2016年がスタートし、今年は何か新しい趣味や興味の世界を広げたいと思っている人も多いのではないだろうか。
そんな人には「バレエ」の世界はいかがだろうか。
かつては格式高い芸術世界というイメージだったが、近年では世界的に認められる日本人バレリーナも多くなり、昔よりも身近な世界になってきている。もちろん芸術性の高さは変あらないが、今までよりも気楽に、バレエの世界に触れられるようになったのは間違いないだろう。
YOU×桜沢エリカが語る、バレエの魅力
そんなバレエの世界をのぞき見するのにピッタリな機会がある。
WOWOWが、ロシアで最も格式の高いバレエ団とたたえられるマリインスキー・バレエの公演から、珠玉の4作品を1月と3月に放送することが決まったのだ。
また、作品の合間にはタレントのYOUと漫画家の桜沢エリカが“女子目線”でバレエトークを繰り広げるとのこと。バレエ初心者ならば特に、このトークは新しい世界への興味を高める、必見の内容となりそうだ。
“女子目線”で見るバレエは、初心者も楽しめそう
17歳までバレエを習い、近年は大ファンのシルヴィ・ギエムの公演ばかり観ていたというYOUも、マリインスキー・バレエについては初心者。
対して桜沢は、自身の漫画作品『バレエ・リュス』を書き上げる際にマリインスキー・バレエを勉強し、以来、国内外のバレエ公演を多く鑑賞している。
そんな彼女から教示を受ける形で展開されるトークに、YOUは「誰もが知る作品を誕生させた、本当に伝統的なバレエ団なんですね」と感嘆しきりだったようだ。
他にも、各バレエ団によって違う男性ダンサーの魅力や特色など、女性ならではの目線でのトークも展開。
大好きなシルヴィ・ギエムの引退で、次に追いかけるダンサーを見つけたいというYOUは「ファッションも、このデザイナーが好きだから着る、みたいな感じなのかもしれない。1人お目当てを見つけると追いたくなるのがファン心理ですよね」と分析している。
「ロシア名門マリインスキー・バレエの世界」として今回放送される4作品は、「ラ・バヤデール」、「ロミオとジュリエット」(ともに2016年1月9日放送)、「イワンと仔馬」、「眠れる森の美女」(ともに2016年3月放送予定)。
バレエにセリフはないが、今回のトークでは作品の見どころを、舞台評論家の小田島久恵が独自の目線で解説するとのことで、バレエの世界に初めて足を踏み入れる人でも、気軽に楽しめる内容になっているはずだ。
2016年スタートのこの機会に、世界中の観客を魅了し続ける、気高く美しいロシアバレエの世界をのぞき見てみてはいかがだろうか。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
[マリインスキー・バレエ]
サンクトペテルブルクで270年以上もの歴史を持つロシア・マリインスキー劇場に所属するバレエ団。
1890年代、チャイコフスキーの名曲にマリウス・プティパが振り付けた、「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」のいわゆる“3大バレエ”を世に送り出したバレエ団としても知られており、伝統は現代バレエへ脈々と受け継がれている。
昨年11月下旬~12月にかけて来日公演を行なったり、バレエ団所属の世界に誇るプリンシパル、ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリー映画『ロパートキナ 孤高の白鳥』が今月下旬に公開されたりと、日本でも関心が高まっている。