「カープ女子」、「セレ女」をはじめ、相撲の女性ファン「スージョ」、ラグビーの女性ファン「ラグ女」……といったように、ここ数年、男性のイメージの強かった場所に、女性ファンがぞくぞくと増加中。この現象、まだまだ続いていきそうですが、そんな中でも今、注目なのが、競馬好きの女子「UMAJO」なんです!
これまで中年男性のイメージの強かった競馬場が、若い女性も楽しめる場になってきているのだとか。
初心者女子でも楽しめるの?競馬場に行ってみた
とはいえ、「競馬って本当に女子が楽しめるものなの?」「初心者でも大丈夫?」という疑問を感じる女性もいることでしょう。
そこで実態を探るべく、初心者の女性向けに競馬場の楽しみ方を教えてくれるという、東京競馬場の「UMAJOツアー」に潜入してきました!
UMAJO SPOT&ターフィーショップでお買いもの!
まず案内されたのは、女性、もしくは女性同伴のグループのみが利用できるカフェスペース「UMAJO SPOT」。
店内には無料ドリンクが用意されている他、ここでしか買えないUMAJOオリジナルのパンやスイーツがありました。
場内には、JRAのキャラクター「ターフィー」や競馬関連のグッズが買えるターフィーショップも。
ツアーに参加していた女子たちからも「かわいい!」という声が飛び交っていました。
初心者もビギナーズセミナーで安心!
続いて、馬券の買い方や競馬新聞の見方などをわかりやすく説明してくれる「ビギナーズセミナー」にも参加してきました。
競馬新聞に詰まった膨大な情報を読み解いて、緻密に予想を立てて……なんて上級者向けの買い方をせずとも、まずは以下のような買い方からでOKなんだそう。
気に入った馬の名前で決める
馬の毛色など、見た目で決める
好きなゼッケンの色と番号で決める
競馬は本当に何が起こるかわからないので、こんな思い切った買い方でも、案外、ビギナーズラックがありえるんだそうです……!
いざ、レース観戦!
実際にレースも観戦。レース場に出てみると、その広さに圧倒されます!
レースは席に座って観るもよし、フェンスの近くまで行って観るもよし。食事や飲み物をつまみながら観ることもできます。
青空の下、ちょっとしたフェスのようなラフさと開放感……!
1日の内に何レースも行われているので、馬券を買っていないレースでも観ることができます。
勝敗にこだわらずとも、サラブレッドたちが駆け抜ける迫力を感じるだけでも、充分に来る価値があるのではないでしょうか (しかも入場料はたった200円!)
UMAJOが増加中、その人気の理由3つ
実際に競馬場へ行ってみてわかったことをまとめると、この3つです。
【1】思っていた以上に広くてキレイ、フードが充実
初めて行く人はおそらく驚くかと思いますが、東京競馬場全体が清潔で、広々としていて、一般の商業施設のように楽しめる空間です。
この日は屋外で世界のビールが販売されているなど、さながらオクトーバーフェストのようにワイワイ楽しめました。
【2】馬券は意外と簡単に買える
マークシートで買う馬券は、一見システムが難しそうなのですが、意外と簡単。
100円から購入できるので、「当たれば儲けもん」程度の軽い気持ちで買えるのもいいところだと思います。
初めのうちは馬券を記念で買う程度から始めて、フェス感覚で雰囲気を楽しみつつ、徐々に予想の腕を磨いていくのも楽しそうです。
【3】本物の馬がかわいすぎて、推せる!
何と言っても、馬が想像以上にかわいい! 本物の馬なんてなかなか見る機会もないですが、パドック(レース前の馬を下見する所)で実際に見てみると、毛並みはツヤツヤ、つぶらな瞳でパカパカと歩いている姿がなんとも愛らしい……!
一頭ずつお尻の形が微妙に違ったりもして、不思議と「あの子がカワイイ!」と直感で惹かれてしまう馬がいました。アイドル好きの女性ならこの感覚、わかるはず!
自分なりの“推し馬”を探してみてはいかがでしょうか。
ということで、これまでは、おじさんやタバコなどのイメージの強かった競馬ですが、すっかり女性も楽しめるエンターテイメントになっていたことが、今回の取材を通してわかりました。
競馬場へ行けば、純粋にサラブレットたちのドラマを楽しむUMAJOや、広々とした芝生の空気を楽しむUMAJOたちに出会えるかもしれません。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
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