2018年09月20日（木）更新

『宇宙兄弟』が描く世界 ANA×JAXAが手掛ける宇宙プロジェクトに参画出来る！

Creator

ソーシャルトレンドニュース編集部

地球の外側に広がるもう一つの世界、「宇宙」。
簡単には手が届かないこの未知なる世界に、人類ははるか昔から大いに知的好奇心を掻き立てられてきました。

ANA×JAXA　「AVATAR X Program」で地球にいながら宇宙空間へ

そして時は流れ、2018年9月6日。JAXA宇宙科学研究所　相模原キャンパスで行われた記者会見で、宇宙空間における「AVATAR」の活動を実現させるためのプロジェクトである「AVATAR X Program」が発表されました。

なんと、地球にいながらあの「宇宙」を肌で感じ、体験することが出来るのです。

世界中、そして宇宙にも行ける「AVATAR」

このプロジェクトではANAとJAXAが共同し、月面や宇宙空間などの極限環境下でも、地上、または宇宙空間からの遠隔操作で、AVATARによる作業や宇宙飛行士のサポートを可能にすることを目指していくそう。

また、この技術を使えば、地球上にいながら自身と、宇宙空間にいるAVATARを接続させることで、宇宙空間を感じることが出来るのです。まさに「もう一人の自分」を宇宙に送り出しているかのよう。

さらにこのプロジェクトでは、地上での実験場として大分県に技術実証フィールドを立ち上げるとのこと。
最先端技術が集まる場として、また、宇宙と人類の未来を体感できる施設として、世界中の人々が集うムーブメントの中心地となる場を目指していくそうです。

(完成イメージ)

すでに多くのメディアでも取り上げられており、宇宙事業への関心度の高さがうかがえます。

ANAが目指す「AVATARと人の繋がり」

航空会社であるANAがAVATARを活用したプロジェクトに取り組む意義について、ANAホールディングス代表取締役社長・片野坂氏は、「飛行機の利用者はまだ世界で６％ほどである」という現状を示した上で、残りの人々を繋げる方法として、さらに企業としての地域貢献的役割として、「AVATAR X Program」の実現を目指していきたいと、ANAとして掲げるプロジェクトの未来を語りました。

ANAホールディングス代表取締役社長　片野坂氏

『宇宙兄弟』に描かれたような未来を形にしていくのはあなた！

発表された「AVATAR X Program」。

今までなら正直、「すごい世の中になったものだ」と、どこか人ごとに捉えてしまいがちでしたが、この壮大なプロジェクトに誰でも参画出来るチャンスがあります！

それが「ANA WonderFLY」へ参画するという方法。
「ANA WonderFLY」は、新しい技術やアイデアを支援して、夢を形にするためにANAが運営するクラウドファンディングサイトで、今回、「AVATAR X Program」を開始するにあたり、新たにクラウドファンディングが立ちあげられました。

これに参加し応援することで、技術的には参画が難しい宇宙プロジェクトに加わることが出来ます。

クラウドファンディングとは

日本ではまだあまりなじみのないクラウドファンディングですが、欧米などでは世界を代表する巨大クラウドファンディングサービスが存在しているほど一般的に行われている制度。

インターネット上で募集されたプロジェクトに対し、資金提供をすることでそのプロジェクトを支援することができ、かつ「購入型クラウドファンディング」※であれば、プロジェクト実施決定時にはその対価としてサービスをお得に受けられるなどのリターンを得ることが出来ます。

※クラウドファンディングには「寄付型」・「投資型」・「融資型」・「購入型」と種類があり、リターンの受け取り方がそれぞれ異なる。

クラウドファンディングで宇宙のシナリオを一緒に描く

今回、AVATAR Xクラウドファンディングは、宇宙での活動や宇宙飛行士になるまでをリアルでかつ、コミカルに描いた漫画『宇宙兄弟』とタイアップすることで、「AVATAR X Program」が目指す宇宙での体験や未来をよりリアルに可視化。

あの『宇宙兄弟』の漫画内で描かれていたような世界を一緒に描くことが出来るかもしれないのです。

技術的な面ではどうしても専門的な技術を持つ人にしか実現が難しい宇宙プロジェクトですが、クラウドファンディングに参加することで、新しい形で関わることが出来るのが魅力。
「応援」という形で夢の宇宙プロジェクトに参画出来ます！

クラウドファンディング企画を通じ、全ての人が宇宙を身近に感じられるきっかけを作り、一人一人の応援を形にしたいという思いから発足されたそう。

ANA AVATARプログラム・ディレクターの深堀氏は本企画に対し、「クラウドファンディングを通してコミュニティを作っていきたい。今後(参加メンバーに向けて)リアルで体験できるような企画も考えていきたいので、宇宙好きの方はもちろん、宇宙に興味のなかった人にもぜひ参画してほしい」と、発足の想いを語りました。