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瞑想・呼吸法で3億人を魅了する男にインドまで会いに行ったら日常がちょっと変わった

霜田 明寛

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霜田 明寛

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ヨガ体験のためにインドに行くことになったソーシャルトレンドニュース編集長・霜田と、はあちゅうをはじめとする仲間たち。

3泊5日で宿泊するのは、アシュラムという修行施設。今回はヨガの基本である、瞑想や呼吸法もあわせて、学べるとのことだ。え、修行って??瞑想って?? と、未知の世界への期待と不安が入り混じる気持ちで現地へ!

合計18時間におよぶフライトと、空港からの移動でやっと辿り着いた修行施設はこちら!

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正直、インドと聞くとカオスなイメージも漂っていたのだが……修行施設の中心にはこんなキレイな建物があってビックリ。

はあちゅうさんと、このソーシャルトレンドニュースのイメージモデルを務めてもらっているミス成蹊コンテスト2014グランプリの岡田彩花ちゃんもテンション上昇!

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■“修行施設”といいつつも……地方大学のような雰囲気

現地はボランティアの人達で運営されていて、インド人が多いのかと思いきや、白人の顔も。敷地は広く、スーパーもあれば、カフェも病院も学校もあって、なんだか寮付きの地方の大学のような雰囲気。

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(敷地内のカフェでは談笑する人や仕事に打ち込む人も)

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(敷地内は歩く人もいるし、車で移動もできるほど広い)

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(学校では子どもたちが、圧倒されるほどの大きな声で朗読をしていた)

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(病院もある)

取材なのでしょうがないとはいえ、写真を撮るのも冒涜のように感じるくらい、神聖な空気が流れている。

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(日が昇る頃からホールで瞑想をしに来る人がポツポツと集まり、夜には溢れかえる)

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(夜はライトアップも!)

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と、こんな写真だとリフレッシュだけしているみたいだけど、小中学校のように、瞑想と呼吸法のレッスンの時間割はみっちり!

■ヨガの基本、瞑想&呼吸法を学ぶ

呼吸法のレッスンでは、一定のリズムにのって鼻から空気をすってはく鼻呼吸をしてみたり、耳を澄ませて世界の音を聞こうとしてみたり……。

日本でもやろうと思えば簡単にできることではあるはずなのだけど、なかなかこうやってちゃんと指導してもらわないとできないもの。

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瞑想は、実際にやってみると、世界とつながって一体化したような感覚に。寝る時以外に目をつぶるという行為がなかなか普段はしないので、最初は長く感じられたが、慣れてくると20分の瞑想も3分くらいに感じられてくるので不思議だ。

“世界とつながる”はいささか大げさな表現に聞こえるかもしれないが、少なくとも、寝て起きた後のような頭がスッキリとした感じになるのは確かだ。

瞑想・呼吸法以外にも“自分の人生を7分間で語り合う”といったようなレッスンも。最近ではサイキックという名前でも活動されている芸人、キックさんとやってみたのだが……。お互いの人生に色々と共通点を見出すことができ、急速に距離が縮まった。自分で自分の人生のどこを重要視しているのかを自覚することもできたし、就活用のトレーニングとかでも応用できそうな予感がした。

■3億人を越える人を魅了するアイドル的人気!?

そして、今回の最大の目的は、ヨガの世界的権威であるシュリシュリ氏に直接会いに行くこと。1982年にこの施設を運営するアート・オブ・リビング財団The Art of Living Foundationをたちあげたシュリシュリ氏。今や氏の考案した呼吸法は150ヶ国以上で累計3億人を越える受講者が。

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2006年にはノーベル平和賞候補としてノミネートされるなど、なんだかすごいと聞いてはいたものの……

具体的なイメージが湧かないので「シュリシュリ氏ってどれくらい人気なんですか?」と現地のスタッフさんに聞くと、「うーん、SMAPや嵐くらいですかね」と予想外の答え。

「ええっ、さすがにそれはないでしょう」とジャニヲタとして反論してみると「いやーでも、大きな会場が埋まっちゃいますからね」とのこと。

詳しく聞くと、2006 年 2 月に開催したインド・バンガロールでのこの財団の25 周年記念式典には世界中からなんと225万人動員したとのこと。国立競技場の収容人数が5万人、1999年のGLAYの幕張でのライブで20万人であることを考えてもすごい数字だ。ショップには本やCD・DVDなどのシュリシュリグッズもあり、確かに、アイドル級の人気のようだ。

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日本でシュリシュリ氏に会ったことがある人を聞くと、安倍総理や野田元総理の名前があがり、どうやら首相レベルの人たちが会う人のようだが……

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なんと“日本からのお客様”という名目で会うことが実現!

(後列中心、白い服を着ているのがシュリシュリ氏)

「人生にはいい時期も悪い時期もあるようにも思えるが、全ては捉え方次第だ」といったありがたいお話を頂いた。

■恋愛相談も!? シュリシュリ氏に悩みを相談する人々

もちろん、“お客様”でなくてもシュリシュリ氏に悩みを相談することはできる。それは毎日この施設の中で、夜におこなわれる、シュリシュリ氏のセッション。

屋内でおこなわれることもあれば……

 

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屋外でおこなわれることも。

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シュリシュリ氏が入場すると、人が少しでも近くに行こうとするのは、確かにライブのようだ。

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セッションは、基本的には来ている人たちからの相談を受け、最後に一緒に瞑想をするといった形で進行される。質問は様々でビジネス的なものや「結婚した後に、他の人に恋をしてしまったのですがどうすればいいですか?」といったものまで。みな、シュリシュリ氏の言葉に真剣に聞きいり、一方のシュリシュリ氏も、ひとりひとりに真摯に向き合う姿が印象的。

■自分でどうにかできる“自由”と、自分ではどうにもならない“運命”

個人的に響いたのは

「自分でどうにかできる“自由”と、自分ではどうにもならない“運命”があります。例えば、身長は“運命”ですが、体重は“自由”です」

という言葉。確かに、どうにもならない部分に思い悩ませる時間を、どうにかできるかもしれないことの方に使えば、人生は改善されていくかも……!

最後は“日本からのお客様”として、セッションのステージに!シュリシュリ氏と共に登壇!3日間を締めくくる、最高のフィナーレに。

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日本に帰るといつものように普通の日々。でも、この3日間、大きな刺激を受けたおかげで、その後も小さなことにイライラしなくなったりと、効果めいたものが。現地でボランティアする人の中には、「この施設に来てから、ストレスを感じずらくなったので、定期的に有給をとって来るようにしています」という人も。

ストレスだったり心の持ちようだったり……というのは、自分でどうにかできる“自由”の方の部分。

東京での日々の忙しさに麻痺してしまいそうにもなるけれど、ときには鼻から息を吸ったり、世界の音に耳を傾けたりして、よりよき“自由”を手に入れていきたい……そしたらもしかして“運命”も変わるかも!?……と、思うのでした!
(文:霜田 明寛)

■関連リンク

The Art of Living Foundation

そんなシュリシュリ氏が、3月に来日。この団体で初のイベントを3月20日におこなうことが決定。僕達が受けてきたようなセッションを、両国国技館でやってくれます。実際にインドまで行くのはムリな方でも、その片鱗が体験可能です。

インターナショナルハピネスフェスティバル

日時:2015年3月20日(金) 19時~(開場は17時30分~)
場所:両国国技館

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