映画化もされ、ベストセラーとなった実話小説『ビリギャル』(※)。このヒット以降、映画のモデルにもなった「坪田塾」では入塾希望者が一気に増加したそうですが、実際、塾生たちはどんな風に感じているのでしょう。
(※)ビリギャル…ベストセラーとなった実話小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のモデル。坪田塾の塾長・坪田信貴氏が著者。
そこで、坪田塾 本郷三丁目校に通う、とある塾生さん(Aさん)にお話を聞いてみることに。坪田塾では親御さんの理解や協力も重要だと考えているとのことで、塾生の方だけでなくお母様にも答えてもらっています。
ご自身の体験から、坪田塾の特徴を教えてもらいました。
医大を目指して2浪目で入塾…成長が実感できるように
“自分で”勉強することの大切さ
――まずは坪田塾に入ったきっかけを教えてください。
Aさん「私は医学部進学を目指しているのですが、残念ながら現役、1浪目と落ちてしまい、2浪目になりました。正直、2浪が決まった時は弱気になってしまっていて……。このままではいけないなと思っていました。何か変えないと、と」
――それで坪田塾へ? 坪田塾のことは以前から知っていたのでしょうか。
Aさん「実は母に入塾を勧められたからというのもあります」
お母様「はい。子どもを認めて、伸ばしてくれる塾を探していたんです。坪田塾の評判は聞いていましたから、期待はもともとありました。実は娘が1浪開始時にも、一度入塾を検討しているんです。でもその時は、結局気持ちが固まらずに見送っていました」
――“気持ちが固まらなかった”というのは、なぜでしょう?
お母様「坪田塾では、“自宅で、自分一人で学習を進めていけるようになる”というのを掲げていらっしゃいます。もちろんそれは理想的ですが、本当にできるのだろうか? そんな時間を確保できるのだろうか?という不安があり……。1浪目は講義形式の予備校に通いました。でも結局2浪が決まった際、本人が“自学の時間が足りなかった”と反省していたんです。これは坪田塾に入るしかない!と、決意しました」
Aさん「もっと自学に力を入れたいと思いましたし、何より私自身が医師になりたいという思いを諦めず持ち続けることができる、そんな塾に通いたいと思ったんです。坪田塾なら背中を押してくれるのではと、入塾することにしました」
前に進んでいる実感で、気持ちが強く
――実際に入塾されてみて、以前と違うなと思うことはありますか?
Aさん「そうですね。以前通っていた予備校のように講義を聞くだけだと、“その日に自分が、何をどれくらいできるようになったか”を確認するのは難しいところがありました」
――人間、前に進んでいることが感じられないと不安になってしまうものですよね。浪人生となれば、なおさらなのではないでしょうか。
Aさん「はい。でも坪田塾に入ってからは演習に時間を費やすことで、毎日少しずつでも自分が前に進めていると思うことができるようになりました。これがモチベーションに繋がっていると思います」
――お母様から見て、いかがでしょうか?
お母様「本当に、私から見ても気持ちの大きな浮き沈みがなく安定するようになりました。目標ははっきりしているので、気持ちが大きく落ちず、諦めずに努力できれば、必ず伸びると信じています。最近では自分で決めたことを貫く意志の力が強くなったとも感じます。それは母として嬉しいですね」
“子別”で築き上げる、講師との信頼関係
――坪田塾は“子別”指導を謳っています。その分、一般的な講義形式の予備校よりも講師との関わりは深いのではないでしょうか。
Aさん「はい。講師の方々は尊敬しています。自分が思うように進まないことも多い中、明るく声かけしてくれる先生方にはとても励まされていますし、有り難い存在です」
お母様「本当に、素晴らしい先生方です。本人の持つ良いところを伸ばし、自信をつける声かけを常にしてくださるので、大きな目標に向かう不安に負けません。有り難いと日々感謝しております」
――娘さんだけでなく、お母様ともしっかりと信頼関係が築けているのですね。
お母様「そうですね。人間的に尊敬できる先生からは、本人も得るものが多いのではないでしょうか。大学生になったら坪田塾でアルバイトをしたいと言っているくらいです。先生方の生徒との関わり方を学びたいのだろうと思います」
将来なりたい自分になれるように、サポートする学習塾
“塾生の人生を応援する”をコンセプトとして掲げる坪田塾では、単に勉強を教えること以上に、生徒の自立や人間力を高めることにコミットしているのだといいます。
最後はAさん親子に、受験だけでなく将来的な目標についても聞いてみました。
誰かのために、自分の意志を強く持てる人に
Aさん「他人を思いやる気持ちを持ち、誰かの支えとなる人になりたい。相手の意見をしっかり聞ける人であり、自分の意志を強く持つ人でありたいです」
お母様「娘には、本人がそう望むように社会に貢献できる人になってもらいたいですね。自分の能力を信じて、自分の人生を生きていってほしいと思います」
生徒さん自身と親御さんの持つビジョンがしっかり合致していたことを見るに、ご家庭でもしっかり話し合いができている様子がうかがえます。入塾説明会から必ず親子で参加してもらい、お互いの価値観をしっかり確認しあうところから始める坪田塾の影響もあるのかもしれません。
ただ学力を上げる、目標校に合格させるためではなく、生徒と信頼関係を築き、将来の自分を考えることが前向きになれるようにサポートする場所。今回のお話を聞いて、坪田塾に対してそんなイメージを持つことができました。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)