東京スカイツリーのお膝元にある、すみだ水族館。正直、普通のオフィスビルのような、特に最先端には見えない水族館なのですが……
この『すみだ水族館』の館内で期間限定で行われているのが『クラゲ万華鏡トンネル』と『小笠原から実物大クジラがやってきた!』の2つです。
『クラゲ万華鏡トンネル』はすみだ水族館内の5階から6階にかけての全長50メートルのスロープにて2014年11月22日から2015年1月12日までの期間限定で行われている展示です。
壁の中に水槽を設置して、鮮やかな色で水槽内を照らしその中にはミズクラゲ、ブルージェリーの二種類を展示。また、側面、天井の三面に約5000枚の鏡、さらにミラーボール、スタッフさんの努力の結晶のクラゲの映像が大画面に映し出されています。
なんとも華やかな水槽ですが、実は以前までは雰囲気がまったく違ったよう。スロープでは、ボラなどの地味な展示だったようです。そこで今回、約半月のリフォーム工事を施してこのクラゲ万華鏡トンネルを作ったそうで、広報の方も「子供も、みんなゆっくり見ている。これは大成功!」とかなりの自信。
次に「小笠原から実物大クジラがやってきた!」です。これは、館内で最大の水槽である「東京大水槽」にプロジェクションマッピングを投影するというもの。世界自然遺産にも登録されている小笠原諸島の海にいる魚たちを再現しているこの水槽。この水槽に小笠原にいるザトウクジラが東京の夜景を見るために浮遊し、最後はこの水槽にやってくるという内容。この投影で使われている夜景の映像はこのために撮影したもの。この水槽内にいるカンパチが人懐っこいのか水槽のふちを泳ぐため、このプロジェクションマッピング中にクジラとシンクロして見応えばっちり!ただ、角度によっては見にくいことも・・・
この2つ以外にもクリスマスまでの限定で
「アクアツリー2014」、「クラゲのメリークリスマス」などを開催していてとてもきれいです!
僕が高校で部長をしている部活ではミズクラゲを飼育しているのですが、そこのクラゲは昇降口に地味な感じで展示してあり、ちょっとかわいそうな感じ。しかし女子生徒からは癒しになると大好評。このような展示をすれば、ウチの高校にも、もっと女子生徒が寄ってくるのかな……
なんて邪念を抱いてしまいました。
(文:廣田友彰)