雑貨屋さんや文具店の定番商品「マスキングテープ」。しかし「ぶっちゃけなぜ使うのかわからない」という声をよく聞きます(特に男の子からそう言われます)。そこで、今回はそんなマスキングテープ(マステ)が「かわいいだけじゃない!」証明をすべく、“マステ女子”のプライドをかけて、その便利でオススメの使い方を全力でご紹介します。
マスキングテープはもともと養生テープという名前で、工業用に使われていたテープです。そのため「貼り直しできる」「上から文字がかける」という特性を持っています。この特性が手芸にもぴったり、の声から色柄豊富なテープが生産されるようになりました。
市販されているものの値段には幅がありますが、安いものであれば200円以下で買えてしまいます。
それでは、マスキングテープ1つで、10の文房具の顔をお見せいたしましょう!
マスキングテープの実用的な使い方10選
1.示す
お手帳にマスキングテープ。上から文字が書けるマステだから成せる技です。貼り直しOKだから予定が動いても大丈夫。日付をまたぐ予定もワンタッチで!
2.区別する
「同じノートばかりで間違えちゃう!」を予防できます。お友達のノートとの区別はもちろん、自分の持ち物の中での混乱も防ぎます。
3.目印になる
例えばiPhoneの充電器、みんな同じ携帯の充電器も、マステを貼ればこんなにかわいく大変身、オリジナリティも出せます。
4.分ける
ノートのインデックスも作れるマスキングテープ。上から文字が書ける特性がここでも生かされます。貼り直し可能なのはインデックスシールにない強み!
5.覆う
カバー力もあるマスキングテープ。汚れたら、新しいのに貼り替えて。嫌いな柄も、退屈な色も、好きなテープでデコればあっという間にお気に入りに。
6.記す
付箋の代わりにマスキングテープはいかが? 参考書の本文横に貼るもよし、しおりのように本の上に突き出すもよし。ただし付箋より粘着力があるので辞書にはオススメしません。
7.貼る
「貼る」はもちろんテープの本領。封書に「〆」と書いてセロハンテープを貼って……ちょっと待って、セロハンテープをマスキングテープにするだけで、手が込んでいるように見えますよ!
8.補強する
紙にパンチで穴を開ける前に、テープを貼れば補強シールの完成。折れがちなページの角にテープを貼るのも有効です。わざわざ補強シールを手に入れずとも対応可能!
9.隠す
無印良品の消しゴムが友達と被ったことはありませんか? 百均のロゴが恥ずかしい、バーコードが嫌……隠したいものがあれば、それは装飾の「ビジネスチャンス」です。
10.留める
壁にメモや写真を留めるのにマスキングテープ。ピンと違って穴いらず。貼って剥がせるマステなら、壁紙を痛めないので、賃貸でも壁を彩ることが可能です!
マスキングテープ収納方法
そんなマスキングテープですが、いくつか持った時に必ずぶち当たる壁が「収納」。マスキングテープ専用ラックなども販売されていますが、正直なかなか高いし、場所も取るので、飾る余裕がないとラックを使うのは難しいでしょう。
そこでわたくしがオススメするのが、「ファイルケース収納」。写真のようなプラスチックのハードケース(100円ショップなどで購入可能です)は厚さがぴったり、ケースの中にマスキングテープを敷き詰めるように置いてフタをすれば、本棚に立てて収納することができます。1つのファイルに30個程度入るので、これなら多少増えても大丈夫ですね!
男子が持つのってどうなの?
はじめは「マスキングテープを使うのにおしゃれ以外の目的があるとは思えない」と言っていた編集長も、わたしの熱弁ならぬ熱プレゼンに心動かされた模様。「男が使っていたらどう思う?」という質問をいただきました!
考えてみれば今市場に流通しているのはガーリーな柄ばかり……確かに男の子は購入しづらいかも……。
でも、和柄ならいかがでしょう? カモ井加工紙というメーカーから和柄シリーズが出ています。紫の矢絣(やがすり)模様なんてかっこいいですよね! あるいは、タイル柄やモザイク調のような幾何学模様系なら男性でも違和感なく取り入れられるのではないでしょうか。モノトーンのシリーズもあるので、この辺りのラインナップは、男性も使いやすいと思います。
オフィスのデスクトップに男性上司が貼っていったメモが、さりげなくマスキングテープで留められていたら……新しい“ギャップ萌え”!?
(文:原田真帆)