2019年3月でオープンから丸3周年!
開始当初は「読者しぼりすぎてない?」と言われながらも、最近では女性読者も多く、オトナ童貞という“うまくいかなかった時代に、僕らの心の網目はどんどんと細かくなっていって、色々引っかかるようになっていった”という感覚は童貞を引きずっている男性だけのものではないことを実感しつつ、4年目を走っております。
ということで、“永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリー”の、今年の人気記事ランキングを発表します!
まずはインタビュー記事編のTOP5!
あらためて『オトナ童貞』について振り返ってみたい方はこちら
2016年、2017年、2018年の人気記事ランキングはこちら
第5位 「離婚したって、愛はある」窪塚洋介 新時代のLOVE論
平成とは“窪塚洋介の崇高さと純度の高さに人々がついてこれなかった時代”なのではないか――?
平成と令和をまたいで掲載された窪塚洋介さん3回連続インタビューの第2回は、窪塚流・子育てに前の奥さんとの関係性などを語ってもらいました。
「好きとか嫌いは変わるけど、愛は変わらない」
「一生面倒見ようと思って結婚して、9年間頑張ったけどダメで。でも最初に『一生面倒見よう、俺はこの人のことを愛してる』って思った自分は本当なんで。そのことは消しようがない」
好きになってしまったという事実の上には、愛は消えないという“なくならない愛”の概念を提唱してもらえました。
第4位 「北山宏光が面白すぎて…」監督・筧昌也が語る“死を描くときのバランス”
「(北山くんは)歌と踊りの”型”はできているので、何をリクエストしてもちゃんと応えてくれるんですよね」
今年は『仮面ライダーゼロワン』の脚本も手掛けるなど、活躍された筧昌也さんの監督作『トラさん~僕が猫になったワケ~』のインタビュー後編。
主演を務めたKis-My-Ft2の北山宏光さんについて『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)執筆中だった編集長の霜田が深堀り。“ジャニーズという伝統芸能”の型があるからこそ、歌やダンス以外も新鮮さがあり、何でもできる……という北山宏光さんを起点にジャニーズのすごさも垣間見えるインタビューに。
第3位 「大きな胸がコンプレックスだった」デビュー10年・護あさなの“ヒロインになれない”人の生きる道
「恥ずかしかったものを出せるようになることこそが、私のようなヒロイン以外の人間が生きる道、“脇役道”につながっていくんです」
今年でデビュー10周年を迎えた女優・護あさなさんのインタビュー。
女優としての活動を広げていくなかで「自分はヒロインの顔ではない」と気づいてしまったという護さん。色々と“経てきた”これまでのご自身の人生の物語をもとに “主役になれない側の人間がどう生きるか”という問題に真摯に向き合ってもらい、助言を頂きました。人の感じてないことを感じてしまう人、傷つきながらも前を向く人に是非受け取って頂きたい言葉が満載です。
第2位 「ヌケないとか知らないし」冨手麻妙が裸になる理由
「自分の意思とは違うところで男の人のために自分の肌を見せて、笑顔を作ることが“嘘の行為”に感じてしまって苦しかった」
年1ペースでチェリーにご登場頂き、3回目となった冨手麻妙さん。デビュー10周年記念の写真集発売のタイミングで、グラビア時代の葛藤から、AKB時代と、これまでの人生を振り返って頂く前後編のロングインタビューです。
後編のこの記事は、日本の男性は女性を自分で脱がせたいから、冨手さんのように主体的にエロスを出す女性を怖がる……という“女優・冨手麻妙の脱ぎ論”。男性週刊誌やAmazonのレビューへの違和感は、この記事を起点に他サイトでも取り上げられるなど、話題になりました。
第1位 「実は5回死にかけた」窪塚洋介に聞く“生きる意味”の作り方
インタビュー連載【窪塚洋介 時代をカケル言葉】の最終回が第1位に!
「窪塚洋介が転落した――」という衝撃のニュースから15年。あの日からも生き続けてきた窪塚洋介さんになら、人生の意味への答えがあるのでは――? あの事故の以外にも“凡ミス”で計5回死にかけたという“窪塚洋介からのIKIRO”のメッセージがここに……!
「意味は自分で作るしかないんです。意味を与えてもらえるなら、どれだけラクだったことか」
「誰かを好きになったり、憧れたりするのは、その相手の中に、自分が欲しい要素・なりたい部分を見つけられたってことなんですよね」
【窪塚洋介 時代をカケル言葉】は動画でもお楽しみ頂けます。
ここからは連載コラム編!
各連載の中で、それぞれ最も見られた記事をご紹介します。
オチマンポコ論/福原充則
第16回「ヤリチンになった童貞」【新・お悩み相談④】
今年は脚本を務めた日本テレビ系ドラマ『あなたの番です』が大きな話題に!
『俺節』以来、約2年半ぶりに関ジャニ∞の安田章大さんとタッグを組んだ舞台『忘れてもらえないの歌』も好評を博した福原充則さんによる人生相談。実は今年から対面式になりました。
健やかなビッチ、元童貞のヤリチン、浅川梨奈さんと色々な相談が続きましたが「童貞がみんな、ウィノナ・ライダーに憧れた時代があったの!」と福原さんが若干イラッとするのがこの回。ちなみに、相談者は随時募集中です。
卒業をさせておくれよ/善雄善雄
第1回「女子高に通っていたあのころ」
劇団「ゴジゲン」所属の俳優であり、脚本家・善雄善雄さん。ゴジゲン主宰の松居大悟さんも認めていたその才能が、初の連載をチェリーでスタート!
1985年生まれ、未だに「通っていた高校から卒業できない」という夢を見るという善雄さんが「卒業」できない“あの頃”を、繊細さの上に笑いをまぶして紡ぎます。こちらは、女子だらけの高校に通っていた日々を綴った初回です。
指南役のTVコンシェルジュ/指南役
第51回 7月クール連ドラ反省会&10月クールちょい感想
1クールごとに、オススメドラマを教えてくれるのが恒例となったこの連載。リアルタイムでなくても、ネット配信で多くのドラマが見られる昨今、「わざわざ低評価のドラマを見て、時間を無駄にすることもない。あなたは既に太鼓判を押された未見のドラマのみを、ネットで狙い撃ちすればいい」と指南役さんも豪語する通り、この連載の重要性は増しているのかも。
ということで、こちらは『あなたの番です』『凪のお暇』などの7月クールを分析しながら、『まだ結婚できない男』『クランメゾン東京』『俺の話は長い』など10月クールにも触れたお得な回をどうぞ。
今年は映画関連のインタビュー以外にも、作家・山崎ナオコーラさん、漫画家・サレンダー橋本さんの新刊紹介や、現在キー局のアナウンサーとして活躍中の篠原梨菜さんによる銭湯紹介など、“文化系”の範囲を広げながら、進んできたチェリー。
“童貞を引きずっている”人のみならず、転じて、傷つきながらも前を向く全ての人のお供になれればと思いますので2020年もよろしくお願いします!
(文:チェリー編集部)
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