【アジア上陸】史上最強の詐欺メイク“コントゥアリング”の進化がスゴイ

時代の流れと共に移り変わっていく、メイクトレンド。
チークやリップ、アイシャドーを同色にまとめる「ワントーンメイク」が流行ったかと思えば、レインボーカラーのアイシャドーが色々なブランドから発売され、カラフルなアイメイクが雑誌に取り上げられるなど、めまぐるしく変化しています。

そんな中ここ数年、欧米を中心とした世界のメイクシーンで女の子たちの確固たる支持を得て、定番となりつつあるのが、顔を小顔にみせられるという「コントゥアリングメイク」。

最近では日本にもじわじわ浸透しつつある、このメイク法。
聞いたことある!もしくは実践しているという方も多いのではないでしょうか。
“コントゥアリングーム”はどのようにして生まれたのか、また近頃各国で独自の進化を遂げているコントゥアリングの最新事情までお届けします!

あのセレブが“コントゥアリング”ブームの火付け役

コントゥアリングというのは、顔にシェーディング(影)とハイライト(光)で陰影をつけ、立体感を出す「小顔見せ」のためのメイク法。
その起源をさかのぼると、古代エジプトまでたどりつくそうです。
教科書に載っているクレオパトラのメイクを思い出すと分かりやすいかもしれません。

とはいっても、決してクレオパトラのメイクがそのまま、現代に流行っているわけではありません。
近年のコントゥアリングブームを引き起こしたといわれているのが、この人。
 

アメリカでは、もはや知らない人はいないであろう、リアリティスター「キム・カーダシアン」です。
「パリス・ヒルトン」の友人としてセレブ界に登場した彼女。
最初はパリスの友達の一人にすぎず影の薄い存在でしたが、2007年に音楽アーティスト「Ray.J」とのセックステープが流出したことをキッカケに一躍時の人となりました。
その後、自身の出演するリアリティショー『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』での言動、大胆なファッションやメイクで注目を浴び始めることに。
そんな彼女が2015年8月にインスタグラムにあげたメイク中の画像がコントゥアリングブームに火をつけることとなりました。
 

すっぴんからフルメイクにたどりつくまでに、まるで顔に絵を描いているかのごとく、はっきりとハイライトとシェーディングを施しているこの写真。
キムのメイク完成前の顔がまるでピエロのようなことから、これまでのコントゥアリングに英語でピエロを表す「クラウン」を加えて“クラウン・コントゥアリング”と名づけられ全米でブームを起こしました。
ここから欧米の化粧品ブランドが、こぞって様々なトーンのハイライトとシェーディングを発売し、顔の陰影がはっきりした小顔メイクはアメリカの女性、特に若者の間で定番となることに。

そんなコントゥアリングに多くの人が夢中になる理由は何といっても、自分のコンプレックスを隠しつつ、あこがれの顔の骨格を演出できることです。

丸顔の人であれば、鼻や顔の周りにしっかりとシェーディングで影をつけてあげるだけで、一気に顔がシュッとした印象に。
童顔に悩んでいた人も、アイラインやリップを変えるよりも、より大人っぽい表情に変えることができます。

面長の顔に悩んでいる人は、顔の縦幅を狭く見せるために、額とあごにシェーディングを入れ、顔の中心にハイライトを入れる事でよりキュッと小顔な印象に。
 

このように一人一人の顔のつくりや、悩みに合わせてシェーディングとハイライトの位置を工夫することで小顔を叶えるメイク法なのです。
 

ブームの火付け役であるキムは最近、彼女の専属メイクアップアーティストである「マリオ・デディバノヴィック」と一緒に『KKW BEAUTY』というコスメブランドを立ち上げ、自身がプロデュースしたコントゥアリングコスメも発売しています。
ビジネスパーソンとしても手腕を発揮しているキム。
まだまだコントゥアリングで稼いでやろうと意気込む姿を見ていると、アメリカでのブームは依然として続いていくように思えます。

コスメ大国『韓国』でも注目

熱いコントゥアリングブームは、海を越えてアジアにも上陸。
近年、リップティントやクッションファンデーション、牛乳クリームなど、コスメのヒット作を続々と開発している美容大国、韓国でもコントゥアリングを取り入れた小顔メイクが話題となっています。

韓国といえば、アイドルと大衆文化は切っても切れない関係。
アイドルがブランドのイメージモデルになったり、インフルエンサーとして商品を紹介したりと、ファッションやメイクにも結びつきがとっても強いのです。

中でも注目なのが、現在は解散してしまったガールズグループ『2NE1』のメンバー「CL」。
2016年にアメリカでもデビューを果たした彼女ですが、それと同時にメイクがより洗練され、彼女を真似するHowTo動画などがたくさんYouTubeに現れました。
特に、CLのメイクで大きく変わったのは、それまではがっつり黒の囲み目メイクが主流だったところが、アイメイクは控えめに、コントゥアリングで顔をよりはっきりと小顔に見せる方向にシフトしたところです。

それまでの、韓流アイドルのステレオタイプなメイクから、グッと欧米デビューを意識したメイクやスタイリングに変わりました。
 

CLさん(@chaelincl)がシェアした投稿

そんな彼女の変身を裏で支えていたといわれるのが、専属メイクアップアーティストの「PONY」。
欧米のメイクトレンドと、韓国のメイクトレンドをミックスしたセンスの良さが話題となり、彼女自身が発信するメイク動画やインスタグラムは、韓国を超えて世界中の女の子のお手本となっています。
 

知名度も実力も兼ね備えたPONYが、コスメをプロデュースすればたちまち話題沸騰。
その中でも特に、便利すぎる!と話題になっているのがコントゥアリングコスメの『プレイ101スティック Duo』です。
これは、一本のスティックに、シェーディングとハイライトが一緒になっていて、ペンの感覚で鼻筋や頬にラインを描き、指でぼかすだけで簡単にコントゥアリングができてしまうという初心者さんにも使いやすい便利アイテム。
店舗やネットで売り切れが続出するほどの一大ブームを巻き起こしました。
 

PONYプロデュースのコントゥアリングコスメの色味は、アジア人の肌色に合わせて作られており、軽く指でぼかすだけで肌になじんでいくので、自然な小顔が手に入ると口コミで人気に火が着いたのです。

このように、美容大国である韓国に持ち込まれたコントゥアリングブームは、トレンドに嗅覚の強いインフルエンサーたちによって、独自の進化を遂げその地位を確立してきました。

日本でもブームとなるか

近年、日本のコスメブランドでも少しずつではありますが、発売され初めているコントゥアリングコスメ。
まだまだ認知度はアメリカや韓国に比べ低いですが、女の子の小顔を手に入れたい気持ちはきっと万国共通のもの。
日本人の顔の形や、肌の色味、またメイクトレンドと掛け合わせた日本独自のコントゥアリング文化が生まれるその日も遠くはないかもしれませんね。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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