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羽生結弦が誰よりも“漢”!プーさん大好きでもね【ときめきエクササイズvol.1】

佐藤由紀奈

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佐藤由紀奈

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オトコの草食化、オンナの肉食化……。
大変だ、世界が……ときめきにくくなっている!!

この忌々しき事態を打破すべく、世の中にきっと必ずあるはずの「ときめきのタネ」を求め、イケメン研究をするという名目で始まったこの連載。
記念すべき第1回目のピックアップイケメンは……この人!

氷上のプリンス、羽生結弦の「見えない魅力」

ソチオリンピック・金メダリストの羽生結弦。
その人気はもはやスケートファンだけに留まらず、ルールをあまり知らない層にまで及んでいます。
近頃のアイスショーではアイドル並みの黄色い声援が飛び交う中、彼をここで「イケメン」としてフィーチャーするのは、いまさら感があるかもしれません。

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確かにみなさん御存じのように、4回転もすごいし、顔立ちも端正。スタイルに関しては二次元キャラクターのような抜群さという、まさに氷上のプリンス。それだけでも充分多くの女性はときめいていることでしょう。

しかし、彼の「イケメン」要素はもっと内面にもあると思うのです。
それを知れば、「あんな華奢な子、男性としてはちょっと……」「プーさん好きなんでしょ? 女子じゃん!」なんて、ときめかないでいた女性の心にも、きっと変化が生まれるはず。

ということで、元来スケオタ(フィギュアスケートオタク)であるわたしが、ここは彼をアスリートとしてではなく、1人の男性としてその魅力を分析させていただきたいと思います!

たぎる闘争心、蒼き炎のごとし

中世的なビジュアルからは想像もつかないほど、熱すぎる闘争心の持ち主です。
昨シーズン、中国杯のフリープログラム直前練習で起こった衝突事故で大けがを負いながらの強行出場。
コーチ達に説得されながらも、「嫌だ、絶対に出る」と首を横に振るような場面もありました。
あの時の“超”がつく負けず嫌いの潤んだ目つきといったら、もう……!

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わたしはテレビの前で観ながら号泣し、友人に「やばいやばいやばい」とLINEで連打しつつ、「でもでも、かっこよすぎる……!!」と、複雑すぎるトキメキを感じていたのを覚えています。

時々見ていて「見ているこっちがヤケドしそう」と思う時があるほどですが、そこはやはり、「男性にしかない闘争心だなあ」と思います。

トキメキ度:★★★★☆

冷静だからこそのサービス精神

彼はとてもクレバー。というのも、自分の立ち位置をしっかり理解して、その上で観客をきちんと喜ばせようという精神がすごいのです。

わたしは彼の出演するアイスショーによく行くのですが、やはりオリンピック前と後では声援の量も種類もガラッと変わりました。
まだ20歳になったばかりの青年。普通ならとまどいそうなところですが、そこはしっかり、「オリンピック王者」としての振舞いで答えてくれます。
「かっこいい羽生結弦」を求められればキリッとした表情でポーズをとり、「かわいい羽生結弦」を求められれば、まるで子どものように喜ぶ仕草を見せる。
もちろんすべてが“計算”というわけでなく、きちんと自分の能力と周りの空気を冷静に捉えているからこそできる、洗練されたサービス精神だなと。
頭がいい男性には、ときめいてしまうものです……。

トキメキ度:★★★☆☆

自分の理想に超わがまま!

闘争心と冷静さ。相反するかのように思えるこの2つの面を繋ぎ合せている、彼の根底というのは、実は「とことんわがまま」であることではないかと思うのです。
半端ない負けず嫌いであることも、求められるサービスができることも、「自分はできる」という理想が高いからこその行動だから。

アイスショーでも、「できるまでやめない!!」といわんばかりに、予定にない4回転を観客の前で何度もチャレンジするなんてこともザラ。他の出演者が氷から下りているのに、まだ挑戦するということもあります。

良く言えばストイック。砕けた表現をするなら「わがまま」。

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(何度も挑戦した4回転が成功した時のイメージ)


トキメキ度:★★★★★

プーさん好きでも、古風な漢らしさにキュン!

闘争心。客観性。自分の理想に向かって、わがままなくらいに突き進む信念……。
彼の中からは、今の日本男性から失われつつあるように思われる、“古風な漢らしさ”を強く感じます。

彼のように、「草食そうに見えても、実はクレバーなサムライ男」はきっと他にもいるはずです……!

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(文・イラスト:佐藤由紀奈)

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