96年から続く長寿番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系、月曜22時〜)が、木村拓哉主演の月9ドラマ「HERO」終了後も、視聴率好調を続けています。
「HERO」開始前、「SMAP×SMAP」は数字が低迷していました。前番組である“月9ドラマ”の視聴率不振の余波を受け、10%前後の数字になる回もあったのです。
しかし、全話平均視聴率21.27%の「HERO」の影響もあり、7月から一気に回復。その期間は17%台2回、15%台2回、最低でも12%をマークしました。
となれば、「HERO」終了後の10月は、「SMAP×SMAP」の真価が問われる時期。
いったい、結果はどうなったのでしょうか。
10月の「SMAP×SMAP」視聴率は、
6日 12.8%(2時間半スペシャル)
13日 12 %
20日 12.5 %
27日 13.7%
と安定。全体的に視聴率が低迷している事情を考えれば、22時台での12%台は十分な数字と言えます。
ここで、10月開始の月9ドラマ「信長協奏曲」の視聴率との関係を見てみましょう。
13日 15.8%
20日 13.5%
27日 12.5%
両者の数字を比べると、「SMAP×SMAP」は「信長協奏曲」の数字に左右されていないとわかります。つまり、番組自体に安定的な視聴者が戻ってきたわけです。
特に27日は「信長協奏曲」12.5%、「SMAP×SMAP」13.7%と前番組を上回っています。これは、「SMAP×SMAP」を明確な目的として、フジテレビにチャンネルを合わせた視聴者がいたと証明する数字です。
7月の「27時間テレビ」、「HERO」で、「SMAP×SMAP」は完全に息を吹き返したと言えるでしょう。