今もっとも注目されているビジュアル表現「プロジェクションマッピング」。 あなたもどこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか?
「プロジェクションマッピング」とは、パソコンで作成したCG映像をプロジェクターで建物などに映し出す最新技術のことで、国内では東京ディズニーランドで行われているマッピングショーが有名ですね。
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シンデレラ城をキャンバスに映し出されるファンタジックな世界は、パレードとはまた違う驚きと感動を与えてくれます。 こんなロマンティックなショーをカップルで見たら、お相手ともいい感じになれそうですね。 ベストなタイミングを見極めて手をつないでみましょう(笑)。
東京国立博物館で行われた特別展「京都─洛中洛外図と障壁画の美」で、本館に映し出されたプロジェクションマッピングは、ディズニーとは一変「和」な世界観。
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手掛けたのは、2012年12月、東京駅のマッピング「TOKYO HIKARI VISION」で話題を呼んだクリエーター村松亮太郎さん。 リズムに合わせて建物が動き出したり、窓越しに人影が見えたり、飽きのこないバリエーション豊富な表現がお見事です。 どことなく“北野映画”にも似た世界観を感じますね。 大人気の“巨人”もプロジェクションマッピングで大暴れしていました。
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ラゾーナ川崎で行われた、人気漫画「進撃の巨人」のプロジェクションマッピングショー。 “実物大”の巨人が話題を集め、見る人達に恐怖とスリルを与えてくれました。 しかし、本当に川崎に巨人が来たら…と思うと、怖すぎです。千葉方面まで一刻も早く逃げましょう。
お次は海外の作品。 イギリスの保険会社「Hiscox」がプロモーション用に制作したプロジェクションマッピング「The House I Grew up in」では、一軒の家を舞台に驚きの世界が繰り広げられます。
一人の男性が家の玄関から中に入って扉を閉めると、あら不思議。 家の中が次々に部屋ごと入れ替わっていきます。 ときには7つに仕切られた部屋に、ときには特大のダイニングスペースに、ときにはファンタジックなシアタールームにと変幻自在なその様子は、まるで夢を見ているかのようです。 しかし、これのどこが保険会社のプロモーションになるのでしょう?と思ったら、 「さまざまな過ごし方の様子から、自分のライフスタイルにあった保険が必要」というメッセージを訴えかけるらしいです。深すぎ!(笑)
プロジェクションマッピングを投影できるのは、建物だけではありません。 こちらは人間の顔の動きをリアルタイムでトラッキングし、そこにプロジェクションマッピングを施した「OMOTE / REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING.」。
肌がメタリックな輝きを帯びたり、顔面が割れて中身の機械が露出したりと、SF映画さながらに人間の顔が変わっていくその様子には、思わず鳥肌が立ってしまいます。
最後はこちら。 プロジェクションマッピングを取り入れた、「パフューム」のライブパフォーマンス。
作成者:fmwads8492
テクノポップな音楽のコンセプトとデジタルな映像の世界観が見事にマッチして、文句なしでかっこ良すぎ。日本が世界に誇るプロジェクションマッピング作品です。
いかがでしたでしょうか? まだまだ未知の可能性を秘めたプロジェクションマッピングからは、これからも目が離せません!