道で、街で、電車の中で……ポイ捨てされたゴミを、あなたなら拾いますか?
自分が捨てたわけではないゴミを拾い上げて捨てるのは、多くの通行人が落ちているゴミを無視して去っていく中では、ちょっと勇気のいる行動かもしれません。
「誰かがいずれ拾うだろう」そんな風に他人任せにしてしまいがちな、街のゴミ拾い。
そんな人間の心理をうまく使ったイタリアの「ドッキリ」がyoutubeで絶賛されています。
作成者:lovechokolove
ドッキリの仕掛けはいたってシンプル。
道にペットボトルを捨てておき、それを拾ってゴミ箱に捨てた通行人を大喝采で祝福するというもの。
施設を埋め尽くしている大勢の客は、実は一般人のふりをしたエキストラ!そんなことも露知らず、通行人の多くは、落ちているゴミに目も向けず横を通り過ぎていきます。
誰にも拾われることなく落ちたままになっているペットボトル……。このまま、まさかのドッキリ終了?エキストラも不安そうにキョロキョロし始めます。
と、その時。1人の若い女性がさっそうと歩いてきたかと思えば、一瞬のためらいもなく、ペットボトルを拾い上げゴミ箱にIN。
同時に、「よくやった!」とばかりに施設中の客が拍手喝采!
ゴミを拾った女性は、「え?何?」と驚きながらも照れくさそうに微笑みます。
ゴミを拾う、という一見何でもなさそうな、しかし多くの人が出来ない行為に、盛大に称賛をおくるこのドッキリ。誰もがハッピーになれる、素敵な企画ですよね!
似たような企画で、道に落ちている1セントコインを拾った人にド派手な祝福をおくるドッキリもアップロードされていました。
作成者:lovechokolove
こちらは拾うモノが“お金”だということもあり、ちょっと盛大に祝福されるのは恥ずかしい気もしますが……。しかも、紙吹雪にダンサーによるパフォーマンス、美女や取材陣に取り囲まれるなど、先述の「ゴミ拾いバージョン」よりも派手に祝福されるので、なおさら恥ずかしいですね。
どちらもイタリアで行われたドッキリですが、日本でやったらどうなるでしょうか。
道に落ちているモノを拾って祝福されることは無いとは思いますが、1人の日本人として恥ずかしくない行動を心がけたいものです。