Social Trend News

更新

レミオロメンの3月9日だけじゃない! バンド限定、卒業ソング6選

小峰克彦

Creator

小峰克彦

Read more

Share!!

昨日は3月9日。2004年に発売されたレミオロメンの名曲を思い出し、近づく友達との別れを意識した方も多いのではないでしょうか。

自分の学生時代を思い返してみると、卒業式で歌ったのはオトナが用意した『仰げば尊し』、『大地讃頌』などの曲。でも卒業シーズンに聴きたくなる曲は他にもいっぱいあります。

そこで今回は元バンドマンである筆者が、レミオロメンと同様に“バンド”が作った知る人ぞ知る卒業ソングをご紹介します!

1.チャットモンチー 『サラバ青春』

「何でもない毎日が本当は
記念日だったって今頃気づいたんだ今頃気づいたんだ」
「汗のにおいのしみついたグラウンドも
ロングトーンのラッパの音も『さよなら』って言えそうにないな」

文化祭のバンドで女子ヴォーカルが所属していると、コピーされる率が高いチャットモンチー。女子の機敏な感情を唄う人気ガールズバンドの卒業ソングです。

大げさではない日常を切り取った歌詞が共感を呼びます。
「毎日が振り返ると記念日に思える」というのは、少し大人に近づいた証拠かもしれません。

2.スピッツ 『空も飛べるはず』

ドラマ『白線流し』の主題歌としても有名なこの曲。お父さんお母さん世代にとっても、定番卒業ソングの一つではないでしょうか。
ストレートではない歌詞が多いスピッツですが(この曲も例外ではありませんが)サビだけはこんなにまっすぐです。

「君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず」

普通の卒業ソングを「恥ずかしくてカラオケとかで歌えない!」という人も、この曲だけはここぞとばかりに普段は言えないフレーズを口ずさめそう。

3.back number 『恋』

「ぼんやりと君を眺めていたんだ
校舎の窓から
やっぱりかわいいなって
友達と笑い合う君の姿に
見とれることももう
できなくなっちゃうな」

卒業によって、片思い相手に会えなくなる人も多いのではないでしょうか。
卒業までに告白しなきゃとあせる気持ちが表れていて純情男子の共感を呼ぶ一曲です。

しかし、女子からしたら全く話したことない男子に、いきなり告白されたら怖いかも……。
内気な男子からしたら、積りに積もった純情な思いなんです!淡い恋心をわかってくれ女子……!

4.the pillows   『 Funny Bunny 』

「キミの夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
飛べなくても不安じゃない
地面は続いてるんだ
好きな場所へいこう
きみならそれができる」

ストレートな卒業ソングではないですが、夢に向かって日々努力を重ねる友達にかけて上げたい言葉が多い曲。
別れを惜しむというより旅立ちに当たって強く背中を押すようなメッセージがこめられています。

Base Ball BearやELLEGARDENもカヴァーした曲なので、the pillowsを知らなくても、この曲を聴いたことがある人は多いのではないでしょうか。

5. 3B LAB.☆ 『卒業哀歌』

「『威風堂々、胸を張って 生きて行きなさい。』
震える声を出して 先生が言う…」
「最後の最後で心が一つになる
又、会える そう信じて張り裂ける胸の中」

卒業直前は意識していなかった先生の言葉がやけに胸に響いたり、あまり仲良くないクラスメートと最後に急に仲良くなったりするものです。
そんなステキな瞬間を軽快でとっつき易いサウンドながらも、しっかり刺すメロディーと歌詞で伝えてくれる3B LAB.☆。彼らに歌われると、いま卒業迫る季節の気持ちをいつまでも大切に覚えていられそう……。

6.Thee Michelle Gun Elephant 『ドロップ』

正直、「卒業アルバムなんて燃やしてやりたい……!」と思っている人も多いとおもいます。
「押しつけの青春なんかくそくらえ」というやるせない気持ちやキラキラとは程遠い現実。

学生なんて早く終われ思っているあなたをクールダウンさせてくれるのがこの曲。
豊田利晃監督、松田龍平主演の映画『青い春』のエンディングテーマです。

劇中の切なすぎる不器用な不良たちの破滅的な青春と、学校という楽園の崩壊を演出するこの曲は、ドロドロしていたあなたの学生時代に寄り添ってくれるかもしれません。
ぜひ映画を観てから聴いてほしい曲です。

歳をとっても青春時代を再生させてくれる卒業ソング。
想像を掻き立てるという意味では、卒業アルバムよりも鮮度を保って自分の覗きたい思い出を見せてくれるかも。

あの頃に戻るもよし。「何クソ!」と思って糧にするもよし。きっと学生時代の記憶は良いものでも、悪いものでも、これからのあなたを支えてくれるはずです。

(文:小峰克彦)

PAGE TOP