電動自動車、電動歯ブラシなど、私たちの身の回りにはすでに様々な「電動」が溢れていますが、そんな中、スウェーデンの『Radinn』社が驚くべき製品を開発しました。
それは、世界初の“電動ウェイクボード”です。
ウェイクボードとは、足にボードをつけてそれを船に引っ張ってもらい、波やターンを楽しむことを目的とするウォータースポーツのこと。テレビや映画で一度は見たことがあるかと思います。
船の引き波を利用して空中を自在に舞うことのできるその楽しさは、サーフィンでは得られないものがあり、アメリカ西海岸を発祥として全世界に広がりました。
今回、発明された電動ウェイクボードは、その従来必要とされた船すら必要としなくなる代物。
世界中のメディアから注目を集めている、ありそうでなかった電動ウェイクボード。購買意欲を掻き立てられる美しい動画と共に、その魅力に迫ります!
作成者:Radinn
仕組みはいたって簡単。
ウェイクボードの後方部に搭載された強力なモーターからジェットが出て、何もせずとも前に進むことができます。
船に引っ張ってもらうことなく、ウェイクボードが楽しめるというわけです。
右手に握ったワイヤレスのコントローラーで操作します。
どことなくWiiっぽいと感じるのは私だけでしょうか……
港町で乗れば、みんなの視線をゲットできること間違いなし!
「スパイダーマンの悪役みたい!」と言われる可能性もありそうですが、そういうことを言うやつには水しぶきをかけてやりましょう。
この構図は少し「フォレスト・ガンプ」っぽいですね。
日本にもこんな広い噴水があればいいのですが、少し現実的ではないかも……
というわけで、日本の皆さんには街中(とくに噴水)ではなく、海や川で楽しむことをオススメします。
川くだりもスリル感満点!
もちろん、女性や子供も楽しむことができます。
そもそも、ウェイクボード自体、初心者でも短期間で乗りこなすことができるようになる上、水上ということで大きな怪我をすることもほとんどない、安全性に優れたスポーツなのです。
こんな風に、電動ウェイクボードで通学できるようになれば、楽なんですけどね。
■特徴
公式サイトやFacebookに掲載されている商品概要によると、電動ウェイクボードには以下の主な特徴があるとされています。
・ボートで引っ張るウェイクボードと同じターンを実現
・ワイヤレスの防水コントローラーを利用し操縦
・軽量リチウムバッテリー内蔵
・十分に持ち運べる重量(29kg)
・最高時速約46km/h
29㎏という重量がはたして十分に持ち運べる重さなのかは、非常にあやしいところではありますが、最高時速約46km/hというのは、なかなかのスピードですよね。
これ以外の詳しい情報は、残念ながら現時点では不明となっています。商品名もまだ決まっていないようで、「僕らの電動ウェイクボード」なんて名前で呼ばれているんだとか。
■お高いんじゃないの?
さて、この魅力たっぷりの電動ウェイクボードですが、気になるお値段は、なんと€15,000(約210万円)!
まだ正式な金額が決定した訳ではありませんが、「だいたいこれくらいを考えている」とのこと。やはり高いですね。簡単には手が届きません。
私のような庶民は、当面の間はどこかの業者がレンタルしてくれるようになるのを待つしかないようです……
開発元の『Radinn』社によると、現在最終のテスト段階に入っており、今冬には販売されるとのことです。来年の夏までに値段が1/10になっている可能性……なんてないかな。
なってたら今から貯金するんですけどね。
○参照元→Radinn社公式サイト