今の僕は、あの頃望んでいた自分になれているんだろうか……。
アンジェラ・アキさんの『手紙~拝啓 十五の君へ』という曲をご存じでしょうか。今大学生くらいの年齢の方なら、合唱曲として歌った経験もあるかもしれません。
歌詞の内容は、「“15歳の自分”が誰にも話せない悩みを“未来の自分”に宛てた手紙で打ちあけ、“未来の自分”がそれを受けて“15歳の自分”を勇気付ける」というもの。
当時ちょうど15歳だった僕は、この曲を聴きながら引くほど泣いてしまった経験があります。なにがあったのかは覚えていません。たしか絶望的にモテなかったとか、そんな感じだった気がします。
そんなことはさておき、先日代官山にオープンしたある文房具店にて、未来の自分に手紙を送ることができるというなんとも素敵なサービスを発見してしまいました。
それがこちら。
“未来への想い、お預かりします。
あなたの代わりに
未来のあなた そして たいせつな人へ
一年前の想いをのせた手紙を送ります。
今日のできごと
最近心を動かされたこと
普段は口に出せない気持ちなど
「未来レター」に綴ってみてください。
今日のあなたにとって、何気ないことでも
一年後のあなたにとって、きっと大切な思い出に。
[未来レターの綴りかた]
1. 商品をご購入の際に、「未来レター」を
一通、受け取ってください。
2.店内で手紙を書いて、スタッフにお渡しください。
3. あなたの書いた宛先に
一年後、「未来レター」が届きます。”
いやん! 素敵っ!!
「未来レター」を記入して、お店の人に預けると、1年後の自分に渡してくれる。つまり1年後、過去からの手紙が届くという訳です。今のちょっとした悩み、抱負や目標、1年後の自分への励まし、手紙の内容はもちろん自由。
このサービスを行っているのは2015年12月8日(火)、代官山に新しくアンテナショップ
をオープンしたばかりの文具ブランド「STÁLOGY」。
good design companyの代表兼クリエイティブディレクター、水野学氏トータルプロデュースの当文房具店のコンセプトは、商品のウリである粘着技術(テープ)が、“モノとモノ”を繋げると同様に、“ヒトとヒト”、“ヒトとモノ”を繋げること。
時間と時間をつなげる「未来レター」も、そのコンセプトの一環なのだそうです。
このサービスのすごい所は、宛先さえ記入すれば自分以外の相手にも手紙を送れること。
たとえば“カップルでお互いに手紙を送り合い、1年後に過去のお相手からの手紙が届いてキャッキャッ”、なんてこともできちゃう訳です。
まぁもしその間に別れてしまったら止めてもらうことを忘れてはいけませんが。
(そんなことできるかわからないけど)
ちなみにデザイナーの方が関わっているだけあって商品の文房具はシンプルかつオシャレ、そして何より便利。
値段もリーズナブルで、決して気取ることなくワンランクアップした生活が期待できます。
そんな素敵な文房具店「STÁLOGY」は代官山駅正面口降りてすぐ! アート作品なども展示されたオシャレな店内はデートの寄り道なんかにもオススメです。
“未来レター”に書き記した今のあなたの一言が、1年後のあなたを救うなんてこともあるかも。自分の悩みグセなんかは自分が一番知っていますからね。
え、僕が何を書くのかって?
「頼むから会社辞めないでちゃんと働いててくれ」
■関連リンク
・STÁLOGY公式サイト:http://stalogy.com/