長……!
「これ、どんなにいいこと言っても、手に目をやられた瞬間に、説得力なくなるやつですよね?」
週末に早稲田大学の文化祭でのトークショーが控えているらしく、そこまでに、このネイルがとれるか心配しているようです。 着実に増えている「ネイル男子」。この記事がそのトレンドの拡大の一端を担えますよう……!