綾瀬はるか主演ドラマ『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系、水曜22時〜)が第1話視聴率14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)に続き、第2話は17%、第3話17.1%と、数字を上げ続けています。
近年の連続ドラマは、1話の視聴率がもっとも良いケースが多く、2話以降は“いかに下げ幅を小さくするか”という勝負とさえ言える状況です。
今期のプライム帯(19時〜23時)の連続ドラマで、『きょうは会社休みます。』だけが1話から3話までの視聴率を上昇させています。
『ドクターX』や『相棒』は、もとの視聴率が高いとはいえ、右肩上がりにはなっていません。
7月〜9月期を見ても、『HERO』は第1話26.5%のあと、第2話は19%に。『昼顔』は、第1話13.3%から第2話13.5%と上げましたが、第3話で12%と下げています。
今年、1話から3話まで視聴率を上昇させ続けたプライム帯の連続ドラマ(1話が2ケタのドラマを対象。以下同条件)は、1月〜3月期の『緊急取調室』(テレビ朝日系)、『医龍4』(フジテレビ系)以来、3本目です。その2つのドラマは、
・・・・・・・ 1話 2話 3話 4話
『緊急取調室』 12.5% 13.4% 16.1% 11.3%
『医龍4』 11.6% 12.8% 13.2% 12.3%
と4話で数字を下げています。
結局、全話平均視聴率は、『緊急取調室』12.86%、『医龍4』12.10%となり、大ヒットとは言えませんでした。
となれば、本日放送の第4話の視聴率が『きょうは会社休みます。』の命運を握っていると言えます。
もし1話から4話まで視聴率を上昇させ続けとなれば、昨年7月〜9月期放送の『半沢直樹』以来の快挙となります。
・・・・・・・ 1話 2話 3話 4話
『半沢直樹』 19.4% 21.8% 22.9% 27.6%
『半沢直樹』は、4話で一気に数字を上げました。いったい、『きょうは会社休みます。』の視聴率はどうなるでしょうか。
(文=シエ藤)