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「大人になるってどういうこと?」就活に疲れた時に聴きたいジャニーズソング5選

霜田 明寛

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霜田 明寛

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ついに今年も始まった就職活動。例年よりも企業の採用活動の解禁が後ろ倒しとなり、前代未聞の事態に不安な就活生も多いはず。

面接の前に、音楽を聞いてテンションをあげる人は多いと思いますが、そんな就活応援ソングにピッタリなのがジャニーズの楽曲たち。

とてもざっくりした表現をすると“若い人が頑張ってることを歌う”アイドルソングは、もともと就活生と相性がいいもの。なかでもジャニーズは、「もともと特別なオンリーワン」と安心させてくれるようなメッセージソングや、“対大人”のスタンスをしっかりと明示した曲が多いので、実は“就活応援ソング”の宝庫なのです。

そこで、今回は、就活本を2冊出版し、かつジャニヲタ男子でもある僕・霜田明寛が独断と偏見で、就活の時に聞きたいジャニーズソングをランキング形式で、勝手にご紹介させて頂きます!

第5位 weeeek/NEWS(2007年11月7日発売)

大人になるってどういう事? 外面良くして35歳を過ぎた頃 オレ達どんな顔?
かっこいい大人になれてるの? 

就職活動という、いわば“大人になるための関門”に立ち向かわなければいけなくなった就活生たち。
当然“外面良く”することが求められてきます。
それでやり過ごすことはできるかもしれませんが、10年以上の時が経ったとき、自分はどんな大人になってるんだろう……。そんな未来を見据えた真っ当な不安を歌い上げます。

weekではなくweeeekなeの数から想像がつくかもしれませんが、作詞作曲は、当時『愛唄』でブレイクしたGReeeeN。発売は2007年で、NEWSに在籍していた山下智久が大学4年生、小山慶一郎が明治大学を卒業した年というベストなタイミング。スーツで踊るPVも印象的です。

第4位 宙船/TOKIO(2006年8月23日発売)

お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな

『その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ』という強いサビが印象的なこの曲は、中島みゆき作詞作曲によるもの。

就活的に言えば、“お前が消えて喜ぶ者”は、企業ではなく、他の就活生ということになります。

特にグループディスカッションなどは、論理が合ってるか合ってないかよりも、場の空気を誰が握っているかが大事だったりしますので、空気というオールを、他の就活生にとられないように注意しましょう。

第3位 Sexy Zone/Sexy Zone(2011年11月16日発売)

大人の決めたやり方 それが正解なの? 僕らは僕らなり 考えてる

メンバーの菊池風磨をして「Sexy Zoneってジャニーズの文化そのもの」と言わしめるほど、王道路線を貫き続ける、Sexy Zoneのデビュー曲。
デビュー時平均14.2歳の彼らが、理不尽な大人たちへ疑問をつきつけます。

面接では、若者は、さも考えが浅いかのように切り捨てられていきます。しかし、大人が気づかないだけで、僕らは僕らなりにちゃんと考えているのです。

また、そもそも、就活という、“大人の決めたやり方”の上で戦うこと自体に疑問を抱き始めた就活生にオススメです。

第2位 ハルカナ約束/KAT-TUN(2006年3月22日発売 アルバム『Best of KAT-TUN』収録)

街をさまよい疲れて 道に座って眺めた
仮面をつけた大人が 同じ服で歩いてる

就職活動で“選ばれない”試練が続き、疲れてオフィス街にふと座り込む。
すると、自分がこの社会に必要とされていないような、世界の最底辺から社会を見上げているような気分になります。

しかし、その社会に歩いているのは“仮面”のような表情をした、スーツという“同じ服”を着た大人たち。
果たしてその仮面たちの生きる社会に自分も仮面をつけて入り込むことに価値はあるのでしょうか……。

KAT-TUNがデビュー前のジュニア時代、その漂う雰囲気から“ジャニーズらしくない”異色のグループ扱いをされていた頃から歌っていた名曲です。

第1位 We never give up!/Kis-My-Ft2(2011年12月14日発売)

悔し涙の跡に咲いた花はきっと綺麗だって 負けないって思えた

2011年にデビューしたKis-My-Ft2の2枚目のシングルとなったこの曲。avex系楽曲路線に移行する前のキスマイの貴重なメッセージソングになっています。

結成からデビューまで6年を要した下積みグループが歌う「あきらめない」は重みが違います。

『俺達に 眩しすぎるパラダイス』『涙の日は 少しだけ遠く遠く滲む未来』という歌詞は、デビューというパラダイスを目標に戦ってきた彼らが歌うからこそ響きます。

後輩グループであるHey! Say! JUMPが、自分たちよりも先にデビューした後のコンサートで、怒り狂うように自分たちの楽曲『FIRE BEAT』を歌い、頭をふっていた頃の彼らを思い出しながら聞くと涙が止まりません。

簡単に咲いてしまった花よりも、悔し涙の跡に咲いた花のほうが美しい……。
デビュー発表から4年。今の彼らが華々しく活躍する姿が、“選ばれなかった時代の貴重さ”を物語ってくれている気がします。

(文:霜田明寛)        

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