ももいろクローバーZの妹分アイドル・私立恵比寿中学が、限定200人招待スペシャルイベント「HAPPY HALLOWEEN 私立恵比寿中学 仮面舞踏会」に出席した。
これは、イメージキャラクターを務めるサークルKサンクスのキャンペーン「フライドチキンでハッピーハロウィン」が本日10月13日よりスタートすることに際してのPRイベント。
2013年7月よりサークルKのスペシャルサポーターを務める同グループとしては、昨年も同時期に「サークルKサンクス ハロウィン新商品発表会」イベントに 出演しており、ファンにとってはもはやお馴染みになりつつあるコラボイベントだ。
筆者はエビ中ファンでもあるのだが、毎年のこのタイアップには、サークルKサンクスへの感謝を感じてやまない。
それは、今ほどメディア露出が多くなかったエビ中を、2013年より起用し続けていることはもちろん、単純なタレント起用だけではなく、「エビ中ならでは」のコラボを毎年実現してくれているからである。
例えば、メンバー内でもボケ担当的な役割が多い安本彩花を、CM内でもオチとして使ったり、コラボ商品においても個のキャラを立たせるような商品展開をしてくれたりする。
そして何よりも、身近なコンビニ店舗で継続的にエビ中に会える喜びに代わるものはない。
色々な事情もあるのだろうが、事務所の先輩であるももクロの、ファミリーマートとのタイアップ期間が1年に満たなかったことを考えると、ファン的にはこれはもう「ありがとう」としか言いようが無いのだ。
また、曲によってはももクロ以上に奇抜な衣装やメイクが多く、アイドルらしからぬスタイルの多いエビ中だが、「サークルKサンクスコラボの衣装は、エビ中の個性を活かしつつも可愛らしく、ハズレがない!」というのも、ファンの中ではかねてより話題となっている。
私立恵比寿中学☆6周年おめでとう!
真山りかちゃんおめでとう( ´ ▽ ` )
絵はサークルKサンクスです。
エビ中7年目もがんばりまやまー(^o^)/ pic.twitter.com/fH8Nqk9ztt
— ぐみ (@megllica) 2015, 8月 3
▼その衣装の可愛さから、こんな愛のあるファンアートも!
引用元:https://twitter.com/megllica/status/628222365218942976
そんな有り難いスポンサーであるサークルKサンクスに対し、エビ中も堂々たるタイアップ宣言で配慮を忘れない様子。
▼松野莉奈を筆頭に、フライドチキンを試食するエビ中メンバー
今回のイベントでは、『金八DANCE MUSIC』の曲中にあるCMコーナーで、CD音源通りの「エビ中魚肉ソーセージ」ではなく、「サークルKサンクスのフライドチキン」を紹介したり、
「サークルKサンクスのフライドチキン、ここテストに出るから覚えとけよー」
「今日は、このサークルKサンクスさんのフライドチキンをハロウィンに食べる!ということをお知らせできれば、それでいいんです」
といった台詞を言ったりするなど、スポンサーとアイドルが両想いな様子は、ファンとしても見ていて喜ばしいものだった。
アイドルオタクは、バカじゃない。
最近では企業とアイドルのタイアップが非常に多くなった。
2014年の「オタク市場」調査によれば、アイドルオタクは、他ジャンルのオタクと比べても、年間平均消費金額が異常に高い。2位の鉄道模型オタクに約5万円の差をつけてぶっちぎりの1位なのである。
矢野経済研究所調べ
引用元:https://www.yano.co.jp/press/pdf/1334.pdf
企業もこうしたファンとのエンゲージメントの高さや、アイドルのコンテンツ力に期待して起用するのだと思うが、声を大にして言いたいのは、「アイドルファンは、バカじゃない」ということ。
どんな商品であろうと、そのアイドルの名前がつくというだけでドカ買いするわけではない。
例えば、アイドルのキャラクターを無視したタイアップや、「このコラボだったら、他のアイドル誰でもいいのでは……」と感じてしまうような、“愛のないコラボレーション”では、長期的なブランドロイヤリティにはまったく繋がらない。
一方で、アイドルをきちんと大切にしてくれ、文脈に則ったコラボレーションを展開してくれる企業には、「どこまででもついて行きます」という気持ちになるのも事実。企業のマーケティング担当の皆様は、無駄なタイアップ費をかけることなく、アイドルにも、そのバックボーンを支えている我々アイドルファンたちにも、ぜひ“愛のあるコラボ”を実現していただきたいと切に願うばかりだ。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)